住宅ローン金利動向2014年12月の住宅ローン金利動向

2014年12月の住宅ローン金利動向住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2014年12月の住宅ローン金利は、10月31日に日銀がさらなる量的緩和に踏み切った影響により、日本の長期債が再度下落した事を受け、20年を超える住宅ローン金利が一部下落しました。一方で短期・中期の住宅ローン金利はほとんど動いておらず、日銀の国債購入による金利引き下げには限界が見えており、住宅ローン金利もこれ以上下がらないと考えても良いでしょう。日銀が日本政府が発行する国債を市場から買い付ける限り、日本の金利はそう簡単には上がらないでしょう。一方でこの政策は日本の財政規律を考えると非常に大きな危険をはらんでおり、リフレと呼ばれる不景気下での物価上昇を引き起こす可能性をはらんでいます。また量的緩和政策はいつか必ず終わらせなければいけない政策であり、その際の金利急騰は免れません。我々はいつか必ず来る金利急騰を意識しながら住宅ローンを借り入れる(借り換える)必要があるという事を忘れないようにしましょう。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。住宅ローン比較が実施しているユーザーの満足度調査で、常に上位にランクインしている住信SBIネット銀行は、ユーザーのニーズが集中している固定2年、3年、5年といった短期金利に加え、中長期の金利も据え置きました。次に住信SBIネット銀行と共に利用者から高い評価を受けている新生銀行は、概ね金利を据え置きましたが、変動金利、当初固定10年、当初固定15年の金利を0.15%引き下げる期間限定キャンペーンを実施、住宅ローンの魅力がアップしています。ちなみに新生銀行は見かけの金利が他の住宅ローンと比較すると、若干高く感じますが、各種手数料が無料、もしくは非常に低く、総返済額で比較すると数ある住宅ローンの中でもトップクラスの水準をキープしています。
次に利便性の高さと変動金利・固定金利の低さがユーザーから高い評価を受けているソニー銀行の動向をチェックします。ソニー銀行は、2014年12月も前月同様、自己資金が10%以上ある新規借り入れユーザーに対して、金利を優遇するサービスを継続。新規の借り入れで自己資金を物件価格の10%以上用意できる方は、有利な条件で住宅ローンを借り入れる事ができます。また住宅ローン金利は前月大きく引き下げた影響を受け、今月は若干引き上げられています。

次は日本を代表する銀行「メガバンク」の動向です。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行は変動金利に加え、短期・中期の住宅ローン金利を据え置く一方で、長期の住宅ローン金利を若干引き下げています。三菱東京UFJ銀行に次ぐ人気を誇る三井住友銀行は三菱東京UFJ銀行の動きに追従しており、ほとんどの住宅ローン金利を同じ水準で提供しています。

2014年11月の日銀の会見では、日本の景気の下振れに注意している事がよくわかります。今回の日銀の量的緩和を市場がどう判断するかはわかりませんが、今後住宅ローンの借り入れ・借り換えを検討している方は、長期金利の動向には細心の注意を払いましょう。

米国が量的緩和を終わらせ、出口戦略について議論しているように、日本にもいずれ必ず量的緩和を終了しなければいけない時が来ます。その時は歴史的に低い水準で固定されている日本国債の金利がまずは間違いなく上がります。住宅ローンを変動から固定、もしくは短期から長期に切り替える場合、金利が上がってからでは間に合いません。常に経済動向に注意し、金利が上がる前に借り入れ・借り換えする事が何より重要です。

もし、住宅の購入を考えている方で、妥当な価格の新築物件や値引き物件が見つかった場合は、住宅ローン金利が前月同様、過去最低水準にある2014年12月期は好機と言えます。

住宅は人生を左右する大きな買い物です。実際に住宅を購入する際は、しっかりと各社の住宅ローンを比較、検討した上で、自分のライフプランに合った最適な住宅ローンを選びましょう。