住宅ローン金利動向2020年5月の住宅ローン金利動向

2020年5月の住宅ローン金利動向最新の住宅ローン金利動向

住宅ローン金利の動向

2020年5月の住宅ローン金利は、金融機関によって対応が分かれました。金利は上下に大きく変動しており、今後の動きを予想するのは困難です。この金利変動の要因は言うまでもなく、新型コロナウイルスにあります。2020年5月現在、日本はいまだ新型コロナウイルスを抑え込めておらず、今後抑え込めるかどうかもまだ不透明です。このような状況下では、金利を下げ、景気を刺激するのが定石ですが、日本は既に金利がゼロ近辺にあり、マイナス金利の深掘りは経済への悪影響が予想されるため、これ以上の金利引き下げは難しい状況にあります。事実日銀は世界中の中央銀行が金利を引き下げる中、3月、4月と連続で据え置いており、5月以降も据え置きを予想する声が大勢を占めています。これ以上金利が下がらないのであれば、リスクはむしろ上向き(※景気悪化と金利上昇が同時に来る状態)です。特に住宅ローンの借り換えを検討している方は、この水準であれば利用しても良いでしょう。
住宅ローン比較 編集部では、新型コロナウイルスの問題が落ち着くまで、金利は現在の水準近辺に留まると予想しています。その一方で住宅価格は下落する可能性のほうが高いでしょう。これまで物件価格の高騰で、なかなかマイホームに手が出なかったという方は、良いチャンスが訪れそうです。
過去の景気後退局面を見ると、リーマンショックの際の新築不動産の下落は2割強でした。不動産は中古物件から下落がはじまり、最後に新築物件が下落します。新築物件の下落は不動産会社がギリギリまで我慢することが想定されるので、しばらくは期待できませんが、中古物件の一部はすでに当初の売出価格から2割下がっているケースもあります。これからどんどん掘り出し物が売りに出てくる可能性があるので、中古物件の購入を検討している方は要チェックです。

各社の住宅ローン金利動向

それでは次に金融機関各社の住宅ローン金利の動向をチェックしていきます。まず最初は2020年5月も変動金利、固定金利、借り換え、10年固定、フラット35の4つランキングで、上位にランクインしている住信SBIネット銀行の金利動向から。 住信SBIネット銀行は、2年固定金利を引き上げる一方で、変動金利と3年固定金利を据え置きに。5年から35年までの期間の金利を引き下げました。先月住信SBIネット銀行は、変動金利に加え、固定金利に関しても期間を問わず引き上げましたが、今月は打って変わって逆の動きになりました。
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、借り入れ金利の低さに加え、住宅ローン申し込みのネット完結、一部繰り上げ返済手数料無料、就業不能リスクまでカバーする全疾病保障が無料付帯する等、全てのサービスが高いレベルにあります。フラット35に関しても手数料を引き下げたことで利用者が増加、フラット35ランキングでの評価を上げています。
次は変動金利に加え、一部の固定金利ランキングでも1位にランクインしているauじぶん銀行 住宅ローンの金利動向です。auじぶん銀行の2020年5月の住宅ローン金利は、先月同様、変動金利とボリュームゾーンの10年固定金利を据え置く一方で、2年、3年、5年、15年、20年、30年固定金利を引き上げています。auじぶん銀行が今月のように金利を引き上げるケースはめったにありません。それだけ将来の金利予想が難しいということなのでしょう。住信SBIネット銀行と比較されることが多いauじぶん銀行ですが、金利面ではほぼ全ての期間で住信SBIネット銀行を上回る好条件を提示。さらにがん50%保障団信に、全疾病保障を無料付帯させることができるなど、団信の比較でも住信SBIネット銀行を上回っています。2020年5月現在、数ある住宅ローンの中でNo.1と言って良いでしょう。

次は、事務手数料が定額で、初期費用を大幅に抑えることができる新生銀行の住宅ローンの金利動向です。新生銀行の2020年5月の住宅ローン金利は、変動金利、固定金利共に据え置いています。新生銀行は、ネット銀行の多くが事務手数料を住宅ローン借入額の2.2%に設定する中、定額料金で利用できる点が最大の魅力です。新生銀行の利用を検討する際は、見かけの金利で評価するのではなく、事務手数料含め、総返済額で比較しましょう。

次に月中に翌月の住宅ローン金利を発表するソニー銀行 住宅ローンの金利動向です。ソニー銀行の2020年5月の住宅ローン金利は、3年、5年、10年固定金利を据え置く一方で、20年を超える金利を引き上げています。ソニー銀行は前月15日に翌月の金利を発表しており、他の金融機関とは金利の動きが毎月異なります。他の金融機関の金利を大幅に引き上げたとしても、ソニー銀行は金利を引き下げるというようなこともありえます。住宅ローン金利を比較する際は、ソニー銀行の金利も忘れずにチェックしておきましょう。
ここまでは住宅ローン比較が実施する各種ランキングで、常に上位にランクインしている人気の住宅ローンの金利動向を解説しました。

最後に日本を代表するメガバンクの金利動向をご紹介します。メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱UFJ銀行 の2020年5月の住宅ローン金利は、変動金利と3年固定、5年固定金利を据え置く一方で、10年を超える期間の金利に関しては引き上げています。三菱UFJ銀行 に次ぐ人気と、住宅ローン貸し出し実績を誇るメガバンク、三井住友銀行は、変動金利と35年固定金利を据え置く一方で、ボリュームゾーンの10年固定金利を引き上げました。これは先月と全く逆の動きです
メガバンクの一角、みずほ銀行は変動金利を除くすべての固定金利を引き上げました。この動きも2カ月連続です。

2020年5月の住宅ローン金利の動向を総括すると、金融機関によって判断が大きく分かれた月と言って良いでしょう。ちなみに住宅ローン比較 編集部では、今後も金利は不安定な動きが続くと考えています。

世界中の金利が低下する中、金利を動かせないのが現在の日本の状況です。限られた範囲の中で、日本の金利に関しては上昇する可能性がある点には注意が必要です。住宅ローン選びに悩んでいる方は、住宅ローン比較が実施している各種ランキングの結果と、実際に住宅ローンを利用しているユーザーの口コミを参考に、自分に合った住宅ローン商品を見つけましょう!