住宅ローン金利動向2016年3月の住宅ローン金利動向

2016年3月の住宅ローン金利動向住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2016年3月の住宅ローン金利は、日銀が1月末に実施したマイナス金利政策の影響を受け、多くの金融機関が金利引き下げに動きました。2016年3月に関してはマイナス金利のメリットがダイレクトに住宅ローン金利に反映されたと言って良いでしょう。ただし、4月以降に関しては注意が必要です。足元の金利は反発しており、このままの状況が続けば4月は金利が上昇する可能性が出てきています。金利は生き物であり、これからの金利動向に注意が必要ですが、日銀がさらなるマイナス金利に踏み込まない限り、一旦金利低下は底を打った可能性が高いでしょう。ちなみに先行してマイナス金利を導入した欧州では、住宅ローンが逆に上昇している事例と、住宅ローンの金利が下がり過ぎた事で住宅需要が喚起され、住宅価格が高騰し、結果的に住宅購入が難しくなっている事例が報告されており、日本ではどちらのパターンになるか、金利動向に注視する必要がありそうです。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。住宅ローン比較が実施しているユーザーの満足度調査で、2016年3月も総合1位をキープしている住信SBIネット銀行は、変動金利を引き下げるキャンペーンを継続。また、10年を超える中長期の住宅ローン金利を引き下げており、2016年2月と比較すると全体的に金利が低下。他の住宅ローンと比較しても優位性のある金利水準でサービスを提供しています。また、住信SBIネット銀行と共に利用者から高い評価を受けている新生銀行は、変動金利を久々に引き下げ、固定金利に関しても5年が1%を切った他、7年以降の中長期金利もほぼ全ての期間の住宅ローン金利を引き下げています。

次に利便性の高さと変動金利・固定金利の低さから高い評価を獲得しているソニー銀行は、今月は変動金利、短期固定、中長期固定等、ほぼ全ての金利帯で住宅ローン金利を引き下げており、借り入れ、借り換え共に前月と比較してもさらに利用しやすい魅力的な水準でサービスを提供しています。また、ソニー銀行は、自己資金が10%以上ある新規借り入れるユーザーに対して金利を優遇するサービスを継続的に実施しているので、住宅ローンの新規の借り入れで、自己資金を物件価格の10%以上用意できる方は要チェックです。

また今月遂に変動金利型の住宅ローンでランキング1位を獲得したじぶん銀行にも注目です。じぶん銀行は2016年2月に変動金利型の住宅ローン金利を大幅に引き下げ、数ある住宅ローンの中でもトップクラスの低金利を実現。また他の住宅ローンにはない充実した団信や、スマホ経由で1円から繰上返済できる利便性の高さも高く評価されていました。

最後に日本を代表する銀行「メガバンク」の住宅ローン金利の動向を見ていきます。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行は、変動金利を据え置く一方で、3年、5年といった短期、10年を超える中長期金利を引き下げており、住宅ローンの魅力が大幅にアップしています。三菱東京UFJ銀行に次ぐ人気を誇る三井住友銀行も、三菱東京UFJ銀行に追従し、10年ものの住宅ローン金利については、同水準の金利帯になっています。一方で2016年2月同様、35年ものの長期固定住宅ローンに関しては、三菱東京UFJ銀行の後塵を拝しています。

2016年1月29日に実施された日銀の金融政策決定会合によるマイナス金利導入は、本当に驚きのある施策でした。2016年2月はこの政策を十分に反映できなかった事から、2016年3月の住宅ローン金利が、マイナス金利政策を導入した影響を反映したものという事ができるでしょう。例年の動きから予測すると、住宅ローンの申し込みのピークは2月から3月に来るのが通例です。今年はマイナス金利による住宅ローン金利低下の影響を受け、住宅ローンの申し込みが以前と比較しても増加しています。一方で金融機関のリソースが増えている訳ではなく、住宅ローン審査に関してはこれまで以上にかかる事を覚悟しておかなければいけません。住宅ローンの新規借り入れ、または借り換えを検討している方は、融資を実行する前に、余裕を持って住宅ローン審査に申し込みましょう。住宅ローンは一度審査に通れば、融資実行まで待ってもらう事ができますが、融資実行に間に合わないので早く審査して欲しいという要望を受けてくれる事はありません。現在の環境は住宅ローンの借り入れ・借り換えにとって絶好の機会である事は間違いありません。過去の金利動向や歴史から考えても、このような状況(住宅ローンバブル)は決して長くは続かないので、住宅ローンの借り入れ、借り換えを検討している方はタイミングを逃さないように、しっかり考え、結論が出たら迅速に行動しましょう!