住宅ローン講座住宅ローンの年齢制限

住宅ローンの年齢制限

住宅ローンを利用する際、契約者の年齢は借り入れ審査の重要な要素の一つ。
各金融機関が提供する住宅ローンには、申し込み時・完済時の年齢制限が設定されており、年齢によっては、借り入れ審査の難易度が上がることから、住宅ローンを利用する際は、年齢制限に関してもしっかり確認しておくことが大切です

今回の特集では、住宅ローンが利用できる年齢に注目。主な金融機関が提供する住宅ローンの申し込み時・完済時の年齢制限を一覧で比較しました。さらに、比較的高い年齢で住宅ローンを組む場合に、チェックしておきたいポイントについてもご紹介します。

住宅ローンの年齢制限を比較住宅ローンの年齢制限

住宅ローンに申し込むことができる年齢は、金融機関によって異なります。
以下の表は、主な金融機関が公表している、住宅ローンの申し込み時・完済時の年齢制限を比較したものです。

主な住宅ローンの年齢制限 比較一覧(申し込み時、完済時の年齢)

申し込み時の年齢制限 完済時の年齢制限
住信SBIネット銀行 20歳以上65歳以下 80歳未満
じぶん銀行 20歳以上65歳未満 80歳の誕生日まで
新生銀行 20歳以上65歳以下 80歳未満
ソニー銀行 20歳以上満65歳未満 80歳の誕生日まで
楽天銀行 フラット35 70歳未満※ただし、親子リレー返済を利用する場合は、70歳以上でも申し込み可能 80歳未満
イオン銀行 20歳以上満71歳未満 80歳未満

上記の表から、ほとんどの住宅ローンは、20歳以上65歳前後まで申し込みに対応し、80歳までには完済する必要があることがわかります

金融機関はなぜ住宅ローンの完済時の年齢を、80歳に制限しているのでしょうか?
その理由は、団体信用生命保険にあります。住宅ローンを利用する際、多くの金融機関が「団体信用生命保険(団信)への加入」を必須としており、この団体信用生命保険で保障を受けることができる年齢が80歳までとなっているのです。団体信用生命保険は契約者に万が一のことがあった場合、住宅ローンの残債をゼロにするための仕組みであることを考えると、80歳以上は加入に適していないという事がわかるでしょう。

※ただし、フラット35の場合、団体信用生命保険への加入は任意。

それでは、次に住宅ローンは何歳頃までに組むべきか考えていきます。

住宅ローンは最長35年で組むことが可能です。繰上返済を考慮しない場合は、完済時年齢の上限である80歳から35年を引き、45歳が、最長で住宅ローンを組む場合のリミットと考えることができます。
ただし、45歳から35年で住宅ローンを組んだ場合、定年退職後も住宅ローンの返済が長く残る点には注意が必要です

定年退職を迎える65歳までに35年の住宅ローンの完済を考えるのであれば、65歳から35年を引くと30歳までに住宅ローンを組むのが理想的ということになりますが、現実的には少し早すぎる感は否めません。

実際には繰上返済を活用し、返済期間を5年~10年程度短縮するケースが多いため、35歳~40歳が住宅ローンの組む上での一つの目安と言えるでしょう

住宅ローンの年齢制限

ただし、住宅購入を検討する時期は人によって異なります。あくまでこの年齢は目安であり、欲しい物件があり、返済できるのであれば30歳より前に借りても問題ありませんし、45歳以上で借りても全く問題はありません。

ちなみに、住宅ローンの申し込みができる年齢はほとんどの場合、65歳前後までとなっています。上記では35年ローンを前提に計算していますが、返済期間が短ければ、45歳以上でも住宅ローンを組むことは十分に可能です。

では、45歳以上で住宅ローンを組む際は、どういった点に気を付ければよいのでしょうか?
次のチャプターでは、45歳以上の方が住宅ローンに申し込む際の注意点や、チェックしておきたいポイントについてご紹介します。

45歳以上で住宅ローンを申し込む際のチェックポイント住宅ローンの年齢制限

45歳以上で住宅ローンを申し込む場合、30代で住宅ローンを利用する場合と比較すると、審査が厳しくなる点には注意が必要です。その理由は大きく以下の2点を挙げることができます。

1返済期間と返済能力の評価が厳しくなる

30歳以降で住宅ローンを組む場合、年齢が上がるにつれ、定年退職後に住宅ローン返済が残る期間が長くなります。定年退職後、住宅ローン返済は、年金や貯蓄、退職金を元手に行うことになるため、場合によっては、返済できなくなる可能性も。そのため、返済能力が低いと判断されやすくなるため、審査が厳しくなる傾向があります。

2団体信用生命保険へ加入する難易度が上がる

年齢が上がるにつれ、健康面でも不安が増えるため、住宅ローンの加入条件である「団体信用生命保険」に加入することが難しくなるケースがあります。

また、以下の3点は、45歳以上で住宅ローンを申し込む際にチェックしておきたいポイントです。この3点をしっかりおさえておくことで、45歳以上でも、無理なく住宅ローンを利用することができるでしょう。

45歳以上で住宅ローンを申し込む際のチェックポイント

頭金を多めに用意する

頭金を多めに用意し、住宅ローンの借入額を減らせば、その分、毎月のローン返済を少ない額で済ませることが可能です。毎月のローン返済額が少なければ、生活への負担が少ないのはもちろん、定年退職後にローン返済が残った場合でも、比較的少ない負担で済ませることができる点はチェックしておきましょう。

繰り上げ返済を利用する

繰り上げ返済を活用し、完済までの期間を短くする・住宅ローンの総返済額を減らすのも、45歳以上で住宅ローンを申し込む際にチェックしておきたいポイントの一つ。ただし、繰り上げ返済を頻繁に行った結果、手元の貯金額が大きく減ってしまった、毎日の生活が苦しくなってしまった・・・とならないように注意が必要です。
繰り上げ返済の利用条件は、住宅ローンを提供する金融機関によって異なるため、利便性や利用頻度を考え、自分に合った住宅ローンを選びましょう。

繰り上げ返済の活用におすすめの住宅ローンを比較

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行

一部繰上げ返済手数料 無料
全額繰上げ返済手数料
  • 変動無料
  • 固定32,400円(税込)
繰上げ返済の最低金額※一部繰上返済の場合 1円以上
繰上げ返済の利用回数 制限なし
繰上げ返済の手続き インターネット
住宅ローンの特徴 住信SBIネット銀行が提供する住宅ローン。オリコンが実施する住宅ローン満足度ランキングで3年連続1位(※2016年6月現在)を獲得する等、高い人気を誇る。
住信SBIネット銀行の特徴は、他の住宅ローンと比較し、低金利を実現している点。
また、一部繰り上げ返済手数料が無料であることに加え、1円からの繰り上げ返済に対応している点も嬉しい。
さらに、全疾病保障も無料付帯するため、住宅ローンの利用を検討する際は、ぜひ候補に入れておきたい。

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じぶん銀行

じぶん銀行

一部繰上げ返済手数料 無料
全額繰上げ返済手数料
  • 変動無料
  • 固定32,400円(税込)
繰上げ返済の最低金額※一部繰上返済の場合 1円以上
繰上げ返済の利用回数 制限なし
繰上げ返済の手続き インターネット
住宅ローンの特徴 三菱UFJ銀行 とKDDIが50%ずつ出資する「じぶん銀行」が提供する住宅ローン。
じぶん銀行の特徴は、団体信用生命保険に加え、「がん50%保障団信」が無料付帯する点。さらに、金利年0.2%上乗せで「がん100%保障団信」、金利年0.3%上乗せで「11疾病保障団信」がそれぞれ付帯する点もチェックしておきたい。
また、手数料無料で1円から繰り上げ返済に対応しているので、繰り上げ返済を上手に活用し、効率よく返済したい人におすすめの住宅ローンと言えるだろう。

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親子リレーを活用する

「親子リレー」の活用も45歳以上で住宅ローンを申し込む際にチェックしておきたいポイントです。親子リレーとは、親子間や二世代にわたって住宅ローンを返済する方法のこと。親子リレーを活用することで、70歳以上であっても、住宅ローンを申し込むことができる金融機関がいくつかあるので、利用を検討している方は要チェックです
借入額を増やしたい、申し込み時の年齢がやや高齢でも長期の住宅ローンを組みたいと考えている場合は、親子リレーの活用も視野に入れ、検討すると良いでしょう。
ちなみに、親子リレーを活用するのであれば、借入時の金利が返済期間中ずっと固定される長期固定金利住宅ローン「フラット35」の利用がおすすめです

親子リレー返済に対応したおすすめの住宅ローンを比較

楽天銀行 フラット35

楽天銀行 フラット35

フラット35金利
  • 15-20年固定1.05
  • 21-35年固定1.11
2019年9月実行金利。融資比率9割以下
※いずれも団信ありの場合。団信に加入しない場合は表示金利-0.2%
融資手数料(新規借入れの場合) 1.08~1.404%(税込)
繰り上げ返済手数料 無料
保証料 無料
住宅ローンの特徴 楽天グループのネット銀行「楽天銀行」が提供する長期固定金利住宅ローン。
楽天銀行 フラット35の特徴は、住宅ローン金利に加え、融資手数料もフラット35の最低水準に設定されている点。楽天銀行口座を、返済口座に指定すると、融資手数料が1.08%になる点は要チェック。
また、事前審査の申し込みから、借入れまでインターネットで行うことができ、来店不要で手続きができる点も嬉しい。

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住信SBIネット銀行 フラット35

住信SBIネット銀行 フラット35

フラット35金利
  • 15-20年固定1.05
  • 21-35年固定1.11
2019年9月実行金利。融資比率9割以下
※いずれも団信ありの場合。団信に加入しない場合は表示金利-0.2%
融資手数料(新規借入れの場合) 2.16%(税込)
繰り上げ返済手数料 無料
保証料 無料
住宅ローンの特徴 住信SBIネット銀行が提供する長期固定金利住宅ローン。
住信SBIネット銀行 フラット35の特徴は、業界最低水準の低金利を実現している点。さらに、保証料・繰り上げ返済手数料が無料で利用できる点も嬉しい。
また、がん・心筋梗塞等の重度慢性疾患に対応した8疾病保障を金利年0.5%上乗せで利用できるため、充実した保障を受けることができるフラット35を利用したい人におすすめ。

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住宅ローンの年齢制限~まとめ~住宅ローンの年齢制限

住宅ローンの年齢制限

住宅ローンの年齢制限に注目した本特集はいかがでしたでしょうか?
これから住宅ローンの利用を検討しているという方は、住宅ローンには申し込み時と完済時の年齢制限があり、契約者の年齢が上がると、審査が厳しくなる場合や、長期の住宅ローンを組むのが難しくなるケースもあるという点には注意が必要です。

また、40代・50代で住宅ローンを組む場合、定年退職後も返済が残る可能性が高いため、現役時に返済と退職時の返済を分けて考えると良いでしょう。

大切なのは無理のない返済計画を立てて、住宅を購入することです。本特集で取り上げた情報を住宅ローンの借り入れ(借り換え)の際、役立てましょう。