住宅ローン金利動向2019年7月の住宅ローン金利動向

2019年7月の住宅ローン金利動向最新の住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2019年7月の住宅ローン金利は、多くの金融機関が変動金利を据え置く一方で、中期から長期固定金利を中心に、小幅ながら金利を引き下げています。ただし、全ての金融機関が金利を引き下げた訳ではありません。住宅ローン融資残高5兆1,000億円超を誇る住信SBIネット銀行が20年を超える長期金利を引き上げ、新生銀行が3年固定、5年固定を引き上げるなど、一部では金利を引き上げる動きも出てくるなど、金融機関によって対応が分かれました。
住宅ローン比較 編集部では、これ以上の金利低下は考えにくいと考えていたことから、今月の金利低下には率直に驚きました。足元の金利を見ると、世界中の金利を左右する米国10年債利回りが2%前後をつけており、ウォールストリートジャーナルでもこの事態は予想外というのがコンセンサスです。一方でここからさらに金利が低下することを予想しているところはほぼないため、ここから先さらなる金利低下があったとしても、極めて限定的でしょう。編集部では、住宅ローンの新規借り入れ、または借り換えを検討している方には、今月こそが底であり、このタイミングでの住宅ローンの利用を推奨しています。
ちなみに内閣府が2019年7月5日に発表する予定の景気動向指数では、「景気は下げ止まり」という認識に上方修正する予定です。米中貿易摩擦や海外経済の動向、韓国との軋轢など、景気は予断を許しませんが、指標面では鉱工業生産指数等、明るさも見えており、景気の回復に期待したいというのが本音でしょう。
景気が悪化し、住宅価格が下がるのを待っている方も多いと思いますが、編集部は、マイホームに関しては、無理なく買えるなら、買いたい物件が見つかった時がベストと考えています。人は何かをしたあとで後悔するより、何かをしなかったことを後悔することのほうが大きい生き物です。絶対に欲しいと思った物件が予算オーバーで迷っているうちに他者に買われて後悔するくらいなら、買った後、収入を上げ、その物件に見合う自分になったほうが良いでしょう。(ちなみに筆者は、購入したいが少しだけ高いかなと思い、見送った物件があるのですが、その物件はすぐに売り切れ、現在は分譲時の価格の2倍で売買されており、苦い経験をしました。このことからも良いと思った物件は買っておいたほうが良いと実感しています。)
住宅を購入するかどうか悩んでいる方は、買わずに後悔するくらいなら、買って後悔することをおすすめします。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に金融機関各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。まずは2019年7月も変動金利、固定金利、借り換え、10年固定、20年固定の4つランキングで、全て上位にランクインしている住信SBIネット銀行の金利動向です。 住信SBIネット銀行は、変動金利と2年、3年、5年を据え置く一方で、10年固定金利に関しては引き上げ。20年、30年、35年の長期固定金利は、先月と引き上げています。住信SBIネット銀行は、2019年5月31日時点で住宅ローンの貸出残高が5兆1,000億円を突破。ネット銀行が提供する住宅ローン商品の中で、トップクラスのシェアと実績を誇っています。
住信SBIネット銀行の住宅ローンの魅力は、住宅ローン金利の低さはもちろん、申し込みのネット完結、一部繰り上げ返済手数料無料、団信に就業不能リスクまでカバーする全疾病保障が無料付帯する等、全てのサービスが高い点にあります。また住信SBIネット銀行は、2019年4月1日から住信SBIネット銀行 フラット35の事務手数料を従来の半額以下に引き下げました。これで、フラット35ランキングの上位にある楽天銀行、ARUHIと比較してもそん色ない水準に。今後はフラット35でも住信SBIネット銀行の存在感が高まりそうです。
次は、変動金利に加え、一部の固定金利ランキングでも1位を獲得しているじぶん銀行 住宅ローンの金利動向です。じぶん銀行は、2019年7月に関しては、変動金利及び全ての固定金利を据え置いています。住信SBIネット銀行と比較されることが多いじぶん銀行ですが、2019年3月からがん50%保障団信に、全疾病保障を追加。この全疾病保障が適用される期間を、比較されることが多い住信SBIネット銀行の全疾病保障の半分(180日)に設定する等、住信SBIネット銀行を上回るサービスを提供している点も要チェックです。
ただし、じぶん銀行が提供する金利帯の中で、他の住宅ローンと比較した際に優位性があるのは、変動金利と10年固定までの金利帯に限ります。この金利帯で住宅ローンの借り入れ、または借り換えを検討している方は、じぶん銀行が最も有力な選択肢の一つになるでしょう。

次は、見かけの金利は若干高くなるものの、事務手数料が定額で、初期費用を大幅に抑えることができる新生銀行の住宅ローンの金利動向です。新生銀行の2019年7月の住宅ローン金利は、5年固定金利を据え置く一方で、変動金利と3年、7年は引き上げ、10年を超える固定金利を引き下げました。また2019年7月1日から手数料が定率で、より低金利で借り入れできる変動金利型住宅ローン、変動フォーカスの取り扱いを開始。こちらも要チェックです新生銀行は他の金融機関と比較すると、事務手数料の安さに圧倒的な優位性があります。新生銀行の利用を検討する際は、見かけの金利で評価するのではなく、住宅ローンシミュレーションを活用し、総返済額で比較しましょう。総返済額で考えると、新生銀行の住宅ローンが高い評価を獲得している理由がわかるはずです。

次に月中に翌月の住宅ローン金利を発表するソニー銀行 住宅ローンの金利動向を見ていきます。ソニー銀行の2019年7月の住宅ローン金利は、変動金利と3年固定を据え置く一方で、5年を超える固定金利を引き下げています。
ここまでは住宅ローン比較が実施する各種ランキングで、常に上位にランクインしている人気の住宅ローンの金利動向を解説しました。

最後に日本を代表するメガバンクの金利動向をご紹介します。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱UFJ銀行 の2019年7月の住宅ローン金利は、変動金利と短期固定を据え置く一方で、10年を超える固定金利を引き下げています。三菱UFJ銀行 に次ぐ人気と、住宅ローン貸し出し実績を誇るメガバンク、三井住友銀行は、変動金利を据え置く一方で、10年を超える固定金利を引き下げています。
みずほ銀行も同様で、10年を超える固定金利を引き下げており、2019年7月はメガバンクの足並みが揃いました。

2019年7月の住宅ローン金利の動向を総括すると、住宅ローンの利用を検討している方にとって、6月以上にチャンスの月になっています。
ちなみに住宅ローン比較 編集部では、足元の米国債の状況、日本国債の状況を見ると、来月は中期固定及び長期固定金利が反発する可能性が高いと予想しています。

いずれにせよ現在の住宅ローン金利は過去最低水準にあり、新規借り入れ、借り換え共に絶好の機会であることに疑う余地はありません。住宅ローン選びに悩んでいる方は、住宅ローン比較が実施している各種ランキングの結果と、実際に住宅ローンを利用しているユーザーの口コミを参考に、自分に合った住宅ローン商品を見つけましょう!