住宅ローン金利動向2015年3月の住宅ローン金利動向

2015年3月の住宅ローン金利動向住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2015年3月の住宅ローン金利は、長期金利の反発を受け、20年を超える住宅ローン金利が上昇。一方で変動金利及び5年~7年程度の金利は概ね据え置かれました。一時期は10年物国債の金利が0.2%を下回る等、歴史上もっとも低い金利を記録しましたが、そこから金利は急激に反発。0.4%を付けた後も0.3~0.35%で推移しています。今後の金利動向に関しては、0.2%を底に、0.3~0.4%前後で推移する事が予想されます。住宅ローン比較が実施する住宅ローン金利動向でも何度かお伝えしましたが、明らかに日本の長期金利は低下しすぎており、これ以上下がる余地はほとんどありません。つまり、住宅ローン金利に関しても今後大きく下がる可能性は低く、むしろ反発する可能性が高いでしょう。住宅ローンが反発する可能性に注目するのであれば、変動金利ではなく、中長期間金利が固定される固定金利も大きな魅力です。現在のところ圧倒的に金利が低いのは、変動金利・固定2年・3年・5年程度の金利ですが、将来の金利変動に備えるという意味では金利がどちらに転んでも一定のメリットを享受できる10年、15年程度の中期金利で借り入れ、借り換えするのも、住宅ローンを選ぶ一つの方法と言えるでしょう。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。住宅ローン比較が実施しているユーザーの満足度調査で、常に上位にランクインしている住信SBIネット銀行は、短期及び中期の住宅ローン金利を据え置く一方で、長期金利についてはわずかながら引き上げました。住宅ローン金利の引き上げ幅は、他の住宅ローンと比較するとわずかに抑えています。また、住信SBIネット銀行と共に利用者から高い評価を受けている新生銀行は、先月とは打って変わって5年もの以降の住宅ローン金利を引き上げました。特に当初固定10年以上の金利は0.1%以上と比較的大きい引き上げを行っています。
利便性の高さと変動金利・固定金利の低さがユーザーから高い評価を受けているソニー銀行も、中長期を中心に住宅ローン金利を中心に、金利を引き上げています。またソニー銀行は、自己資金が10%以上ある新規借り入れユーザーに対して金利を優遇するサービスを提供。新規の借り入れで自己資金を物件価格の10%以上用意できる方は、有利な条件で住宅ローンを借り入れる事ができるので要チェックです。

最後に日本を代表する銀行「メガバンク」の住宅ローン金利の動向を見ていきます。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行は、中長期の住宅ローン金利を引き上げました。三菱東京UFJ銀行に次ぐ人気を誇る三井住友銀行も、三菱東京UFJ銀行の動きに追従して住宅ローンを引き上げましたが、30年を超える住宅ローンの借り入れに関しては金利を据え置く等、他社と足並みをそろえている訳ではなさそうです。

2015年2月の日銀総裁の会見を見ると、いつも通り日本の景気動向を見守り、物価下落の兆候が見える場合は躊躇なく緩和する事を明言しています。効果がないと言われる新たな金融緩和が、実際に行われるかどうかは未知数ですが、物価上昇率が鈍化する場合、これまでとは別の手法で緩和策を継続する可能性があります。いずれにせよ今後住宅ローンの借り入れ・借り換えを検討している方は、長期金利の動向には細心の注意を払いましょう。

引き続き米国では金融緩和終了をいつにするかの議論が活発に行われており、最短で6月、遅くとも9月頃には金利の引き上げが行われるはずです。今でこそ圧倒的な円安環境下にある日本ですが、この状況が反転する日がいつか必ずきます。それがどんな波であろうと乗り越えられるよう、住宅ローンを検討している方は、しっかり比較・検討して、良い商品を選ぶと良いでしょう。

住宅は人生を左右する大きな買い物です。実際にマンションや一戸建てを購入する際はもちろん、借り換えを検討する場合も、しっかりと各社の住宅ローンを比較、検討した上で、自分のライフプランに合った最適な住宅ローンを選びましょう。