住宅ローンニュース2017年の住宅ローン金利は上がる?それとも下がる?

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2017年の住宅ローン金利は上がる?それとも下がる?住宅ローン比較 最新ニュース 第39回

2017年もあっという間に4か月が過ぎました。毎月住宅ローン金利動向で今月の金利と来月の金利の予想を解説していますが、今月の住宅ローン比較ニュースは、さらに先の金利動向を考えてみたいと思います。

まず日本の住宅ローン金利を最も大きく左右するのは、日本の国債の金利です。ちなみに住宅ローン金利に最も大きな影響を与えるのは10年物国債の金利と言われています。

以下は10年物国債の金利の推移です。とてもよくまとまっているので是非チェックしてみてください。

2017年の住宅ローン金利は上がる?それとも下がる?

過去一年分の推移を見ると去年の前半から中盤にかけて、国債の金利がマイナスで推移し、年末にプラスに転じていることがわかります。住宅ローン金利もこれに連動しており、去年の前半から中盤にかけて過去最低を更新、後半に金利上昇に転じました。

この理由は明確で去年のマイナスは日銀のマイナス金利政策の影響、プラスに転じたのは日銀が政策変更を行いマイナス金利政策を実質終了したことに起因しています。

つまり、今後の住宅ローン金利の動向を予測するためには、日銀の政策がどうなるのかを考えることが重要なのです。

では日銀は今度どのように動くのでしょうか?住宅ローン比較 編集部では、少なくとも2017年中に政策が大きく変わることはないと考えています。

では今年は住宅ローン金利は上がらないかというと、そういう訳ではありません。

上述した新発10年国債利回りを見ていただけるとわかるように、国際金利は常に変動しています。この変動は日銀が政策を変更したからではなく、外部要因に起因した動きです。
この外部要因には様々な要素が考えられますが、最も影響を受けるのは世界経済の中心である米国の金利動向、特に10年物国債の動きに左右されています

日銀の政策に変更がない場合は、米国の10年物国債の金利動向に日本の住宅ローン金利が左右されると憶えておくと良いでしょう。

2017年の住宅ローン金利は上がる?それとも下がる?

ちなみに米国は2017年度中にあと2回~3回の利上げを実施する予定です。この利上げが問題なく行われた場合、日本の国債の金利もつられて上がり、住宅ローン金利も上がると考えて良いでしょう。

最後にもう一つ、2017年の金利動向を左右しそうなイベントをご紹介しておきます。

実は2017年は欧州の大国フランスとドイツで選挙が予定されています。また先日英国の下院でも解散総選挙が実施されることになりました。

主な欧州の政治イベント

  • 2017年4月 フランス大統領選挙
  • 2017年6月 英国解散総選挙
  • 2017年6月 フランス国民議会選挙
  • 2017年8月~10月 ドイツ連邦議会選挙

ここで例えばフランスやドイツの極右政党が勝利し、イギリスに続くEU離脱の流れができると欧州が大混乱し、世界中の金利が乱高下する可能性があります
(※基本的に波乱が起きると債券は買われる傾向があることから、金利が低下、波乱が起きなければ金利は上向きになると考えておくと良いでしょう。)

これらのイベント次第で金利が動くということを憶えておきましょう。

住宅ローン比較 編集部は、2017年の下半期も緩やかに金利が上昇すると考えています。また2018年に入り、日銀が政策変更を行った場合、金利の上昇はより大きなものになるでしょう。

2017年に入り住宅価格の上昇が止まり、若干値下げして売りに出される物件も見受けられるようになってきました。

もし良い物件が見つかれば、まだ住宅ローン金利が十分に低い2017年はチャンスと言って良いでしょう。