住宅ローンの基礎知識住宅ローンが残っている場合の不動産売却 3つのポイント

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住宅ローンが残っている場合の不動産売却 3つのポイント住宅ローンの基礎知識

自宅の住み替えや買い替え、急な資金需要、離婚など、様々な事情があり、住宅ローンの返済途中で自宅を売却する方はたくさんいらっしゃいます。

その際に最も大事になるのが自宅をできる限り早く、そして高値で売却することです。

自宅を売却する理由がどうあれ、高値で売却し、損をするということはまずありません。住宅の売却価格が住宅ローンの残債を上回れば、自宅の住み替えや買い替えが楽になる他、急な資金需要や離婚による財産分野などを考えてもプラスになるはずです。

ちなみに不動産の売却には、一般売却と任意売却の2種類があり、一般売却は自宅を売却したあと後の売却代金を全額ローン返済に充て、売却代金が残債を下回る場合は、差額を現金で支払います。任意売却は自宅の価格が残債を大きく下回り、差額を現金で支払うのが困難な場合の選択肢です。この場合、住宅ローンの借り入れ先の金融機関に相談することで任意売却を選択できる場合があり、残債に関しては、少しずつ金融機関に返済していくことになります。

今回は、住宅ローンが残っている場合の不動産売却の3つのポイントと題して、自宅を高値で売却する方法をご紹介します。

実際に自宅の高値売却を実現した編集部のスタッフがおすすめする不動産無料査定サイトの情報もご紹介しているので、是非最後までチェックしてみてください。

不動産売却のポイント その1
売却はできるだけスピーディーに

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不動産価格は常に変動しています。ここ数年は都市部を中心に不動産価格が上昇していますが2018年に入り、それも頭打ちに。原則として不動産は時間が経てば経つほど価格が下落していきます。特に一戸建ての場合、10年以上経過すると、建物の価値がほとんどなくなるケースも少なくありません

不動産を売却する場合、明日で良い、来週で良い、来月で良いという感覚は捨てるべきです。1日1日査定価格、売却価格が落ちていくと考え、売ると決めたらスピーディーに行動しましょう。

不動産売却のポイント その2
必ず相見積もりを取り、査定価格と手数料を比較する

不動産を早く売却しなければと思えば思うほど、売却を依頼する不動産会社選びを適当にやってしまう傾向があります。

この行動が危険なのは、不動産の査定価格は不動産会社によって大きく異なり、実際の販売力にも差があり、知らず知らずのうちに損をしてしまっている可能性があるからです。

また不動産売却時にかかる手数料は「売却価格の3%+6万円(いずれも税抜)」という規定がありますが、実はこれは上限手数料であり、この3%という額は交渉できる余地があります。

基本的に大手不動産会社は手数料の値引きに消極的ですが、中小不動産会社は交渉次第で一定の値引きを期待できるでしょう。

また査定価格は必ずしも高いから良いという訳ではありません。周辺の不動産の売却事例をチェックし、妥当だと考えられる査定価格を提示している不動産会社の中から、高値での売却が期待できる会社を選ぶことが大切です。

以下におすすめの不動産査定サイトを厳選しました。不動産の売却を検討されている方は、是非チェックしてみてください。

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不動産売却のポイント その3
媒介契約は定期的に見直し、信頼できる不動産会社を選ぶ

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不動産を売却する際は、不動産会社の相見積りを取り、実際に対面した上で、売却依頼先を選ぶことになります。その際、複数の不動産会社に売却活動を依頼する一般媒介と、窓口を1社に限定し、売却活動を行う専任媒介という契約のいずれかを選択します。
どちらの方法にも一長一短があるため、この方法でなければいけないということはありませんが、媒介契約に関しては定期的に見直しましょう。特に専任媒介契約の場合は、契約期間中、他の不動産会社に売却活動を依頼することができない点には注意が必要です。

売却を依頼する段階では信頼できると思った不動産会社が、実際の売却活動では全く真剣に取り組んでくれないということも充分にあり得ます。このような問題が起こった際は、契約終了と共に、他の不動産会社へ媒介契約を切り替えることを検討しましょう。

できる限り早く、そして高く自宅を売却するためには、信頼できる不動産会社とのパートナーシップが欠かせません。媒介契約の定期的な見直しは、そのための手段だということを憶えておいてください。

まとめ -不動産を賢く売却し、残債を圧縮しよう-

住宅ローンがまだ残っている状況での不動産の売却は、誰もが不安に思うものです。ただそう言う時こそ焦りは禁物。本ニュースでもご紹介しましたが、一つ一つの作業過程にしっかり取り組んでいけば、必ず売却できるはずです。

5万円でも10万円でも高値で売却できるよう、基礎知識を身につけ、不動産売却に挑みましょう。

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著者・総監修 早川 聡

著者・総監修 早川 聡

住宅ローン含め、金融の専門家(プロ)として様々な記事を執筆しており、最新の金利動向の記事執筆を担当。世界経済の動向を踏まえた金利分析と予測の精度に定評がある。住宅ローン金利の動向に関しては日本経済新聞からの取材を受けた経験あり。