住宅ローン金利動向2016年10月の住宅ローン金利動向

2016年10月の住宅ローン金利動向住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2016年10月の住宅ローン金利は、短期金利は据え置き、中長期金利は一部上昇する結果となりました。その背景には9月21日の金融政策決定会合を受け、日銀が新たに導入した金融緩和の枠組み「イールドカーブコントロール」に起因しています。この仕組みをわかりやすく説明すると、日銀が国債の買い入れを調整することで、10年物国債の金利を0%を目標にコントロールすることを目標としています。この政策の発表後、国債の金利はマイナス幅を狭め、ゼロに近づいており、10月の住宅ローン金利の上昇に関しては、素直にその状況が反映されたと言えるでしょう。注目を集めた9月の金融政策決定会合ですが、今回は金利低下の流れが変わる大きな節目になった可能性があります。住宅ローンの借り入れ、借り換えを検討している方は、今後の金利動向により注意していく必要があるのは間違いありません。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。住宅ローン比較が実施しているユーザーの満足度調査で、2016年10月も1位にランクインしている住信SBIネット銀行は、他の金融機関とは異なり、短期及び長期の金利を据え置く一方で、5年物と10年物の金利を引き下げました。また変動金利に関しても0.5%を下回る金利で提供しており、大手都銀と比較すると、金利の低さがより際立つ結果になっています。次に住信SBIネット銀行と共に利用者から高い評価を受けている新生銀行ですが、2016年10月に関しては、全ての金利を据え置いています。ただし前月まで全金利タイプで実施していた0.15%の金利引き下げキャンペーンが終了しており、実質0.15%の金利引き上げとなっています。

次に変動金利・固定金利の低さと、月中に翌月の住宅ローン金利がわかる利便性の高さが高い評価を獲得しているソニー銀行ですが、変動金利、固定3年、5年を据え置く一方で、10年を超える金利に関しては2016年9月に引き続き10月も引き上げています。一方で、ソニー銀行は、自己資金が10%以上ある新規借り入れるユーザーに対して金利を優遇するサービスを、2016年10月も継続。住宅ローンの新規の借り入れで、自己資金を物件価格の10%以上用意できる方は、より有利な金利条件での借り入れが可能です。ここまで住宅ローン比較が掲載している数ある住宅ローンの中でも最も人気の高い3銀行の状況を見ていきました。

次にここ最近、注目度が急上昇している住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。他の住宅ローンと比較しても魅力ある金利水準でサービスを提供しているじぶん銀行は、2016年10月も0.5%を切る変動金利を継続。数ある住宅ローンの中でもトップクラスの低金利でサービスを提供しています。その他の金利に関しては、10年、15年ものの金利を据え置く一方で、2年、3年、20年、30年に関しては今月も小幅ながらに引き上げています。現在の他行の住宅ローン金利の状況をもとに検討するのであれば、住宅ローンの借り入れ(借り換え)に変動金利を検討している方は、じぶん銀行を検討対象とするべきでしょう。ちなみにじぶん銀行は、がん団信に強みがあり、なかでも万一がんになった場合、住宅ローンの返済額が半額に圧縮される「がん50%保障団信」を費用負担なしで付帯することができます。この団信は他の金融機関にはないじぶん銀行オリジナルのサービスで、他とサービス面を比較する上で、大きなアドバンテージになっています。その他にもスマホ経由で1円から繰上返済できる利便性の高さも特筆すべき魅力の一つです。

最後に日本を代表する銀行「メガバンク」の住宅ローン金利の動向を見ていきます。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行は、変動金利及び短期、中期金利を据え置く一方で、30年を超える固定金利に関してはに引き上げました。三菱東京UFJ銀行に次ぐ人気を誇る三井住友銀行は対応が分かれ、10年物、35年物の金利を引き下げており、2016年10月に関しては三井住友銀行のほうが金利面で優位性があります。

2016年10月の住宅ローン金利の動向を総括すると、各行とも過去に例を見ないほど対応が分かれ、どちらかと言えば金利の引き上げに動いた金融機関が多かったと言えるでしょう。
ただ金利が少しずつ高くなってきているとはいえ、まだ歴史的な水準で見れば、低金利であることに変わりはありません。現在の日銀の政策から判断すると、これ以上金利が低下することを日銀自体が望んでおらず、今後しばらく金利は安定的もしくは上方向に動くことが予想されます。
今後さらに金利が低下することは考えにくいため、住宅ローンの新規借り入れ、借り換えを検討している方は、金利低下のタイミングを待つよりも物件価格が手ごろがどうかのほうが重要になりそうです。良い物件があり、しっかりローンを組めるのであれば、そのタイミングで住宅ローンを検討すると良いでしょう。借り換えの場合、住宅ローン比較.jp編集部では、今後の金利上昇を予想しているため、早めの申請をおすすめします。