住宅ローン金利動向2016年9月の住宅ローン金利動向

2016年9月の住宅ローン金利動向住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2016年9月の住宅ローン金利は、金利の指標となる8月の国債の金利が若干反発しており、変動金利に関しては多くの金融機関が据え置いたものの、固定金利に関しては一部の金利帯で上昇がみられました。ここ数か月の日銀の動向をみると、量的緩和政策やマイナス金利政策に一部では限界の声が聞かれるようになっており、対応に苦慮していることがわかります。技術的には量的緩和政策の拡大、マイナス金利の深堀りともにまだ可能ですが、その政策がもたらす作用と反作用を考えると、踏み込むのは容易ではないでしょう。あとは日銀の決断次第ですが、もしこれ以上の政策は打てないと市場が判断すれば、国債の金利はさらに上昇し、住宅ローン金利が反発する可能性も十分にあり得ます。今月わずかながらに金利が反発したとはいえ、まだその幅はわずかです。また金利は下がるはずだ、反発するわけがないと高を括らず、どのような状況にも対応できるよう、しっかり準備しておきましょう。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。住宅ローン比較が実施しているユーザーの満足度調査で、2016年9月もランキング1位をキープした住信SBIネット銀行は、変動金利を据え置く一方で、2年、10年、20年など、一部の金利を小幅ながら引き上げました。ちなみに3年、5年、30年に関しては据え置いており、このあたりの金利帯がねらい目です。住信SBIネット銀行の金利状況を見ると、他の住宅ローンと比較して相対的に有利な金利状況であることに変わりはなく、利用者からの高い評価にも変化はありません。次に住信SBIネット銀行と共に利用者から高い評価を受けている新生銀行ですが、2016年9月に関しては、変動金利及び3年、5年、7年といった短期から中期金利を据え置く一方で、10年を超える金利帯に関しては引き上げています。また、全ての金利帯で住宅ローン金利を引き下げる金利優遇キャンペーンも今月が最後。有利な状況で住宅ローンを借り入れ、借り換えできるチャンスですので、上手く活用したいところです。

次に変動金利・固定金利の低さと、月中に翌月の住宅ローン金利がわかる利便性の高さが高い評価を獲得しているソニー銀行ですが、変動金利、固定3年、5年を据え置く一方で、10年を超える金利に関しては引き上げています。一方で、ソニー銀行は、自己資金が10%以上ある新規借り入れるユーザーに対して金利を優遇するサービスを、2016年9月も継続。住宅ローンの新規の借り入れで、自己資金を物件価格の10%以上用意できる方は、より有利な条件での借り入れが可能です。ここまで住宅ローン比較で最も人気の高い3行の状況を見ていきました。2016年9月に関しては、各行ともに変動と短期から中期に関しては据え置き、長期に関しては若干引き上げる傾向が見受けられました。

次にここ最近、注目度が急上昇している住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。他の住宅ローンと比較しても魅力ある金利水準でサービスを提供しているじぶん銀行は、2016年9月も0.5%を切る変動金利を継続。数ある住宅ローンの中でもトップクラスの低金利でサービスを提供しています。その他の金利に関しては、3年、10年、20年を据え置く一方で、2年、15年、30年に関しては小幅ながらに引き上げています。住宅ローンの借り入れ(借り換え)に変動金利を検討している方は、じぶん銀行も検討対象として加えべきでしょう。特にじぶん銀行は、がん団信に強みがあり、なかでも万一がんになった場合、住宅ローンの返済額が半額に圧縮される、がん50%保障団信を費用負担なしで付帯できる点は、他の住宅ローンにはない大きなアドバンテージと言えるでしょう。その他にもスマホ経由で1円から繰上返済できる利便性の高さも特筆すべき魅力の一つです。

最後に日本を代表する銀行「メガバンク」の住宅ローン金利の動向を見ていきます。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行は、変動金利は据え置きましたが、固定金利に関してはほぼすべての金利を小幅ながらに引き上げました。三菱東京UFJ銀行に次ぐ人気を誇る三井住友銀行も同様の対応となっており、変動金利を据え置く一方で固定金利に関しては引き上げています。

2016年9月の住宅ローン金利の動向を総括すると、変動金利に関してはほぼ全ての金融機関が金利を据え置きましたが、固定金利に関しては銀行によって対応が分かれたものの、多くの金融機関が一部金利の引き上げに動きました。ちなみに長期固定住宅ローンの代名詞である、フラット35も金利を引き上げるなど、住宅ローン金利の低下を期待していた方にとって、2016年9月は厳しい月になったと言えるでしょう。
その一方で、現在の金利が過去最低水準にあるという事実に変わりはありません。その一方で足元の金利動向を見ると、長期金利の動きは不安定で、2016年10月の金利が上昇する可能性を視野に入れておく必要があります。何度もこのコーナーでも申し上げている通り、金利はいつか必ず反転します。それがいつなのかは誰にもわかりませんが、常に金利上昇が起こりうるということを忘れてはいけません。住宅ローン比較.jp編集部が2016年7月もしくは8月が当面の金利の底であると考えている旨に変わりはありません。住宅ローンの借り入れ、借り換えを検討されている方は、金利が低い現在の状況が良いタイミングであることに疑いの余地はありません。各社の住宅ローンを比較、検討し、チャンスがあれば正しい判断ができるよう、しっかり準備しておきましょう。みなさんにとって最適なタイミングで住宅ローンの借り入れ、借り換えができることを、編集部一同願っています。