住宅ローン金利動向2015年7月の住宅ローン金利動向

2015年7月の住宅ローン金利動向住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2015年7月の住宅ローン金利は、前月に引き続き、長期金利が上昇傾向にある事から、多くの金融機関が10年を超える住宅ローン金利を若干引き上げています。特に大手都銀にその傾向が強く、その一方でネット銀行の一部では住宅ローンの据え置きや一部引き下げに動くところも数は少ないながらもあり、各社の対応がわかれました。欧州に端を発したギリシャ問題や米国の金利引き上げ時期等、ここ数カ月金利が大きく変動する要因が増えています。また日本の金利は他の国と比較しても大幅に低い水準にある事から、今後も金利が上昇する可能性を視野に入れ、住宅ローンの借り入れ及び借り換えをする必要がありそうです。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。住宅ローン比較が実施しているユーザーの満足度調査で、今月も1位をキープしている住信SBIネット銀行は、3年ものの金利及び20年物の金利を引き下げ、30年といった長期固定金利に関しては若干引き上げています。特に20年ものの金利は引き下げ幅が大きく、他の金融機関と対応が大きく分かれました。また、住信SBIネット銀行と共に利用者から高い評価を受けている新生銀行は、変動金利を据え置く一方で、他の金利帯に関しては若干引き上げました。
利便性の高さと変動金利・固定金利の低さがユーザーから高い評価を受けているソニー銀行は、毎月月中に翌月の住宅ローン金利を公表しています。2015年7月も住宅ローン金利の指標となる国債の金利が乱高下した事から、ソニー銀行では変動金利に関しては据え置きましたが、他の期間の住宅ローン金利は若干引き上げました。(※2015年8月の住宅ローン金利が気になる方は、ソニー銀行が7月中旬に発表する金利情報をチェックしておきましょう。)またソニー銀行は、自己資金が10%以上ある新規借り入れユーザーに対して金利を優遇するサービスを継続。新規の借り入れで自己資金を物件価格の10%以上用意できる方は、より有利な条件で住宅ローンを借り入れる事ができるので要チェックです。

それでは最後に日本を代表する銀行「メガバンク」の住宅ローン金利の動向を見ていきます。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行は、5年、10年といった最も人気がある住宅ローン金利、及び長期固定型の金利を若干引き上げ。三菱東京UFJ銀行に次ぐ人気を誇る三井住友銀行も、三菱東京UFJ銀行の動き同様に、中長期の住宅ローン金利を引き上げており、前月同様にほぼ同じ金利帯で住宅ローンを提供しています。

2015年6月に実施された日銀の定例会見でも、追加緩和は行われず、しばらく日銀が大きな金融緩和を行うことはないというのが世間一般での予想です。いずれにせよ、これ以上の金利低下余地は乏しいため、例え金融緩和が行われたとしてもこれまでのような金利低下は起こらないという市場関係者が増えています。つまり、住宅の購入及び住宅ローンの借換えを検討する場合は、金利が下がる事を期待するのではなく、今後は金利の上昇により気をつけなければいけないと言えるでしょう。

ギリシャ問題で世界経済が揺れている一方で、米国では今年中に金利の引き上げを変わらず予定しています。これまでの市場の動向を見ても、米国の金利が上がると日本の金利も引きずられて上がっており、米国の利上げは日本の住宅ローン金利にも大きな影響がある事が想定されます。一方で日本で行われている金融緩和はいつか辞めなければいけない政策であり、金融緩和の出口では、金利の急上昇が想定されます。前述したように住宅ローンを検討している方は、しっかりと比較・検討を行いつつ、金利が大幅に上昇する前に、賢く住宅ローンを借り入れ(借り換え)しましょう。