住宅ローン 選び方独身女性におすすめの住宅ローンと比較のポイント
女性の社会進出が活発になるとともに、独身女性が単身でマンションを購入し、住宅ローンを組むケースが増えてきています。
以前は、男性の方が住宅ローン審査に通りやすい傾向がありましたが、最近は住宅ローンの融資条件、審査に男女の差はほとんど無くなっており、定職のある女性であれば男性と同じように、住宅ローンの借り入れができるようになりました。
それでは、独身女性が住宅ローンを組む際、どのような点に注意し、住宅ローン商品を比較すると良いのでしょうか?
今回の特集では、独身女性におすすめの住宅ローンと比較のポイントと題して、住宅ローンの選び方と独身女性におすすめの住宅ローンの情報を解説します。
独身女性に女性専用住宅ローンはおすすめ?独身女性におすすめの住宅ローンと比較のポイント
数ある金融機関の中には、「女性限定の特典が利用できる」「女性特有の病気をカバーする保険が付帯する」「年収などの条件が低く、審査に通りやすい」等の特徴を持つ、女性向けの住宅ローンを用意しているところがあります。
独身女性が住宅ローンを組む際は、このような女性向け住宅ローンを比較し、自分に合ったものを選ぶと良いのでしょうか?
答えはNoです。実は、女性向け住宅ローンにこだわり、その中から住宅ローンを選択する必要はありません。
その理由は、女性向け住宅ローンの場合、女性向けの特典をプラスされる代わりに、一般向けの住宅ローンと比較すると金利が高くなるケースが多く、結果的に不利な条件で住宅ローンを組まされているケースが多いためです。
一般向けの住宅ローンの中には、女性向け住宅ローンと比較すると、低金利での借り入れができるものや、保障・特典が充実しているもの、男女関係なく審査に通りやすいものなどがあり、このような住宅ローンを利用することで、女性向け住宅ローンと比較しても、よりお得な条件で借り入れることができます。
「女性向け」「女性限定」といった言葉に惑わされず、一般向けの住宅ローンも選択肢に加え、金利や特典等、条件面を総合的に判断したうえで、有利な条件で借り入れできる自分に合った住宅ローンを選びましょう。
独身女性におすすめの住宅ローン 比較のポイント独身女性におすすめの住宅ローンと比較のポイント
本チャプターでは、独身女性が自分に合った住宅ローンを選ぶ際に比較すべきポイントと、それぞれの項目別におすすめの住宅ローンをご紹介します。
- 独身女性におすすめの住宅ローン 比較のポイント
- 住宅ローン金利が低い
- 団信(団体信用生命保険)が充実している
- 特典が充実している
- 審査に通りやすい
住宅ローン金利が低い
金利の低さは、住宅ローンを選ぶ上で比較しておきたい重要なポイント。
住宅ローンは借り入れる額が大きいため、わずかな金利の差でも、総返済額では100万円以上の差が出ることも珍しくありません。住宅ローンの総返済額をできるだけ圧縮するためにも、金利はしっかりチェックし、低金利の金融機関を選ぶことが、住宅ローン選びの基本です。
また、繰り上げ返済も総返済額を圧縮する上で、大きな効果があります。住宅ローン金利と併せて、繰り上げ返済手数料に関してもしっかり確認しておきましょう。
住宅ローン金利の低さで選ぶ!独身女性におすすめの住宅ローン
住信SBIネット銀行
金利※2023年3月実行金利 |
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保証料 | 無料 |
繰り上げ返済手数料 | 無料 |
付帯サービス・特典 |
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特徴 | 住信SBIネット銀行が提供する住宅ローン。オリコンが実施する住宅ローン満足度ランキングにおいて、3年連続第1位(※2016年6月現在)を獲得し、利用者からの高い満足度を誇っている。 住信SBIネット銀行の特徴は、他の金融機関が提供する住宅ローンと比較し、低金利を実現している点。 また、「全疾病保障」や女性限定で「ガン診断給付金保障」が無料付帯する点も嬉しい。金利の低さに加え、保険が充実している点からも、住宅ローンを選ぶのであれば、住信SBIネット銀行はぜひ候補に入れておきたい。 |
団信(団体信用生命保険)が充実
病気やケガなど万一の場合に備え、疾病保障の有無をはじめとする団信(団体信用生命保険)の内容を比較し、住宅ローンを選ぶのもおすすめです。
多くの住宅ローンは、団信に特約を付帯すると「住宅ローン金利上乗せ」という形で、追加の保険料を支払う必要がありますが、金融機関によっては、一定の疾病保障が無料付帯するものも。団信を重視し、住宅ローンを選ぶのであれば、団信の内容と追加費用の有無をしっかりチェックしておきましょう。
団信で選ぶ!独身女性におすすめの住宅ローン
auじぶん銀行
金利(年利)※2023年3月実行金利 |
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保証料 | 無料 |
繰り上げ返済手数料 | 無料 |
付帯サービス・特典 |
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特徴 | 三菱UFJ銀行
とKDDIが50%ずつ出資する「auじぶん銀行」が提供する住宅ローン。 auじぶん銀行では、団体信用生命保険に加え、「がん」と診断された場合に住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」が無料付帯。さらに、年0.1%の金利上乗せで「がん100%保障団信」、年0.2%の金利上乗せで「11疾病保障団信」をそれぞれ付帯することができる。 また、au通信サービスとのセット利用で毎月500円(※最大5年間)の割引が受けられる点も魅力。パソコンからはもちろん、スマホからの申し込みにも対応しており、来店不要で住宅ローンが組める点も嬉しい。 |
特典が充実
住宅ローンを契約することで利用できる特典内容を比較するのも、自分に合った住宅ローンを選ぶうえで大切なポイントです。特典は、「日々の買い物時の割引」や「各種手数料の割引」、「特約付き団信の無料付帯」「家事代行サービス・ハウスクリーニングサービスが受けられるオプション利用」等、金融機関によって様々。
住宅ローンを取り扱う各金融機関がどのような特典を用意しているのか、事前にしっかりと比較し、自分のライフスタイルに合った特典が充実している住宅ローンを選びましょう。
特典で選ぶ!独身女性におすすめの住宅ローン
SBI新生銀行
金利※2023年3月実行金利 |
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保証料 | 無料 |
繰り上げ返済手数料 | 無料 |
付帯サービス・特典 |
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特徴 | SBI新生銀行が提供する住宅ローン。SBI新生銀行住宅ローンの特徴は、他の金融機関にはない、利便性の高いサービスが充実している点。例えば、オプションサービス「安心パックW(※別途事務手数料:税抜15万円)」に加入すれば、「安心団信保障」「コントロール返済(※一部繰り上げ返済を行い返済期間を短くした分、通常の支払いをストップできる返済方法)」に加え、「家事代行サービス・ハウスクリーニングサービス(※回数・地域限定)」を利用することができる。 また、団信が無料付帯する他、保証料、繰り上げ返済手数料が無料である点も嬉しい。SBI新生銀行は、仕事と家事をこなしながら、住宅ローンの返済にもしっかり取り組みたいと考えている独身女性におすすめ。 |
審査に通りやすい
住宅ローン審査への通りやすさも、独身女性が住宅ローンを選ぶ際に比較しておきたいポイントの一つです。
なかなか住宅ローンの審査に通らないという独身女性は、数ある住宅ローン商品の中でも審査基準が明記されており、条件を満たせば必ず審査に通るフラット35の利用がおすすめ。
フラット35は、年収に占める年間合計返済額の割合が以下の条件を満たしていれば、住宅ローンを借り入れることが可能です。
- 年収400万円未満→年間合計返済額の割合:30%以下
- 年収400万円以上→年間合計返済額の割倍:35%以下
ちなみにフラット35は、審査に通りやすい代わりに金利が高いというわけではなく、長期固定金利に関しては、他の住宅ローンと比較しても、金利に優位性がある点も大きなメリット。
また、35年間金利が変わらないため、返済額が一定で、返済計画が立てやすい点も独身女性が住宅ローンを借り入れる上で大きな魅力と言えるでしょう。
審査の通りやすさで選ぶ!独身女性におすすめの住宅ローン
楽天銀行 フラット35
金利※2023年3月実行金利 |
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保証料 | 無料 |
繰り上げ返済手数料 | 無料(※100万円以上の場合。保証会社への手数料は無料) |
付帯サービス・特典 |
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特徴 | 楽天グループのネット銀行「楽天銀行」が提供する長期固定金利住宅ローン。 楽天銀行 フラット35の特徴は、住宅ローン金利に加え、融資手数料もフラット35の最低水準に設定されている点。通常の融資手数料は1.404%だが、楽天銀行をフラット35の返済口座に指定すると、融資手数料が1.10%に優遇される。 また、ATM手数料が毎月5回まで無料になる他、楽天スーパーポイントが通常の3倍貯まるハッピープログラムのVIP会員に最長2年間登録できる等、特典が充実している点も魅力。 |
まとめ独身女性におすすめの住宅ローンと比較のポイント
独身女性におすすめの住宅ローンと比較のポイントをご紹介した今回の特集はいかがでしたでしょうか?
数ある住宅ローン商品の中には、独身女性でもお得に利用できる住宅ローンが多数あり、それぞれの特徴をしっかりと比較することで、自分に合った住宅ローンを見つけることが可能です。
本特集を参考に、独身女性が住宅ローンを選ぶ際のポイントや、おすすめの住宅ローンをチェックし、自分に合った住宅ローンを見つけてみてはいかがでしょう。