住宅ローン金利動向2018年3月の住宅ローン金利動向

2018年3月の住宅ローン金利動向最新の住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2018年3月の住宅ローン金利は、前月とは打って変わって多くの金融機関が金利を引き下げました。
金利が下がった理由は、住宅ローン金利のベンチマークになる日本国債10年ものの金利が、0.08%から2月末に0.05%まで低下したことに起因しています。
ここ数ヶ月不安定な推移を続けていた日本国債の金利ですが、日銀の次期総裁に現職の黒田東彦氏の続投が決まり、金融緩和政策に当面変更がないことを確認できたことで、金利が低下したというのが最も納得できる理由でしょう。
ちなみに日本の国債の金利に大きな影響を与える米国の長期金利は、横ばいから微増となっています。
では住宅ローン金利は今後落ち着いて推移するのでしょうか?住宅ローン比較 編集部では、4月以降また不安定な推移が続くと予想しています。米国の金利は上昇したと思えば、下落するなど先が読めず、日本国債の金利もこれ以上下がる兆しはありません。また、黒田東彦総裁からは、現状の金融緩和が続くとは思えないという発言が出る等、金融緩和からの出口戦略を考えていることが、少しずつ見て取れるようになってきました。
これらの状況を考慮すると、今後も金利は上昇と下落を繰り返す可能性が高く、住宅ローン金利も乱高下する可能性が高いでしょう。 ちなみに3月は不動産会社の決算期であり、金融機関にとっても決算期になるため、物件価格、住宅ローン金利ともに良い条件で契約しやすい時期と言えます。 希望を満たす物件がある方、住宅ローンの借り入れもしくは借り換えを検討している方は、住宅ローン金利が低下した2018年3月が良いタイミングであることは間違いないでしょう。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に金融機関各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。まずは2018年3月も変動金利、固定金利、借り換え、10年固定など、全ての金利タイプ、期間で高い評価を獲得している住信SBIネット銀行の金利動向です。
住信SBIネット銀行は、今月全ての金利帯の住宅ローン金利を据え置きました。
金利の引き下げがなかったのは残念ですが、住信SBIネット銀行は、新規・借り換え関わらず、条件を満たした住宅ローン契約者に1万円をキャッシュバックするキャンペーンを実施しています。条件は今月末までの契約となっているので、キャンペーンの適用を受けるためには3月中旬までに申し込みを行いましょう。
次は、変動金利だけではなく、一部固定金利でも住信SBIネット銀行との評価を逆転しつつあるじぶん銀行 住宅ローンの金利動向です。まず、数ある住宅ローンの中で、最も高い評価を獲得している変動金利に関しては今月も据え置きました。その他の金利帯に関しては、2年、3年、20年、30年固定金利を引き下げ、その他の金利に関しては据え置いています。もともと変動金利や短期固定金利に強みがあったじぶん銀行ですが、長期固定金利にも徐々に力を入れており、20年固定までは十分に魅力のある金利水準と言えるでしょう。
また、じぶん銀行は、住宅ローンの契約とそれに伴う火災保険の契約のネット完結を実現。契約の際、印紙代が必要ない点や、万が一がんになった場合、住宅ローンの返済が半額免除される50%がん団信を無料付帯できる点にも注目です。

それでは次に、見かけ上の金利は若干高くなるものの、事務手数料含む諸費用が安く、初期費用を大幅に抑えることができる点が高い評価を獲得している新生銀行の住宅ローンの金利動向を見ていきます。新生銀行は、ここ数ヶ月、他の金融機関が金利を引き上げる中、逆行して金利を引き下げてきた影響が出て、今月に関してはほぼ全ての期間の金利を若干引き上げています。また2017年11月から提供を開始した11年目以降の金利が徐々に下がっていくステップダウン型の住宅ローン金利についても、金利が若干上がりました。

次に変動金利・固定金利の低さに加え、月中に翌月の住宅ローン金利がわかる利便性の高さが魅力のソニー銀行の住宅ローンの動向を見ていきます。ソニー銀行の2018年3月の住宅ローン金利は、変動金利を据え置く一方で、3年固定と20年を超える長期固定金利を引き下げました。また5年、10年といった金利帯に関しては金利を引き上げるなど、期間によってまちまちの対応になっています。ちなみにソニー銀行では、自己資金が10%以上ある新規借り入れユーザーの金利を優遇するサービスを引き続き実施。この条件を満たす方であれば、より有利な条件で住宅ローンの借り入れが可能です。
ここまでは住宅ローン比較が実施する各種ランキングで、常に上位にランクインしている人気の住宅ローンの金利動向を解説しました。

それでは最後に日本を代表するメガバンクの金利動向をご紹介します。まず最初は、メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱UFJ銀行 の金利動向です。三菱UFJ銀行 の2018年3月の住宅ローン金利は、変動、固定共に据え置きました。次に三菱UFJ銀行 に次ぐ人気と、住宅ローン貸し出し実績を誇るメガバンク、三井住友銀行の動向ですが、変動金利、短期固定金利、中期固定金利を据え置く一方で、35年を超える長期固定金利を引き下げており、三菱UFJ銀行 と異なる動きになりました。メガバンクの最後の一角、みずほ銀行は、変動金利と短期固定金利、長期固定金利を据え置く一方で、11年から15年までの中期固定金利を引き上げており、2018年3月はメガバンクによって全く異なる動きになりました。

2018年3月の住宅ローン金利の動向を総括すると、多くの金融機関が短期固定と長期固定金利を引き下げる一方で、中期金利に関しては、据え置きもしくは若干引き上げる動きが目立ちました。現在足元では相場が大きく動いており、2018年4月は上がるにせよ、下がるにせよ、大きく動く可能性が高いでしょう。
住宅ローン比較 編集部では、2018年の金利は波乱含みの動きになると予想しており、これまでは予想通りの激しい値動きになっています。金利が安定するためには、世界経済が落ち着いて成長し、日本経済も落ち着いて成長することが最低条件です。住宅ローン金利の将来の動きを知りたい方は、世界経済の動向に目を向け、総合的に判断することを心がけましょう。
冒頭でも解説しましたが、3月は企業にとって決算期にあたります。それは不動産会社であっても銀行であっても変わりません。不動産を売るにせよ、住宅ローンの契約を獲得するにせよ、3月までに契約を済ませ、売上を上げたいと考えるのは当たり前です。つまり、住宅の購入を考えている方にとっても、住宅ローンを借り入れ(もしくは借り換える)方にとっても、3月は良い条件で契約するチャンスです。住宅ローン金利がまだまだ低い水準にあるので、この機会を見逃さないようにしましょう。