住宅ローンニュース低金利が続く住宅ローン。変動金利・固定金利特約型のリスクは?

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低金利が続く住宅ローン。変動金利・固定金利特約型のリスクは?住宅ローン比較 最新ニュース 第6回

住宅ローン金利は日銀の量的緩和の影響もあり、長く低金利が続いています。特に変動金利や固定金利特約型(短期固定金利)は1%を大幅に下回る低金利を実現した住宅ローンが登場。例えば2014年7月時点の金利を見ると、イオン銀行の変動金利型受託ローンの金利は0.57%、ソニー銀行の変動金利型住宅ローンも0.599%と0.6%を下回る水準で提供。固定金利特約型の金利を見ると、三井住友信託銀行が2年固定型住宅ローンの最優遇金利を年0.35~0.65%に引き下げる等、住宅ローン金利は過去最低水準まで下がっています。

現在のところ変動金利型と固定金利特約型の金利が圧倒的に低く、魅力的な水準でサービスを提供しています。現時点ではこれらの住宅ローン商品に大きなアドバンテージがありますが、これらの住宅ローンは、金利の固定期間が短いため、将来の金利上昇のリスクを常に持っている事を忘れてはいけません。

例えば、変動金利の場合は、概ね半年に1回、固定金利特約型の場合は金利が固定される特約期間(1年~30年)が経過した後、改めて適用金利の改定が行われます。この改定の際、金利が上昇していると、返済金額が大きく増えてしまいます。直近の住宅ローン金利の推移をみると、低位安定しており、短期間で金利が大幅に上昇する可能性は低いとはいえ、現在以上に金利が下がる可能性も低いため、金利上昇のリスクについては十分に注意しなければいけません。短期間金利が低い住宅ローンを選んだものの、総返済額は固定型の住宅ローンを利用したほうが少なかったという事態にならないよう、毎月の金利動向には注意しましょう。

またこのようなリスクに対処するため、余裕をもった返済契約を組む事も重要です。ちょっとした金利の変化で返済に支障がでないよう、返済計画はしっかり立てましょう。

  • 低金利住宅ローンの注意点
  • 金利上昇のリスクを理解する
  • 金利が上昇した際、返済計画に支障がでないよう、ある程度余裕を持った返済計画を立てる
  • 金利の変動に注意し、金利上昇局面に入った場合、適切なタイミングで固定型に切り替える

圧倒的な低金利が続いている現在の状況では、変動及び固定金利特約型の住宅ローンは大きなアドバンテージがある魅力的な商品です。ただし、便利な商品の裏にはそれなりに高いリスクあります。そのリスクを上手く回避するためには、まず変動金利型と短期固定の住宅ローン金利特約型の商品の特徴をしっかり理解し、大切なお金を投資しましょう。

固定金利と変動金利、固定金利特約型の一覧

住宅ローンのタイプ:変動金利型

特徴

  • 年2回、金利が見直される。
  • 金利が上昇しても借り入れから5年間は返済額が変わらない。※但し、元金と利息の内訳は変更される。

メリット

  • 低金利の場合、当面の返済額を抑える事ができる。
  • 金利が低下した場合、金利見直しによって返済額が減少する。

デメリット

  • 金利上昇局面では返済する元金が増えることもある。
  • 常に金利が変動するため返済計画が立てにくい。

住宅ローンのタイプ:全期間固定型

特徴

  • 借り入れ時の金利が返済まで続く。

メリット

  • 低金利時に借り入れた場合、将来金利が上昇しても不安はない。
  • 常に返済額が一定なので返済計画を立てやすい。

デメリット

  • 金利低下局面で借り入れると高い金利を払わなければいけないこともある。

住宅ローンのタイプ:固定金利特約型

特徴

  • 特約期間終了後、金利が見直される。

メリット

  • 全期間固定に比べ借り入れ時の金利が低い。

デメリット

  • 金利上昇局面では返済する元金が増えることもある。
  • 金利変更後の返済額の増減に限度がない。