住宅ローン金利動向2019年12月の住宅ローン金利動向

2019年12月の住宅ローン金利動向最新の住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2019年12月の住宅ローン金利は、金融機関によって対応が分かれました。金利を下げた金融機関も一部ありますが、多くの金融機関が金利を引き上げており、この動きは3カ月連続です。足元の金利動向を分析すると、世界的に金利が上昇傾向にあり、日本もその影響を免れることはできないため、今後の金利動向に注意が必要です。変動金利に関しては、今月も全ての金融機関が金利を据え置いていますが、固定金利と比較すると、変動金利は動き出すと一気に金利が上昇するので、変動金利での借り入れ(借り換え)を検討している方は、注意しておくべきでしょう。
住宅ローン比較 編集部は、2019年前半から中盤に起こった金利低下は明らかに行き過ぎであり、金利はさらに反発する可能性が高いと予想しています。その一方で小康状態を見せている米中貿易戦争が再び激化する場合、景気が下押しする可能性も十分あるため、再度金利が低下する可能性も残されています。いずれにせよ今後の金利変動は激しくなりそうです。住宅ローンの新規借り入れ、または借り換えを検討しているのであれば、できるだけ良いタイミングで住宅ローンを中期から長期固定で借り入れ(借り換え)ることで、金利の変動リスクを抑えることができるでしょう。
内閣府が2019年11月8日に発表した景気動向指数は、これで2か月連続の悪化となり、日本は景気後退局面に入っている可能性が高まっています。もし3カ月連続で指数が悪化するようであれば、日本の景気に赤信号が灯ります。なかでも住宅指標の悪化は、住宅価格に影響を与えるため、住宅の購入を検討している方はチェックしておきましょう。
住宅ローンの利用を検討されている方の中には、オリンピック前に住宅を購入すべきか、オリンピック後まで様子を見るべきか、悩んでいる方も多いはず。住宅購入は将来を左右する決断になるため、慎重になるのは決して間違っていませんが、物件が上がるか、下がるかは一つの要因で決まる訳ではないため、悩み過ぎることに意味はありません。住宅ローンの借り換えを検討している方も同様で、金利が歴史的に低い水準にあるなか、借り換えないのもまた大きなリスクです。究極的に言えば、住宅は欲しい物件があり、無理のない返済計画が立てられるのであれば、その時が買い時です。 住宅ローンの借り換えを検討している方は、総返済額の圧縮だけではなく、一部繰り上げ返済のし易さや団信の充実度なども考慮し、住宅ローンを選ぶと良いでしょう。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に金融機関各社の住宅ローン金利の動向をチェックしていきます。まずは2019年12月も変動金利、固定金利、借り換え、10年固定、フラット35の4つランキングで、上位にランクインしている住信SBIネット銀行の金利動向です。 住信SBIネット銀行は、変動金利及び2年、3年、5年の短期固定金利を据え置く一方で、10年固定金利を引き上げました。その一方で20年、30年、35年の中期固定及び長期固定金利に関しては引き下げています
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、金利の低さに加え、申し込みのネット完結、一部繰り上げ返済手数料無料、団信に就業不能リスクまでカバーする全疾病保障が無料付帯する等、全てのサービスが高いレベルにあります。またフラット35の取扱手数料を見直し、従来の半額以下に引き下げたことで、フラット35ランキングでも評価を上げており、借り入れ期間を問わず、検討する価値がある住宅ローン商品と言えるでしょう。
次は、変動金利に加え、一部の固定金利ランキングでも評価を上げているauじぶん銀行 住宅ローンの金利動向です。auじぶん銀行の2019年12月の住宅ローン金利は、変動金利とボリュームゾーンの10年固定金利を据え置く一方で、2年、3年、5年の短期固定、15年、20年、30年といった中期から長期固定金利を2か月連続で引き上げました。住信SBIネット銀行と比較されることが多いauじぶん銀行ですが、ほぼ全ての金利帯で住信SBIネット銀行の金利を上回る好条件で借り入れることができます。さらに2019年3月からがん50%保障団信に、全疾病保障を追加可能とするなど、団信の比較でも住信SBIネット銀行を上回っており、ネット銀行が提供する住宅ローンの中でも、主役になりつつある商品と言えるでしょう。

次は、見かけの金利は若干高くなるものの、事務手数料が定額で、初期費用を大幅に抑えることができる新生銀行の住宅ローンの金利動向です。新生銀行の2019年12月の住宅ローン金利は、変動金利と3年、5年、7年、30年固定金利を据え置く一方で、10年、15年、20年固定金利を引き上げています。また新生銀行は、他の金融機関と比較すると、事務手数料が定額で、他の住宅ローンと比較しても割安に設定している点に大きな魅力があります。新生銀行の利用を検討する際は、見かけの金利で評価するのではなく、事務手数料含め、総返済額で比較すると良いでしょう。

次に月中に翌月の住宅ローン金利を発表するソニー銀行 住宅ローンの金利動向を見ていきます。ソニー銀行の2019年12月の住宅ローン金利は、変動金利及び5年、10年固定金利を据え置く一方で、3年と30年固定金利を引き上げています。今月は借り入れ期間によって対応が分かれた珍しい月と言えるでしょう
ここまでは住宅ローン比較が実施する各種ランキングで、常に上位にランクインしている人気の住宅ローンの金利動向を解説しました。

最後に日本を代表するメガバンクの金利動向をご紹介します。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱UFJ銀行 の2019年12月の住宅ローン金利は、変動金利、3年固定金利を据え置いていますが、5年、10年、30年固定を引き上げています。三菱UFJ銀行 に次ぐ人気と、住宅ローン貸し出し実績を誇るメガバンク、三井住友銀行は、ボリュームゾーンの10年固定金利を引き上げる一方で、借り換えを希望するユーザーの35年固定金利を引き上げました。
メガバンクの一角、みずほ銀行は、3カ月連続でほぼ全ての金利を引き上げているので注意しましょう。

2019年12月の住宅ローン金利の動向を総括すると、金融機関によって判断が分かれただけではなく、金融機関内でも借り入れ期間によって金利を大きく調整した月と言えるでしょう
ちなみに住宅ローン比較 編集部では、足元の金利状況を見ると、2020年1月も引き続き金利が上昇する可能性が高いと考えています。

ここ3カ月の金利上昇を考慮しても、まだ住宅ローン金利は十分に低い水準にあります。住宅ローンの借り入れ(借り換え)を検討している方にとって、住宅ローン金利はまだ十分に魅力ある水準です。住宅ローン選びに悩んでいる方は、住宅ローン比較が実施している各種ランキングの結果と、実際に住宅ローンを利用しているユーザーの口コミを参考に、自分に合った住宅ローン商品を見つけましょう!