住宅ローン金利動向2017年8月の住宅ローン金利動向

2017年8月の住宅ローン金利動向住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2017年8月の住宅ローン金利は、住信SBIネット銀行が全ての金利を据え置いたものの、多くの金融機関が中期から長期金利を中心に金利を引き上げました。その一方でじぶん銀行含む、一部の金融機関が金利を引き下げるなど、各社の対応が分かれた月と言えるでしょう。
日本の住宅ローン金利に大きな影響を与える世界経済の動向を見ていくと、米国の10年もの国債の金利が1か月の間に0.15%も変動するなど、大きな動きを見せました。日本の10年もの国債の金利も米国債とほぼ同じ値動きをしており、この動きが金融機関各社で対応が分かれた要因の一つであることは間違いありません。ちなみに先月から金融緩和政策の出口議論が始まった欧州の代表国、ドイツの金利推移を見ると、10年債金利が上昇しており、今後も金利が上がる可能性が高そうです。
住宅ローン比較 編集部では、2017年8月以降の住宅ローン金利も、過去の金利推移と比較すると、不安定な動きになる可能性が高いと予想しています。いずれにせよ将来の金利上昇を考えるのであれば、住宅ローンの借り換えを検討している方にとって、今がチャンスであることは間違いないでしょう。
新規で家を購入する場合とは異なり、既に物件を購入している方は、自分の好きなタイミングで住宅ローンを借り換えることができます。もし8月中の借り換えを希望する場合、最短で2週間程度で手続きが完了するため、8月中旬までに申し込めば、月内の金利適用に間に合うはずです。
今月は2017年7月と比較すると、全体的に金利が上昇していますが、一部有力な金融機関が金利の据え置きまたは引き下げに動いており、十分な低金利で借り入れることができるでしょう。近々住宅ローンを借り換えようと考えていた方は、2017年8月は借り換えの絶好の機会です。住宅ローン比較が実施する各種住宅ローンランキングの情報も参考に、転職を検討してみてはいかがでしょう?

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。他の金融機関の猛追を受けているものの、住宅ローン比較が実施しているユーザーの満足度調査で、2017年8月も1位をキープした住信SBIネット銀行は、変動、固定問わず、全ての金利を据え置いています。変動金利及び全ての期間の固定金利を据え置きました。また今月も全疾病保障のリリースを記念した、金利優遇キャンペーンを実施しており、金利の低さは他のネット銀行、メガバンクと比較しても頭一つ抜けています。次に住信SBIネット銀行を猛追する住宅ローンの筆頭格、じぶん銀行の金利動向をチェックします。じぶん銀行の住宅ローンの特徴は変動金利と短期金利の低さ、そして無料で付帯できる50%がん団信ですが、それは今月も変わりません。ちなみに住宅ローン変動金利ランキングでは、2017年8月遂に単独での1位を獲得。利用者から最も高い評価を獲得した住宅ローンになりました。さて2017年8月の金利は、変動金利に関しては今月も0.5%以下でぎりぎり据え置き。2年と5年に関しても据え置く一方で3年に関しては引き下げ、10年を超える中期及び長期の金利に関しては引き上げています。じぶん銀行の住宅ローンを相対的に評価すると、変動及び短期を中心に住宅ローンの借り入れ(借り換え)を検討している方にとって、有力な選択肢の一つになるでしょう。特に前述した50%がん団信は、他と住宅ローンの付帯サービスと比較しても、大きな魅力があります。その他にもスマホ経由で1円から手数料無料で繰上返済できる利便性の高さ、印紙代不要で住宅ローン契約及び火災保険の契約が完結する仕組みへの評価が高く、住宅ローンの総返済額を節約する上で一役買っています。

次に見かけ上の金利は、他の住宅ローンと比較すると若干高いものの、事務手数料含む諸費用が安く、初期費用を大幅に抑えることができる点が、利用者に支持されている新生銀行の金利動向を見ていきます。新生銀行は、2017年8月に関しては、変動及び短期金利、10年、15年といった中期金利を据え置く一方で、20年を超える長期金利を引き上げています。また2017年8月10日から9月末までの期間限定で、新規で住宅を申し込む方を対象に、金利を0.1%引き下げるキャンペーンの実施を発表しており、新規住宅購入者であれば、より有利な条件で住宅ローンを借り入れることができるでしょう。

次に変動金利・固定金利の低さに加え、月中に翌月の住宅ローン金利がわかる利便性の高さが魅力のソニー銀行の動向を見ていきます。ソニー銀行の2017年8月の住宅ローン金利は、変動金利を据え置く一方で、3年、5年、10年、30年他、短期、中期、長期関わらず金利を引き上げました。これは、ソニー銀行が翌月の金利を発表する7月中旬は、比較的金利が高かった影響が出ているのかもしれません。ちなみにソニー銀行は、自己資金が10%以上ある新規借り入れユーザーの金利を優遇するサービスを引き続き実施しています。条件を満たす方であれば、より有利な条件で住宅ローンの借り入れが可能です。
ここまでは住宅ローン比較が実施する調査で常に上位にランクインしている人気の住宅ローンの動向を解説しました。

それでは最後に日本を代表するメガバンクの住宅ローン金利の動向を見ていきます。まず最初はメガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行の金利動向です。三菱東京UFJ銀行の2017年8月の住宅ローン金利は、変動及び3年固定金利に関しては据え置きましたが、5年、10年、30年といった金利帯に関しては引き上げに動いており、総じて金利がアップした月と言えるでしょう。次に三菱東京UFJ銀行に次ぐ人気と規模を誇るメガバンク、三井住友銀行の動向です。三井住友銀行も同様に、変動金利のみ据え置き、他の金利帯は総じて引き上げており、みずほ銀行に関しても同様の動きを取っていることから、2017年8月はメガバンク横並びの月だったと言えるでしょう。

2017年8月の住宅ローン金利の動向を総括すると、変動と短期金利を除き、総じて金利が上昇した月と言えます。その一方でネット銀行が提供する住宅ローンの中で、トップを走る住信SBIネット銀行は金利を全て据え置くなど、利用者の獲得に意欲がある金融機関に関しては、異なる動きをしているケースもあることから、お得に住宅ローンを借り入れたい(借り換えたい)と考えている方は、金利動向をしっかりチェックしておきましょう。
2017年8月に関しても、日銀が金融政策を変更する可能性はゼロに等しいため、日本の住宅ローン金利は、また米国や欧州の金利動向に左右されることになるでしょう。これは毎月のようにお伝えしていることですが、米国にせよ欧州にせよ、出口戦略が議論されるようになると、金利が急騰しています。これは日本も例外ではなく、万一日銀が出口戦略に触れるようなことがあれば、金利は間違いなく大幅に上昇するでしょう。それは決して遠い先のことではないということも頭に入れておく必要があります。
住宅ローン比較 編集部では、2017年8月以降の金利も上向きに推移すると考えています。またここにきて新規物件価格に頭打ちもしくは値下がりの兆候が見られることから、新規購入を予定している方も住宅ローンの借り換えを検討している方も、今は良いチャンスと言えるかもしれません。住宅ローンを利用する際はきちんと返済計画を立て、目先の費用だけではなく、総返済額で考えることが重要です。住宅ローン比較が実施している各種ランキングも参考に、ご自身の条件を満たす最適な住宅ローンを選びましょう。