住宅ローン金利動向2015年2月の住宅ローン金利動向

2015年2月の住宅ローン金利動向住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2015年2月の住宅ローン金利は、中長期の日本国債の金利が過去最低を再び更新した事を反映し、過去最低水準を更新しました。ちなみに短期金利は前月に続き変わらず、変動金利・短期金利はこれ以上下がらない事が明らかになってきています。また過去最低水準を更新した長期金利も反発する傾向があり、来月以降の住宅ローン金利は上昇する可能性が高くなってきています。現在は日銀の異次元の金融緩和によって金利を力ずくで抑え込んでいますが、現在の状況をいつまでも継続できないという事は明白です。また金融緩和策は入口よりも出口のほうがはるかに難しいため、いざ金融緩和を辞めようとした時、金利が急騰する可能性がある点も我々は知っておく必要があります。もちろん金融緩和の終了はまだ先ですが、長期金利が先取りして動く事を考えると、出口が見えてくる前に住宅ローンは固定金利に借り換えておく必要があります。圧倒的に金利が低い変動金利や固定2年、3年、5年金利も魅力ですが、将来の金利変動に備えるという意味では金利がどちらに転んでも一定のメリットを享受できる10年、15年程度の中期金利で借り入れるのが失敗しない住宅ローンの選び方と言えるでしょう。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。住宅ローン比較が実施しているユーザーの満足度調査で、常に上位にランクインしている住信SBIネット銀行は、短期及び長期の住宅ローン金利を据え置く一方で利用者からのニーズが高い10年ものの住宅ローン金利を引き下げ、金利はついに0.85%まで低下しました。また、住信SBIネット銀行と共に利用者から高い評価を受けている新生銀行は、7年もの以降の住宅ローン金利を大幅に引き下げました。特に変動金利、当初固定10年、当初固定15年に関しては、金利を0.15%引き下げる期間限定キャンペーンを継続したため、他の住宅ローンと比較しても優位性のある水準でサービスを提供しています。ちなみに新生銀行は見かけの金利だけを見ると、他の住宅ローンよりも若干高く感じますが、各種手数料が無料(もしくは非常に低く)となっており、トータルの返済額で比較すると数ある住宅ローンの中でもトップクラスの水準をキープしています。
利便性の高さと変動金利・固定金利の低さがユーザーから高い評価を受けているソニー銀行も、中長期を中心に住宅ローン金利を概ね引き下げました。またソニー銀行は、自己資金が10%以上ある新規借り入れユーザーに対して金利を優遇するサービスを提供。新規の借り入れで自己資金を物件価格の10%以上用意できる方は、有利な条件で住宅ローンを借り入れる事ができるので要チェックです。

最後に日本を代表する銀行「メガバンク」の住宅ローン金利の動向を見ていきます。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行は変動金利に加え、短期金利に関しては据え置き、中長期の住宅ローン金利を引き下げ、過去最低金利を更新しました。三菱東京UFJ銀行に次ぐ人気を誇る三井住友銀行も、三菱東京UFJ銀行の動きに追従して住宅ローンを引き下げており、金利水準はほぼ同等です。

2015年1月の日銀の会見を見ると、前月に引き続きしばらく日本の景気動向を見守り、物価下落の兆候が見える場合は躊躇なく緩和する事を明言しています。今後新たな金融緩和が行われるかどうかは未知数ですが、物価上昇率が鈍化する場合、これまでとは別の手法で緩和策を継続する可能性があります。いずれにせよ今後住宅ローンの借り入れ・借り換えを検討している方は、長期金利の動向には細心の注意を払いましょう。

米国ではで金融緩和終了をいつにするかの議論が活発に行われており、今年の年央には金利が上昇する可能性が高まっています。日本でも米国と同じような状況になる日が必ず来るはずですし、こなければ日本の景気が回復していないという事になるのでこれもまた大きな問題です。住宅ローンを新規で借り入れる方や借り換えを検討している方は、世の中の情報に目を配り、金利動向には常に注意を払っていなければいけません。特に金融緩和が終わる兆候をつかみ、住宅ローンの金利を固定できるかどうかは家計の死活問題になるはずです。

住宅は人生を左右する大きな買い物です。実際に住宅を購入する際はもちろん、借り換えを検討する場合も、しっかりと各社の住宅ローンを比較、検討した上で、自分のライフプランに合った最適な住宅ローンを選びましょう。