住宅ローン金利動向2015年1月の住宅ローン金利動向

2015年1月の住宅ローン金利動向住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2015年1月の住宅ローン金利は、日銀の金融緩和政策により日本の国債の長期金利が再び低下していることを反映し、さらに下落。長期金利は過去に例を見ない水準まで下がっています。一方で短期金利に関してはほとんど変わっておらず、変動金利含め、短期金利の低下は現在の水準が限界と言えるでしょう。(ちなみに短期国債の金利はマイナスに突入しており、買えば損をする水準まで低下しています。)住宅ローンをこれから検討する人にとって、金利の低下は嬉しいニュースですが、現在の状況は明らかに異常水準(※通常景気が良くなれば金利が上がるのが経済の原則です。しかし現在の日本は日銀が大量に国債を買う事で金利を抑えてつけている状況にあります。このような状況は異常であり、長く継続できないのは明らかです。)であり、将来必ず反動が起こるでしょう。そのリスクを考えると一概に短期金利が良いとは言い切れません。むしろ将来に備えるという意味で金利がどちらに転んでも一定のメリットを享受できる10年、15年程度の中期金利で借り入れるのが失敗しない住宅ローンの選び方と言えるでしょう。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。住宅ローン比較が実施しているユーザーの満足度調査で、常に上位にランクインしている住信SBIネット銀行は、短期の住宅ローン金利を据え置く一方で中長期の住宅ローン金利を引き下げ、10年物の金利も0.9%と遂に1%を割り込んでいます。住信SBIネット銀行と共に利用者から高い評価を受けている新生銀行は、概ね金利を据え置きましたが、変動金利、当初固定10年、当初固定15年の金利を0.15%引き下げる期間限定キャンペーンを継続、さらに基準金利が下がったため、住宅ローンの魅力もアップしています。ちなみに新生銀行は見かけの金利が他の住宅ローンと比較すると、若干高く感じますが、各種手数料が無料、もしくは非常に低く、総返済額で比較すると数ある住宅ローンの中でもトップクラスの水準をキープしています。
利便性の高さと変動金利・固定金利の低さがユーザーから高い評価を受けているソニー銀行も住宅ローン金利を概ね引き下げました。またソニー銀行は、自己資金が10%以上ある新規借り入れユーザーに対して金利を優遇するサービスを提供しています。新規の借り入れで自己資金を物件価格の10%以上用意できる方は、有利な条件で住宅ローンを借り入れる事ができるので要チェックです。

最後に日本を代表する銀行「メガバンク」の住宅ローン金利の動向を見ていきます。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行は変動金利に加え、短期金利に関しては据え置き、中長期の住宅ローン金利は0.1%程度引き下げました。三菱東京UFJ銀行に次ぐ人気を誇る三井住友銀行も三菱東京UFJ銀行の動きに追従して住宅ローンを引き下げており、金利水準はほぼ同等です。

2014年12月の日銀の会見を見ると、しばらく日本の景気動向を見守り、物価下落の兆候が見える場合は再度緩和する姿勢を継続することを明言していました。新たな金融緩和が行われるかどうかはわかりませんが、今後住宅ローンの借り入れ・借り換えを検討している方は、長期金利の動向には細心の注意を払いましょう。

米国ではで金融緩和終了をいつにするかの議論が活発に行われています。これは米国に限ったことではなく、日本にもいずれ必ず量的緩和を終了しなければいけない時が来ます。その時は間違いなく金利が上がります。米国の量的緩和はスタートから終了まで約7年でした。日本はこれまでも何度か金融緩和が行われていましたが、異次元と言われる今回の金融緩和は2013年から。つまり現在で2年目です。これがいつ終わるのかはわかりませんが、その目途が見えた段階で住宅ローンを中長期で固定する事がなにより重要でしょう。

住宅は人生を左右する大きな買い物です。実際に住宅を購入する際は、しっかりと各社の住宅ローンを比較、検討した上で、自分のライフプランに合った最適な住宅ローンを選びましょう。