住宅ローン金利動向2015年12月の住宅ローン金利動向

2015年12月の住宅ローン金利動向住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2015年12月の住宅ローン金利は、12月の実施が濃厚となっている米国の利上げと、さらなる金融緩和が予想される日欧の金融当局の動きをにらみ、小幅な値動きとなりました。変動金利及び短期金利は低下する余地が乏しいことから、最近では金利が動く場合も中長期の金利に限定されつつあります。2015年12月に関しては、米国の利上げが緩やかなペースになるという予想のもと、中長期金利が若干ながらも低下したことから、多くの金融機関各社がわずかですが金利を引き下げています。来月(2016年)の金利を占う上で、最も重要なイベントが12月3日、4日に控えています。12月3日にはECBが金融政策を発表、12月4日には米国が金利の引き上げに踏み切るかどうかが判明します。住宅ローン比較でも12月に米国の金利が引き上げられると予想、問題は金利が引き上げられた際、金融市場がどのように動くのかという点です。万一にも米国の長期金利が急騰した場合、日本も無傷ではいられません。日本当局もほどなくして利上げに舵を切る可能性が出てくるでしょう。そうなると今の様な住宅ローン金利はもう二度と訪れないかもしれません。住宅ローンの借り入れ、借り換えを検討している方は、2015年12月は今後の金利動向を占う上で非常に重要な転換点になる可能性があるという事を意識しておきましょう。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。住宅ローン比較が実施しているユーザーの満足度調査で、2015年12月も1位をキープした住信SBIネット銀行は、変動金利、2年物、5年物などの短期金利はもちろん、10年を超える中期金利、20年を超える長期金利をいずれも据え置きました。また、住信SBIネット銀行と共に利用者から高い評価を受けている新生銀行は、全ての金利を据え置く一方で2016年2月20日までの期間限定で、条件を満たしたユーザーの住宅ローン金利を0.15%優遇するキャンペーンを開始。さらに事務手数料も先着5,000名限定で5万円優遇する等、キャンペーンを強化しています。
次に利便性の高さと変動金利・固定金利の低さから高い評価を獲得しているソニー銀行は、前月同様、中長期の固定金利をわずかですが引き下げ、さらに魅力的な水準でサービスを提供しています。またソニー銀行は、自己資金が10%以上ある新規借り入れるユーザーに対して金利を優遇するサービスを今月も継続。住宅ローンの新規の借り入れで、自己資金を物件価格の10%以上用意できる方は、より有利な条件で契約できるので要チェックです。

それでは最後に日本を代表する銀行「メガバンク」の住宅ローン金利の動向を見ていきます。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行は、10年ものの住宅ローン金利を据え置き、今月もネット銀行並みの水準に設定。その他の金利に関しても一部長期金利をわずかに引き上げた以外、概ね据え置いています。三菱東京UFJ銀行に次ぐ人気を誇る三井住友銀行は、中長期の住宅ローン金利を引き下げ、一部住宅ローン金利は三菱東京UFJ銀行を下回る水準まで低下しました。

2015年11月に実施された日銀の金融政策決定会合でも日銀は追加緩和を見送り、今後も年内の追加緩和はないというのが市場の予想になりつつあります。(※その一方で日銀は常に市場の予想とは逆の行動を取ってきているため、12月に追加緩和が行われる可能性はゼロではありません。)ただし、日銀の追加緩和には限界が来ているという声が出てきており、今後もし追加緩和があったとしても、これまでのような金利低下になるとは限らないのもまた事実です。
毎月のようにお伝えしていますが、過去の住宅ローン金利と現在の住宅ローン金利を比較すると、現在は過去に例を見ない程低い水準にあります。上がったものは必ず下がるように、下がったものもまた上がるのが必然であり、我々はその時に備えておかなければいけません。住宅の購入や住宅ローンの借り換えは家計に大きなインパクトを与える重要な判断です。だからこそしっかり準備し、各社の住宅ローンの内容や繰り上げ返済の方法等を比較した上で、自分のライフスタイルに合ったパートナーとなる金融機関を探しましょう。