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住宅ローン借り換えの実態住宅ローン比較 最新ニュース 第15回

住宅を購入する際、もっとも重要なポイントの1つが住宅ローン。どの住宅ローンを選び、どんな金利プランで返済していくかは、ライフプランニングにも大きな影響を及ぼします。

「住宅ローンを決める際は、各社の住宅ローンをしっかり比較、検討した上で、自分にとってベストなものを選んだ。」

そう考えている方が、ほとんどではないでしょうか。しかし、現実には「しっかり比較、検討したはずの住宅ローン」から、別の住宅ローンへ借り換える人が多いのも事実です。

それでは、実際に、どの程度のユーザーが住宅ローンを借り換えていて、その理由はいったい何なのでしょうか?

専門家による情報サイト「All About」と、住宅ローンを提供する「ARUHI(旧SBIモゲージ)」の共同調査結果を参考に、この疑問への答えを探してみましょう。

10年前に家を購入した人のうち、約4割が借り換えを経験

両社が共同で実施した、「住宅ローンの借り換えに関する調査」(2014年12月実施)によると、住宅ローン借り換えの経験者は住宅を購入した年数によって大きく異なる事がわかりました。

購入年度別住宅ローン借り換え経験

住宅購入年度 住宅ローン借り換え経験有り なし
2001~2002年 42.2% 57.8%
2003~2004年 39.2% 61.8%
2005~2006年 26.9% 73.1%
2007~2008年 22.9% 74.1%
2009~2010年 13.8% 86.2%
2011~2012年 13.7% 86.3%

全体的に、住宅購入から時間が経つほど借り換え経験者の割合は高くなり、10年前に住宅を購入した人の中では、約4割が借り換え経験があるという調査結果が出ています。

住宅ローンを借り換えた理由、借り換えない理由

次に、住宅ローンの借り換え経験者が、実際に住宅ローンを借り換えた理由をチェックしてみましょう。

住宅ローンを借り換えた理由

  1. 借り換えで金利が下がったから … 61.9%
  2. 借り換えで返済額が少なくなったから … 33.1%
  3. より早く完済したいから … 21.5%
  4. 借り替える前の適用金利が上がったから … 17.1%
  5. 今後の金利変動が不安だったから … 11.6%
  6. 毎月の返済額の増加が不安になったから … 11.6%

上位に並んだのは、適用金利や返済額が以前の住宅ローンと比較して、より有利になるから、という理由。
住宅ローン金利は日々変動するため、その時にベストな条件のものを契約した場合でも、景気の変動や経済状況により、さらに良いものが登場することが多々あります。
これらの結果から総括すると、住宅ローンを借り換えた最大の理由は、タイミングを逃さず、より良い住宅ローンを見つけられたことにあるようです。

一方で、この結果と対照的なのが、借り換え経験のない人が「住宅ローンを借り換えない理由」です。

住宅ローンを借り換えない理由

  1. 借り換えをする理由が特にないから … 47.1%
  2. 手数料がかかるから … 32.9%
  3. 手続きが面倒そうだから … 31.2%
  4. 今の金利が高いとは思わないから … 17.8%
  5. 事務手数料がかかるから … 15.3%

ご覧の通り、借り換えない理由の第一位は「借り換えをする理由が特にないから」。借り換え経験者がベターな住宅ローンを見つけている一方で、未経験者は住宅ローンに対して興味を失っているようにも思われます。

この調査結果を分析すると、住宅ローンの借り換え経験の有無は、住宅を購入した後も、住宅ローンに関心を持って、金利を追っているかどうかどうかにあるという事もできそうです。

住宅購入は人生最大の買い物であり、住宅ローンをしっかり見直せば、最終的に数百万円単位で節約できるケースも少なくありません。

大切なのは住宅は住宅ローンを組んだら終わりではなく、住宅ローン金利の動向に目を配り、適切なタイミングで借り換えを検討する事と言えるでしょう。