住宅ローン金利動向2015年6月の住宅ローン金利動向

2015年6月の住宅ローン金利動向住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2015年6月の住宅ローン金利は、長期金利が上昇した事から、ほとんどの金融機関が10年を超える住宅ローンの金利を若干引き上げました。短期金利についてはわずかな変動に収まったため、金利は総じて据え置かれましたが、今後の金利の推移には注意が必要です。ここ数カ月、住宅ローン金利の変動が大きくなっており、今後もさらに大きく動く可能性があるでしょう。これまでは低位で安定していた住宅ローン金利ですが、今後は上昇する事も視野に入れ、住宅ローンの借り入れ及び借り換えをする必要がありそうです。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。住宅ローン比較が実施しているユーザーの満足度調査で、常に上位にランクインしている住信SBIネット銀行は、5年物の短期金利をわずかに引き下げた以外は短期・中期共に金利を据え置き、20年を超える住宅ローン金利を引き上げました。また、住信SBIネット銀行と共に利用者から高い評価を受けている新生銀行は、短期・中期金利を据え置き、20年を超える住宅ローン金利については引き上げました。
利便性の高さと変動金利・固定金利の低さがユーザーから高い評価を受けているソニー銀行は、月中に翌月の住宅ローン金利を公表しています。2015年5月は住宅ローン金利の指標となる国債の金利が乱高下した事から、ソニー銀行では住宅ローン金利を総じて引き上げています。(※2015年7月の住宅ローン金利が気になる方は、ソニー銀行が月中に発表する金利情報をチェックしておきましょう。)またソニー銀行は、自己資金が10%以上ある新規借り入れユーザーに対して金利を優遇するサービスを提供。新規の借り入れで自己資金を物件価格の10%以上用意できる方は、有利な条件で住宅ローンを借り入れる事ができるので要チェックです。

最後に日本を代表する銀行「メガバンク」の住宅ローン金利の動向を見ていきます。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行は、最も人気の高い中長期の住宅ローン金利を若干引き上げ。三菱東京UFJ銀行に次ぐ人気を誇る三井住友銀行も、三菱東京UFJ銀行の動き同様に、中長期の住宅ローン金利を引き上げており、ほぼ同様の対応になりました。

2015年5月に実施された日銀の定例会見でも、今後の追加金融緩和の方針(※住宅ローン金利の低下要因になるため)が注目されましたが、日銀はこれまでの判断を変えず、しばらくは現在の金融政策を踏襲するというものでした。実際に量的緩和は充分に行われている事から、これ以上の緩和は行われない可能性もあるという事も念頭に置いておく必要があります。また、もし実際に追加金融緩和が行われたとしても、これ以上に金利が下がる余地は乏しく、範囲・影響共に限定的になる可能性のほうが高いでしょう。

また米国では今年中に金利の引き上げを予定しており、米国の金利が上がると日本の金利も引きずられて上がる傾向が高い点には注意が必要です。当り前ですが、金融緩和はいつか辞めなければいけない政策であり、金融緩和の出口では、金利の急上昇が起こる可能性が極めて高いでしょう。住宅ローンを検討している方は、しっかりと比較・検討を行い、金融緩和の出口が議論される前に、賢く住宅ローンを借り入れ(借り換え)しましょう。