住宅ローン金利動向2016年2月の住宅ローン金利動向

2016年2月の住宅ローン金利動向住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2016年2月の住宅ローン金利は、日本国債の金利が短期は横ばい、中長期金利に関しては小幅ながら低下したため、多くの金融機関が短期の金利を据え置き、中長期の金利に関しては国債の金利動向を反映し、わずかながらも引き下げています。また多くの方が気になっているのは、1月29日に日銀が導入を決定したマイナス金利が住宅ローン金利にどのような影響を与えるかという点ではないでしょうか?この政策は銀行が預けている当座預金の一部にマイナス金利(0.1%)を付与する事で、日銀の当座預金への積み増しを防ぎ、銀行への貸し出しを促すものです。現在のところマイナス金利が付与される範囲が限定されている事から、影響は限定的と言われていますが、国債の中長期金利が低下しており、来月の住宅ローン金利は中長期を中心に低下する事が予想されます。その一方短期金利に関しては既に十分に低いため、ほぼ変わらない可能性のほうが高いでしょう。では来月住宅ローンの新規借り入れ、借り換えを申し込んだほうが良いのかという点ですが、これは一概にそうは言えません。住宅ローンには審査があり、審査を通過し、融資実行したタイミングの金利が適用されます。またこの審査期間は住宅ローンの申し込み者数によって変わるため、3月に入り住宅ローンを申し込むと、3月の借り入れ、借り換えを検討している方は、3月に住宅ローンの申し込みが殺到した場合、審査に間に合わないケースも考えておかなければいけません。もし3月の融資実行を検討している方は、2月のうちに住宅ローンの申し込みを済ませておき、3月に融資を実行するという方法がベストな選択と言えるでしょう。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。住宅ローン比較が実施しているユーザーの満足度調査で、2016年2月も1位をキープした住信SBIネット銀行は、変動金利をわずかに引き下げ、借り換え限定で変動金利の金利をさらに引き下げるキャンペーンを継続。また、10年を超える中長期金利を引き下げました。前月に引き続き、住信SBIネット銀行の住宅ローン金利の水準はいずれも過去最低レベルです。また、住信SBIネット銀行と共に利用者から高い評価を受けている新生銀行は、変動金利及び3年、5年の短期住宅ローン金利を据え置く一方で、7年を超える住宅ローン金利を引き下げ、2016年2月20日までの期間限定で、条件を満たしたユーザーの住宅ローン金利を0.15%優遇するキャンペーンを継続しています。また、事務手数料を先着5,000名限定で5万円優遇するキャンペーンも引き続き実施しているので、新生銀行での借り入れ、借り換えを検討している方は要チェックです。
次に利便性の高さと変動金利・固定金利の低さから高い評価を獲得しているソニー銀行は、今月も変動金利を除く、全ての金利帯で住宅ローン金利を引き下げており、借り入れ、借り換え共に利用しやすい魅力的な水準でサービスを提供しています。また、ソニー銀行は、自己資金が10%以上ある新規借り入れるユーザーに対して金利を優遇するサービスを継続的に実施しているので、住宅ローンの新規の借り入れで、自己資金を物件価格の10%以上用意できる方は要チェックです。

最後に日本を代表する銀行「メガバンク」の住宅ローン金利の動向を見ていきます。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行は、変動金利及び短期金利に関しては据え置きましたが、利用者が多いボリュームゾーンの金利帯、10年ものの住宅ローン金利を引き下げています。また35年ものの住宅ローン金利に関しても大幅に引き下げており、中長期での借り入れ、借り換えを検討する場合は選択肢の一つになるでしょう。三菱東京UFJ銀行に次ぐ人気を誇る三井住友銀行も、三菱東京UFJ銀行に追従し、10年ものの住宅ローン金利については、同水準の金利帯になっていますが、35年ものの長期固定住宅ローンに関しては、若干三菱東京UFJ銀行の後塵を拝しています。

繰り返しになりますが、2016年1月に実施された日銀の金融政策決定会合によるマイナス金利導入は本当に驚きのある施策でした。実際にマイナス金利が導入される預金は限定的ながら、債券市場に与えるインパクトは大きなものとなっており、今後しばらくは金利が落ち着く場所を探ることになりそうです。日銀はマイナス金利の導入を考えていないというアナウンスをしていた事もあり、住宅ローン比較.jp編集部でもこれ以上金利が下がらないと考えていましたが、わずかながらもまだ金利が低下する余地が出てきたと言えるでしょう。一方で住宅ローンの借り入れ、借り換えを検討するタイミングに関しては、常に今が最適という判断は変わっていません。今後金利が下がると住宅ローンの借り入れ、借り換えの申し込みが殺到し、審査期間が長くなってしまい、希望のタイミングで住宅ローンを組めない可能性もあります。住宅ローンの実行タイミングに余裕がある方は事前に申し込み、審査だけは通しておき、住宅ローンを実行するタイミングを調整するという方法が賢い借り入れ、借り換えの方法になりそうです。どちらにせよ、現在の環境は住宅ローンの借り入れ・借り換えにとって絶好の機会である事は間違いありません。このような状況(住宅ローンバブル)は決して長くは続かないので、住宅ローンの借り入れ、借り換えを検討している方はタイミングを逃さないように、しっかり考え、決断しましょう。