住宅ローン金利動向2017年12月の住宅ローン金利動向

2017年12月の住宅ローン金利動向住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2017年12月の住宅ローン金利は、ほぼ全ての金融機関が住宅ローン金利を据え置くか、中期・長期の金利を引き下げています。2017年の住宅ローン金利は、非常に不安定な動きを見せることが多い中、12月に関しては、大幅な低下を見せており、住宅ローンの新規借り入れや借り換えを検討している方にとって、大きなチャンスと言えるでしょう。
この金利低下の要因ですが、一つは前月に住宅ローン金利が上昇したことの反動、もう一つは2017年12月に利上げを予定している米国の国債金利が逆に低下しており、その影響を受け、日本の国債金利も低下したことが大きく作用していると考えられます。
ちなみに米国の短期金利と長期金利が、ほとんど差がない状態(※これをテーパリングと呼びます)となっており、これは短期金利より長期金利の金利が高くなるという原則に反する異常値です。市場関係者は近い将来の米国景気の後退を意識し、マーケットがそれを織り込んでいるのではないかという意見が大半を占めており、今後も米国景気の動向には注意したほうが良いでしょう。
将来の日本の金利の変動は、日銀の金融政策に最も大きく左右されますが、2番目に重要になるのは米国の景気、そして世界の景気の動向です。日本は世界経済の一員であり、米国(世界)が風邪を引けば日本も風邪をひくと考えておけば間違いありません。
ちなみに2018年1月の金利を占う上で最も重要になるのが、2017年12月8日の米国雇用統計、13日のFOMC政策金利発表、21日の日銀の金融政策決定会合です。これらの結果を受け、2018年1月の金利が決定することになるので、住宅ローンの利用を検討している方は注意しておきましょう。
2017年あと12月で終わりです。2017年は例年になく、住宅ローン金利が激しく動いた年になりましたが、2018年に関しても同様に金利が大きく動く可能性が高いでしょう。また住宅価格についても、大きな変動が予想されます。住宅ローンの新規借り入れ、借り換えを検討されている方は、物件価格だけではなく、住宅ローン金利の動向にもしっかり注意を払い、良い条件での借り入れ、借り換えを目指しましょう。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。まずは2017年12月も固定金利、変動金利、借り換えの各種住宅ローンランキングで、全て上位にランクインしている住信SBIネット銀行の動向です。
住信SBIネット銀行は、固定金利を全ての期間で据え置く一方で、変動金利に関しては借り換えで利用するユーザーを対象に、金利を若干引き下げています。
また住信SBIネット銀行の魅力は、住宅ローン金利の優位性に加え、団信に無料で全疾病保障を付帯できる点です。これらの点を総合すると、2017年12月も、住信SBIネット銀行の住宅ローンが、住宅ローンを新たに借り入れる方、もしくは借り換える方にとって、優位性があることに疑う余地はありません。
次は、変動金利では住信SBIネット銀行を上回る評価を獲得しており、固定金利や借り換えを検討しているユーザーからも高い評価を獲得しているじぶん銀行 住宅ローンの金利動向です。じぶん銀行は、既に最も高い評価を獲得している変動金利の金利をさらに引き下げると共に、15年、20年、30年といった長期金利についても引き下げています。また10年固定だけは金利を引き上げていますが、残りの期間に関しては据え置きになりました。じぶん銀行の特徴は、変動金利と短期金利の低さにあることは事実ですが、長期金利もこのまま引き下げが続けば、他の住宅ローンと比較しても有利な水準になってくるでしょう。また、じぶん銀行は、ネット(スマホ)で全ての手続きが完了するサービスを実現しており、万が一がんになった場合、住宅ローンの返済が半額免除される50%がん団信を無料付帯。今月も本サービスは高い評価を獲得しており、利用者がじぶん銀行住宅ローンを選ぶ大きな理由になっています。また、じぶん銀行は、繰り上げ返済のし易さにも優位性があり、PCはもちろんスマホ経由で1円単位から返済可能です。住宅ローン比較 編集部は、複利効果を生む繰り上げ返済を、積極的に活用すべきと考えています。生活に必要なお金は確保した上で、余裕があるお金に関しては繰り上げ返済にまわすことが総返済額の圧縮につながるため、じぶん銀行の住宅ローンに申し込む方は、上手く活用すると良いでしょう。

それでは次に、見かけ上の金利は若干高いものの、事務手数料含む諸費用が安く、初期費用を大幅に抑えることができる点が魅力の、新生銀行の住宅ローンの金利動向を見ていきます。新生銀行は、今月も全ての期間の住宅ローン金利を据え置きました。2017年10月、11月と他の金融機関が金利を引き上げる中、新生銀行は住宅ローンを据え置いており、安定した住宅ローン金利で商品を提供している点は評価すべきでしょう。

次に変動金利・固定金利の低さに加え、月中に翌月の住宅ローン金利がわかる利便性の高さが魅力のソニー銀行の動向を見ていきます。ソニー銀行の2017年12月の住宅ローン金利は、前月とは打って変わって全ての期間の金利を引き下げました。前月は金利を引き上げていた反動に加え、ソニー銀行が金利を発表する時期(※ソニー銀行は、翌月の金利を当月の中旬に発表)に、全体的な金利が低下していたことも要因の一つでしょう。ちなみにソニー銀行では、自己資金が10%以上ある新規借り入れユーザーの金利を優遇するサービスを引き続き実施しています。この条件を満たす方であれば、より有利な条件で住宅ローンの借り入れが可能です。
ここまでは住宅ローン比較が実施する各種ランキングで、常に上位にランクインしている人気の住宅ローンの金利動向を解説しました。

それでは最後に日本を代表するメガバンクとフラット35の金利動向をご紹介します。まず最初は、メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行の金利動向です。三菱東京UFJ銀行の2017年12月の住宅ローン金利は、全ての期間の金利を据え置いています。次に三菱東京UFJ銀行に次ぐ人気と、住宅ローン貸し出し実績を誇るメガバンク、三井住友銀行の動向です。三井住友銀行も今月は三菱東京UFJ銀行同様、全ての金利を据え置きました。メガバンクの最後の一角、みずほ銀行は、変動金利と短期固定、中期固定金利を据え置く一方で、新規借り入れユーザー向けに提供している31年を上回る固定金利に関しては引き下げています。
2017年12月は、最近足並みが乱れることが多いメガバンクの対応がほぼ揃う珍しい月になりました。

2017年12月の住宅ローン金利の動向を総括すると、ほぼ全ての金融機関が住宅ローン金利を据え置くか、中期から長期金利を中心に引き下げる珍しい月になりました
2017年も今月で最後です。年内に住宅を購入したい、借り換えしておきたいと考えている方は、住宅ローン金利が全体的に低下した12月は大きなチャンスと言えるでしょう。
住宅ローン比較 編集部では、2018年1月の住宅ローン金利は、上がるにせよ、下がるにせよ大きな変動が起こる可能性が高いと考えています。つまり住宅ローンの利用を検討している方にとって、年明けはハイリスク・ハイリターンになるということであり、そのリスクを避けたいと考えるのであれば、今のうちに住宅ローンの借り入れ、借り換えを検討するのも選択肢の一つです。
住宅価格の動向を見ると、ここ数ヶ月頭打ちになっています。今後住宅価格がさらに上昇するのか、下落するのかの予想は極めて難しく、物件価格が低下しても住宅ローン金利が上昇してしまっては、意味がありません。住宅を購入する上で重要なのは、物件価格と住宅ローン金利の状況をトータルで考え、無理なく返済できるかどうかです。これから住宅の購入を検討しているという方はもちろん、自身が借り入れた際と比較すると、今のほうが金利が低いという方も、総返済額がどうなるかをしっかり考え、住宅ローンの借り入れ(借り換え)を検討してみてはいかがでしょう。