住宅ローン金利動向2015年9月の住宅ローン金利動向

2015年9月の住宅ローン金利動向住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2015年9月の住宅ローン金利は、落ち着いた推移をみせました。特に8月は中長期の金利が安定的に推移したため、多くの金融機関の住宅ローンが、中長期を中心にわずかながらに住宅ローン金利を引き下げています。今後の住宅ローン金利の動向に関してですが、住宅ローン比較.jp編集部では、中国の景気悪化と米国の金利上昇等、様々な要因を考えると、慎重に見るべきだと考えています。特に9月のFOMC(連邦公開市場委員会)で米国が金利の引き上げに踏み切った場合の影響は全く読めず、金利が跳ね上げる可能性も考えておくべきです。しかしながら金利が上がるとしてもそれは10月以降です。近々住宅の購入や住宅の借り換えを考えている方にとって、金利が低下した9月は狙い目の月と言えるかもしれません。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。住宅ローン比較が実施しているユーザーの満足度調査で、2015年9月も1位をキープしている住信SBIネット銀行は、2年物の固定金利を0.40%に、変動金利に関しても0.65%に据え置きました。一方で中長期の住宅ローン金利は引き下げ、固定金利特約型の20年は1.44%と魅力的な水準でサービスを提供しています。また、住信SBIネット銀行と共に利用者から高い評価を受けている新生銀行は、全ての金利を据え置くと共に、住宅ローンの借り換えを申し込んだユーザー限定で、ほぼ全ての期間の金利を0.20%引き下げるキャンペーンを継続。住宅ローン比較の調査でも大幅に利用者を増やしています。
利便性の高さと変動金利・固定金利の低さがユーザーから高い評価を受けているソニー銀行は、毎月月中に翌月の住宅ローン金利を公表しています。2015年9月も、前月に引き続き、変動金利以外の住宅ローン金利を引き下げており、さらに魅力ある水準でサービスを提供しています。(※2015年10月の住宅ローン金利が気になる方は、ソニー銀行が9月中旬に発表する金利情報をチェックしておきましょう。今月はFOMCがあるため、ソニー銀行の判断は要チェックです。)またソニー銀行は、自己資金が10%以上ある新規借り入れるユーザーに対して金利を優遇するサービスを今月も継続。住宅ローンの新規の借り入れで、自己資金を物件価格の10%以上用意できる方は、より有利な条件で借り入れできるので要チェックです。

それでは最後に日本を代表する銀行「メガバンク」の住宅ローン金利の動向を見ていきます。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行も、他の金融機関同様に変動及び短期金利を据え置く一方で、10年を超える中長期金利を引き下げました。三菱東京UFJ銀行に次ぐ人気を誇る三井住友銀行も、今月は三菱東京UFJ銀行と足並みをそろえ、中長期の住宅ローン金利を引き下げています。

2015年8月に実施された日銀の定例会見でも、大方の予想通り、追加緩和は行われませんでした。これまでは物価目標を達成できなければ躊躇なく緩和する方針を取っていた日銀ですが、ここに来て物価目標については諦め、市場を静観する姿勢を見せています。日銀の動向には引き続き注目しておくべきですが、以前と比較すると注目度が落ちている事は間違いありません。既に金利が十分に低い事を考えると、日銀の行動が金利がさらに低下するという事は考えにくく、住宅の新規借り入れ及び住宅ローンの借り換えを検討している方は、金利が下がる事を期待するのではなく、今後は金利が上昇する可能性があるという事に、より気をつけておくべきでしょう。

2015年9月の住宅ローン金利は安定的に推移しましたが、世界経済の動向を見ると、決して油断はできません。住宅ローンの借り換えを検討している方にとって、今月は狙い目の月になる可能性があります。住宅ローン比較.jpの情報も参考に、住宅ローンを借り換えるタイミングをしっかり見極めましょう。