住宅ローン金利動向2017年5月の住宅ローン金利動向

2017年5月の住宅ローン金利動向住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2017年5月の住宅ローン金利は、前月と比較すると低下しました。これは一時期急上昇していた米国債の金利が低下、その動きに連動し、日本国債の金利も前月と比較すると大幅に低下した影響が住宅ローン金利に反映された結果です。特にここ数ヶ月金利を上げ続けていただメガバンクが久々に住宅ローン金利を引き下げたのは良いニュースと言えるでしょう。
ちなみに米国債の金利はここに来て下げ止まりを見せており、2017年6月にはFOMCが利上げを予定していることから、住宅ローン比較 編集部では、これ以上の金利低下を見込むのは難しいと考えています。またもう1点注意しなければいけないのが北朝鮮情勢です。北朝鮮の金正恩総書記、アメリカのトランプ大統領共に行動が読みにくい指導者であり、米朝がいつ正面衝突するか、予断を許さない状況が続いています。
万一米朝がぶつかれば日本も無傷という訳にはいきません。株価の乱高下はもちろんですが、国債金利も大きな変動が予想されるため、このタイミングで住宅ローンの切り替えが発生する方や借り入れ(借り換え)を行う場合、条件が不利になる可能性が高いでしょう。
家を購入し、住宅ローンを組もうと考えている方、既に家を購入しており住宅ローンの借り換えを考えている方も、最悪のケースを意識した上で行動すべきです。具体的には首都圏や基地近くの物件購入を検討している方は、状況が落ち着くまで購入を控えるのも選択肢の一つ。逆に住宅ローンの借り換えを検討している方は、今月がここ最近最も金利が低い月であるということ、また万一の場合、金利の上昇リスクがあることを考慮し、早めに借り換えるというのも有効でしょう。
大切なのは自分できちんと考え判断すること。住宅の購入も住宅ローンの借り換えも大きなお金が動く人生のターニングポイントです。住宅ローン比較の情報や利用者の評判も参考に、後悔しない判断をしましょう。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。住宅ローン比較が実施しているユーザーの満足度調査で、2017年5月も引き続き1位にランクインした住信SBIネット銀行は、10年固定金利を除く、ほぼ全ての金利を引き下げています。ボリュームゾーンの10年固定金利に関しては、金利上昇局面でも据え置いていたことから、その反動で今月わずかながら引き上げたと考えられます。次に見かけの金利は他の住宅ローンと比較すると若干高めですが、諸費用が安く、総返済額で見ると魅力がある新生銀行の金利動向を見ていきます。新生銀行は、変動金利を除くすべての住宅ローン金利を引き下げています。変動金利に関しては半年後に金利が見直される特約が付帯しており、専門家・利用者の評価共に固定金利ほどではないので、この金利上昇が利用を検討している方に与える影響はあまり大きくはないでしょう。また新生銀行は2017年5月から、条件を満たしたユーザーの事務手数料108,000円が無料になるキャンペーンを開始しています。このキャンペーンを活用すると総返済額をさらに圧縮可能です。新生銀行の住宅ローンを検討している方は、適用条件をしっかりチェックしておきましょう。

次に変動金利・固定金利の低さに加え、月中に翌月の住宅ローン金利がわかる利便性の高さが魅力のソニー銀行の動向を見ていきます。ソニー銀行の2017年5月の住宅ローン金利は、前月に引き続き、全ての金利帯で金利を引き下げています。ソニー銀行は他の金融機関とは異なり、月中に翌月の住宅ローン金利を発表することから、今のように金利の変動が激しくなると、他の金融機関とは違う動きになることも少なくありません。2017年5月に関していえば、他の金融機関とほぼ同じ動きになった模様です。またソニー銀行は、自己資金が10%以上あり、新規借り入れを希望するユーザーに対して、金利を優遇するサービスを2017年1月も継続。住宅ローンの新規の借り入れで、自己資金を物件価格の10%以上用意できる方は、より有利な条件での借り入れが可能です。
ここまでは住宅ローン比較の調査で常に上位にランクインしている定番金融機関の動向を解説しました。ここからは2016年、2017年と評価を高めてきている金融機関の動向です。まずは、2016年中盤から後半にかけて人気が急上昇し、2017年では変動金利部門で不動の1位にランクインしているじぶん銀行の金利動向をチェックしていきます。じぶん銀行の住宅ローンは、短期金利に競争力があり、他の住宅ローンと比較しても大きな魅力があります。また、利用者が費用負担なく加入でき、万一がんになった場合、ローン残高が半分になる50%がん団信も高い評価獲得し、大きな注目を集めています。2017年5月の金利を見ると、変動金利は0.5%以下での提供を継続。その他の金利に関しても、10年固定以外はほぼ全ての住宅ローン金利を引き下げており、全体としてはさらに魅力が増しています。変動及び短期・中期の金利帯を中心に住宅ローンの借り入れ(借り換え)を検討している方は、じぶん銀行が有力な選択肢の一つになるはずです。特に前述した50%がん団信は他の金融機関にはないじぶん銀行独自のサービスで、他と住宅ローンとサービスを比較する上で、大きなアドバンテージになっています。その他にもスマホ経由で1円から手数料無料で繰上返済できる利便性の高さ、印紙代不要でネットで住宅ローンの契約を結ぶことができる点も、住宅ローンの総返済額を節約する上で一役買っています。

最後に日本を代表するメガバンクの住宅ローン金利の動向を見ていきます。まず最初にメガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行です。三菱東京UFJ銀行は、2017年5月変動金利を据え置く一方で、全ての固定期間の住宅ローン金利を引き下げています。三菱東京UFJ銀行に次ぐ人気を誇る三井住友銀行も同様で、変動金利を据え置く一方で、固定金利に関しては住宅ローン金利を引き下げました。みずほ銀行に関しても同様の動きとなっており、2017年5月はメガバンクが足並みをそろえた形になりました。

2017年5月の住宅ローン金利の動向を総括すると、金融機関各社が総じて金利を引き下げる珍しい月になりました。その一方で住信SBIネット銀行、イオン銀行、じぶん銀行など、金利の上昇局面でも金利を引き上げなかったネット銀行有力3社が10年固定金利に限り、金利を若干引き上げたことも印象的でした。
2017年5月も日銀は政策を据え置くことが予想されます。重要になるのは日本の政策動向ではなく、米国の長期金利の動きと米朝関係でしょう。
住宅ローン比較 編集部では、新規で住宅の購入を予定している方は5月に関しては慎重に考え、住宅ローンの利用を控えても良いと考えています。その一方で借り換えを検討している方は、今月がここ最近最も金利が低い月であることは間違いありません。タイミングとしては今月は絶好の機会と言えるでしょう。