ゼロ金利政策と住宅ローンについて解説します。

ゼロ金利政策と住宅ローン

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ゼロ金利政策と住宅ローン

ゼロ金利政策と住宅ローン

2010年10月に開催された日銀の金融政策決定会合で、政策金利が0~0.1%に引き下げられ、ゼロ金利政策が復活。以降5年以上ゼロ金利が続いています。さらに2016年1月にはついに日銀が銀行が預けている当座預金の一部にマイナス金利を付与する事を決定。これにより長期金利はまだ若干ながらも低下する可能性(※ただし住宅ローン金利がゼロ以下、つまりマイナスになる可能性は今のところありません)が出てきています。今回の住宅ローンの基礎知識は、改めてゼロ金利と住宅ローン金利の関係について考えてみたいと思います。

住宅ローンの金利は、市中で取引される短期金利が変動金利の基準に、長期金利が長期固定型の住宅ローンの金利の基準になっています。日銀が決定する政策金利がこの市中金利のベースになるため、日銀の決定は住宅ローン金利にも大きな影響を与えるのです。

ちなみに政策金利が0~0.1に引き下げられたからといって住宅ローン金利がゼロになる訳ではありません。この金利をベースに住宅ローン各社が独自の判断を行い、彼らの経費や利益も考慮した上で住宅ローン金利が決定します。

住宅ローンを提供する各社の金利に差があるのはこの判断に違いがでるためです。一般的に都銀などの大手銀行は経費がかさむため金利が高く、資産を持たず、ネット等での営業を中心とするネット銀行のほうが住宅ローン金利が低い傾向があります。

ちなみに長期固定型の金利も日銀の政策金利の影響を受けますが、こちらは変動金利や短期金利ほどではありません。理由は政策金利が目先のお金のやり取りの金利水準を決めることを目的としており、10年20年先の金利水準を決めるものではないためです。長期金利はむしろ長期固定型の国債の金利と連動する傾向があります。

長期固定型の金利は日本の景気の先行きや世界経済の先行きによって変動する傾向があるため、たとえゼロ金利が継続されていたとしても景気の先行きに希望が見えれば上昇する可能性があります。日銀の政策に変更がない場合も、中長期の住宅ローン金利が変動するのはこのためです。

米国では一部明るい兆しがあるものの、日本、欧州共に景気の停滞が続いていることから今後しばらくは住宅ローン金利も低い状態が続くことが予想されます。しかし、景気は必ず後退と前進を繰り返します。そしてそれは得てして我々が気付かないところで起こります。

景気の先行きを見極めた上で住宅購入を検討するのも一つの方法ですが、日本が好景気になるのを待っていると、その時は既に住宅ローン金利が上昇しているはずです。住宅ローン金利が歴史上最も低い現在が、住宅ローンを借り入れ(借り換え)る良い時期であることは間違いないでしょう。

※2016年1月のマイナス金利導入を受け、住宅ローン比較.jp編集部が金融機関各社にヒアリングを行ったところ、2016年3月期の住宅ローン金利は、市場の長期金利が低下している事を考えると低下する可能性があるとのこと。一方で住宅ローン申込みの繁忙期が3月である事を考えると、3月に申し込みが殺到した場合、3月中に住宅ローン審査が終わらない可能性があるという回答を複数の金融機関からもらいました。住宅ローンの借り入れ、借り換えを検討している多くの方がその月の金利を見て、申し込むかどうかを判断する傾向がありますが、実際には住宅ローン金利は審査時点の金利ではなく、実行時点での金利が適用されます。また審査に通過した場合、住宅ローンの実行まで金融機関はほとんどの場合、待ってくれるのです。

つまり、例えば2016年3月もしくは4月に住宅ローンの実行を考えているかたは、2016年2月には住宅ローン審査を申し込んでおくのがベストなタイミングと言えます。住宅ローン審査には一定の時間がかかるという事を念頭に置き、住宅ローンの借り入れ、借り換え申請を出す事が、賢い選択である事は間違いありません。

【住宅ローン比較.jp編集部厳選:住宅ローン金利が大きく低下した注目の住宅ローン 3選】
住信SBIネット銀行 住宅ローン・・・ネット銀行が提供する住宅ローンの中でも常に最低水準の金利を提供。一部繰り上げ返済手数料無料に加え、団体信用生命保険に追加費用なしで8疾病保障を付帯できる点も魅力。2016年2月の金利は、変動金利が0.569~0.579%、固定金利特約タイプ5年0.5%、10年0.79%。

じぶん銀行 住宅ローン・・・2015年12月にサービスを開始した新しい住宅ローン。都銀はもちろんネット銀行でも実現できていなかった住宅ローン申し込みのネット完結を実現。これにより印紙代を節約できる他、最短で10営業日という短期間で住宅ローン審査時間が完了する。2016年2月の金利は、変動金利が0.568%、固定2年当初引き下げプランが0.50%。

イオン銀行 住宅ローン・・・イオン銀行が提供する住宅ローン。イオン銀行で住宅ローンの借り入れ、借り換えを行うとイオンでの買い物が5%OFFになるサービスを提供。また優遇金利で提供する住宅ローンの年数を限定する事で、他と比較しても有利な金利を実現している。2016年2月の金利は変動金利が0.57%、3年固定0.38%、5年固定0.50%。


Ranking住宅ローン(変動金利)ランキング
じぶん銀行 住宅ローン変動金利
住宅ローンの提供開始は2015年からと新しいが、他の住宅ローンにはないサービスを提供。特に変動金利の優遇幅やがん50%団信が無料付帯できる点は大きな魅力
住信SBIネット銀行 住宅ローン変動金利
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イオン銀行が提供する変動金利型の住宅ローン商品。イオン銀行では変動金利及び短期固定~10年固定金利に特に力を入れており、金利を優遇している
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ソニー銀行の住宅ローン。2種類の金利タイプに加え、繰り上げ返済手数料、団信保険料無料等サービスが充実。金利スイッチにも対応
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