住宅ローン金利動向2020年1月の住宅ローン金利動向

2020年1月の住宅ローン金利動向最新の住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2020年1月の住宅ローン金利は、住信SBIネット銀行が変動金利を引き下げた以外、ほぼ全ての金融機関が金利を据え置くか、引き上げています。金利上昇が金利引き下げを上回る動きは4カ月連続です。足元の金利動向を分析すると、世界的に金利が乱高下しており、日本もその影響から逃れることはできません。2020年こそ住宅ローンを借り入れ(借り換え)ようと考えている方は、金利動向には十分注意しておくべきでしょう。
住宅ローン比較 編集部は、2019年前半に起こったような異常な低金利は、もうないだろうと考えています。米中貿易摩擦が第一段階の合意に達しましたが、第二段階の合意に達する可能性は極めて低いと言わざるを得ません。米中貿易摩擦が遠くない将来、再燃したとすると、最終的に景気が悪化していく可能性が高いでしょう。そうなったときの金利動向を予想するのは困難です。日本がこれ以上緩和的な政策を取ることが難しい以上、悪い金利上昇が起こる可能性がある点には注意しておきましょう。
内閣府が2020年1月10日に発表した景気動向指数によると、景気の基調判断は4か月連続で悪化しており、景気後退局面に入っている可能性が極めて高い状況です。その一方で政府は、景気が緩やかに回復しているという、相反する判断を下しています。データを見る限り、政府の判断が誤りであり、日本の景気には赤信号が灯りつつあると言えるでしょう。
住宅ローンの利用を検討しており、なかなか踏み切れないという方の中には、景気が悪化し、住宅価格が下落するのを待っているという方も方も多いはず。もちろんその可能性はありますが、物件が上がるか、下がるかは景気だけで決まるのではなく、不動産会社の経営方針に左右されます。不動産会社は新築物件の販売が鈍っているにも関わらず、物件価格を下げていません。その一方で住宅ローン金利が反発しており、このタイミングで借り入れ(借り換え)ないのもまた大きなリスクということは、認識しておきましょう。 住宅ローンの借り換えを検討している方は、総返済額の圧縮だけではなく、一部繰り上げ返済のし易さや団信の充実度なども考慮し、住宅ローンを選ぶことをおすすめします。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に金融機関各社の住宅ローン金利の動向をチェックしていきます。まずは2020年1月も変動金利、固定金利、借り換え、10年固定、フラット35の4つランキングで、上位にランクインしている住信SBIネット銀行の金利動向です。 住信SBIネット銀行は、変動金利を引き下げ、2年、3年、5年の短期固定金利を引き上げました。その一方で10年を超える固定金利に関しては据え置いています。ちなみに2020年1月に金利を引き下げたのは住信SBIネット銀行のみ。他の住宅ローンと比較すると、相対的な魅力は高まったと言えるでしょう。
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、金利の低さに加え、申し込みのネット完結、一部繰り上げ返済手数料無料、団信に就業不能リスクまでカバーする全疾病保障が無料付帯。事務手数料の高さに不満の声が聞かれていたフラット35の取扱手数料を引き下げており、フラット35ランキングでも評価が上昇。全ての面で魅力がある住宅ローン商品と言えるでしょう。
次は、変動金利に加え、一部の固定金利ランキングでも評価を上げているauじぶん銀行 住宅ローンの金利動向です。auじぶん銀行の2020年1月の住宅ローン金利は、先月同様、変動金利と10年固定金利を据え置く一方で、2年、3年、5年の短期固定、15年、20年、30年といった中期から長期固定金利を引き上げています。これで金利の引き上げは3カ月連続です。住信SBIネット銀行と比較されることが多いauじぶん銀行ですが、ほぼ全ての金利帯で住信SBIネット銀行を上回る条件で借り入れ可能です。さらにがん50%保障団信に、全疾病保障を追加可能とするなど、団信の比較でも住信SBIネット銀行を上回る等、2020年1月時点での評価は住信SBIネット銀行以上です。現時点ではネット銀行が提供する住宅ローンの中で、No.1と言って良いでしょう。

次は、事務手数料が定額で、初期費用を大幅に抑えることができる新生銀行の住宅ローンの金利動向です。新生銀行の2020年1月の住宅ローン金利は、他の金融機関の多くが、金利を引き上げる中で、全ての金利帯の金利を据え置いています。また新生銀行は、ネット銀行の多くが2.2%の定率制を採用する中、事務手数料が定額に設定している点が大きな魅力です。新生銀行の利用を検討する際は、見かけの金利で評価するのではなく、事務手数料含め、総返済額で比較すると良いでしょう。

次に月中に翌月の住宅ローン金利を発表するソニー銀行 住宅ローンの金利動向を見ていきます。ソニー銀行の2020年1月の住宅ローン金利は、変動金利及び3年、5年、30年固定金利を引き上げる一方で、ボリュームゾーンの10年固定金利を据え置いています。10年固定を軸に、住宅ローンの利用を検討していた方は、ソニー銀行の住宅ローンを候補に加えるべきでしょう。
ここまでは住宅ローン比較が実施する各種ランキングで、常に上位にランクインしている人気の住宅ローンの金利動向を解説しました。

最後に日本を代表するメガバンクの金利動向をご紹介します。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱UFJ銀行 の2020年1月の住宅ローン金利は、全ての金利を据え置きました。三菱UFJ銀行 に次ぐ人気と、住宅ローン貸し出し実績を誇るメガバンク、三井住友銀行は、変動金利を据え置く一方で、ボリュームゾーンの10年固定金利や35年の長期固定金利を引き上げました。
メガバンクの一角、みずほ銀行も三井住友銀行同様、4カ月連続で変動金利を除く期間の金利を引き上げているので注意しましょう。

2020年1月の住宅ローン金利の動向を総括すると、今月も昨年までの流れを引き継ぎ、金利上昇局面が継続した月と言って良いでしょう
ちなみに住宅ローン比較 編集部では、足元の金利状況を分析する限り、2020年2月は金利が落ち着く可能性が高いと考えています。

ここ4カ月、金利が上昇しており、そろそろ一服感が出てもおかしくありません。住宅ローン金利の基本目線は上ですが、調整を挟みつつ、上昇していくと編集部は予想しています。現在、住宅ローンの借り入れ(借り換え)を検討している方にとって、住宅ローン金利はまだまだ魅力ある水準にあります。住宅ローン選びに悩んでいる方は、住宅ローン比較が実施している各種ランキングの結果と、実際に住宅ローンを利用しているユーザーの口コミを参考に、自分に合った住宅ローン商品を見つけましょう!