住宅ローン 銀行の選び方auじぶん銀行の住宅ローン取扱高が6,000億円を突破!他の銀行は?住宅ローンを取扱高でランキング
auじぶん銀行の住宅ローン取扱高が6,000億円を突破! サービス開始から住宅ローン 銀行の選び方
2019年11月28日、auじぶん銀行の住宅ローン取扱高が6,000億円(※1)を突破しました。住宅ローン比較.jpが実施する各種ランキングで、トップクラスの評価を獲得しているauじぶん銀行の住宅ローンですが、確実にユーザーを増やしていることがこのデータからもわかります。
- ローン残高1兆円突破のプレスリリースから推計
ちなみにauじぶん銀行は2019年5月に住宅ローン取扱高が5,000億円を突破したことを公表しています。つまり2019年5月から約6か月間で1,000億円取扱高を増やしたことになります。
では他のネット銀行やメガバンクの住宅ローン取扱高はどの程度なのでしょうか?
今月の住宅ローン比較のニュースは、住宅ローン取扱高に注目。auじぶん銀行のライバル、住信SBIネット銀行の住宅ローン取扱高やメガバンクの住宅ローン取扱高を調査、ランキングにしました。
多くの方に利用されているかどうかも住宅ローンを利用する基準の一つ。主要な銀行の住宅ローン取扱高を是非チェックしてみてください。
auじぶん銀行 住宅ローン
概要 | 三菱UFJ銀行とauフィナンシャルホールディングスが出資するネット銀行の大手。auじぶん銀行は住宅ローン商品の提供に特に力を入れており、住宅ローン金利はもちろん、万一がんと診断された場合、住宅ローン残高が50%になるがん50%保障団信や全ての疾病が対象になる全疾病保障等、団信も高く評価されている。その他にもスマホ経由で24時間365日、1円から手数料無料で一部繰り上げ返済できる点や、契約を全てネット完結することで、印紙代が不要になる点など、利便性は極めて高い。 |
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金利※2023年11月実行金利(年利) |
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ライバルの住信SBIネット銀行の住宅ローン取扱高は5兆5,000億円!
ネット銀行が提供する住宅ローン商品の中で、auじぶん銀行の住宅ローンと人気を2分する住信SBIネット銀行の住宅ローンですが、住宅ローン取扱高では、auじぶん銀行を圧倒しています。
2019年11月28日に住信SBIネット銀行が公表したプレスリリースによると、現時点での住宅ローン取扱高はなんと5兆5,000億円!auじぶん銀行はもちろん、他のネット銀行と比較しても圧倒的な1位です。
ちなみに2019年5月31日に住宅ローン取扱高が5兆1,000億円を突破したことを公表しており、約6か月間で4,000億円も融資残高を増やしたことになります。
住宅ローン比較が実施する各種ランキングでは、auじぶん銀行に抜かれるケースも増えてきましたが、取扱高という点では住信SBIネット銀行に優位性があることは間違いありません。
ちなみに住信SBIネット銀行は、ネット専用住宅ローンに加え、SBIマネープラザの店舗で対面申し込みを受け付けているミスター住宅ローンREAL、フラット35買取型、フラット35保証型、さらに不動産会社との提携住宅ローンを提供するなど、商品ラインナップと販売チャネルが充実。それが取扱高増加に寄与していることは間違いないでしょう。
住宅ローン取扱高ランキング!12年連続1位はあのメガバンク
では住宅ローン取扱高ランキングで1位の金融機関はどこなのでしょうか?実は1位は12年連続で同じ金融機関が君臨しています。
その金融機関とは、メガバンク最大手「三菱UFJ銀行」です。三菱UFJ銀行は2007年から12年連続で1位の座を守っており、実は2位以下とも大きな差がついています。
メガバンクや準メガバンクの住宅トーン取扱高は、決算書などで確認する他ないため、データが少し古いですが、以下にその統計データをまとめました。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンについても、参考データとして掲載しているので、是非チェックしてみてください。
住宅ローン取扱高ランキング(2018年3月時点 ※参考は2019年11月28日時点)
1位 三菱UFJ銀行 | 15兆4,500億円 | 前年比マイナス▼ |
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2位 りそな銀行 | 10兆2,600億円 | 前年比プラス△ |
3位 三井住友銀行 | 9兆9,900億円 | 前年比マイナス▼ |
4位 みずほ銀行 | 9兆400億円 | 前年比マイナス▼ |
5位 三井住友信託銀行 | 8兆8,700億円 | 前年比プラス△ |
参考データ 住信SBIネット銀行 | 5兆5,000億円 | 前年比プラス△ |
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参考データ auじぶん銀行 | 6,000億円 | 前年比プラス△ |
このデータを見ると、いまだ三菱UFJ銀行が圧倒的な1位であることがわかります。1位と2位との差は実に5兆円以上!まだしばらくは三菱UFJ銀行が住宅ローン取扱高1位であることは変わりそうにありません。
ただメガバンク3行(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)はいずれも前年比で住宅ローンの取扱高を減らしており、みずほ銀行に至っては1兆円近い減少となっています。
対して住信SBIネット銀行やauじぶん銀行はランキング上位を上回る伸び率を見せており、今後住宅ローン借入先の主役が交代していく可能性は十分。
総返済額や団信、一部繰り上げ返済手数料などで優位性のあるネット銀行の住宅ローンは、今後益々存在感を高めていくはずです。
住宅ローンの利用を検討されている方は、各種ランキングの結果も参考に、利用する住宅ローンを検討してみてはいかがでしょう?
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著者・総監修 早川 聡
住宅ローン含め、金融の専門家(プロ)として様々な記事を執筆しており、最新の金利動向の記事執筆を担当。世界経済の動向を踏まえた金利分析と予測の精度に定評がある。住宅ローン金利の動向に関しては日本経済新聞からの取材を受けた経験あり。