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住宅ローン繰上げ返済のタイミング住宅ローン比較 最新ニュース 第3回

住宅ローンの繰上げ返済は、住宅ローンの総返済額を下げるために必要な手段で、早く行えれば早く行うほど、総返済額を減らせるというメリットがあるため、基本的にはできるだけ早いタイミングで行うべきと言われています。
しかし住宅ローンの繰上げ返済にはメリットだけでなく、実はデメリットもあります。メリットを知る事は重要ですがデメリットも知った上で適切なタイミングで繰上げ返済する事が住宅ローンと上手く付き合っていくための方法です。

今回の住宅ローン比較ニュースは、住宅ローンの繰上げ返済のメリットとデメリットに焦点を当て、適切な繰上げ返済のタイミングについて考えてみたいと思います。

まず住宅ローンの繰上げ返済のメリットに関しては上述した通り、早めに返済すればするほど元本に対してかかる利息を削減できる点です。またこれは早ければ早いほど効果を発揮します。
メリットに関してはこれに尽きます。住宅ローンの返済を早く終える事ができれば、それだけその後の生活にゆとりがうまれます。これは何よりも大きなメリットと言えるでしょう。

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次にデメリットに関してみていきたいと思います。
住宅ローンを繰上げ返済するという事は、その金額の蓄えが失われるという事になります。例えば家計の貯蓄が100万円だったとして、この100万円を繰上げ返済に充てたとしたら貯蓄は0円になります。これでは何かお金が必要な事態が起こった際、逆に借金しなければいけません。

ある程度の蓄えは日々の生活の中でも必要になりますので、過度な繰り上げ返済は生活のゆとりを失わせる可能性があるという点に注意しましょう。

次にあげられるのが税制面でのデメリットです。住宅ローン特別控除は完済までの返済回数が120回以上である場合にのみ適用されるため、住宅ローンの繰上げ返済を行う事で、この回数が120回を下回ってしまうと住宅ローン特別控除が受けられなくなってしまいます。
また住宅を理由があって売却しなければいけなくなった時、住宅ローンが残っており、そのローン額よりも売却価格が低い場合、確定申告する事で税金の還付を受けられることがあります。

万一の場合に備え、ローン残高を残しておく必要はありませんが、住宅売却の際、上記のようなケースが起こる事があるという点は憶えておくと良いでしょう。

3つ目は社会情勢の変化です。もし今後日本がインフレになると仮定すると、給料は増え、現在の住宅ローンの残高は相対的に返済金額の価値が落ちていく事になります。
例えば金利を1.5%に固定した住宅ローンを組み、将来、物価の上昇率が3%、賃金の上昇率が2%に達したとします。こうなると住宅の資産価値があがる一方で、賃金の上昇が住宅ローン金利を上回るため、住宅ローンの返済は現在よりもはるかに楽になります。

今後の日本がインフレになる可能性があると考えるのであれば、低金利で長期間の返済が可能な住宅ローンを組み、返済に備えるというのも有効な方法と言えるでしょう。

以上が住宅ローンを早期に繰上げ返済する際のデメリットになります。

住宅ローンの繰上げ返済を考えている方は、メリット・デメリットを十分に考慮し、自分のライフスタイルに合った返済計画を立てるよう心がけましょう。
また将来のインフレに備えるのであれば、現在変動金利で住宅ローンを借りている方は、住宅ローンの総返済額を比較、検討した上で長期間固定できる住宅ローンに借り換えるのも有効な手段と言えるでしょう。