住宅ローン講座住宅ローンを頭金なしで借りるデメリットとその対処法

住宅ローンを頭金なしで借りるデメリットとその対処法

「住宅ローンの頭金が今は用意できない・・・でもどうしてもこのタイミングで住宅が欲しい!」という方は、頭金なしでの住宅ローンの借り入れを検討されるはず。

その際に頭をよぎるのは、「頭金なしで本当に大丈夫だろうか?」「返済に困らないだろうか?」「どんなデメリットがあるのだろうか」というような、不安ではないでしょうか?

今回の住宅ローン比較の特集は、住宅ローンを頭金なしで借りることを検討されている方向けに、住宅ローンを頭金なしで借りる3つのデメリットとその対処法を具体的にご紹介します。

たまに住宅は頭金なしで購入しても問題ないという記事を見かけますが、それは事実ではありません。やはり頭金なしで住宅ローンを組むということは、一定の頭金を用意できる場合と比較すると、デメリットのほうが多いのが現実なのです。

その一方でデメリットには対処法があり、上手く対策することで、リスクを大幅に軽減できます。住宅ローンを頭金なしで借り入れようと考えている方は、是非最後までチェックしてみてください。

住宅ローンを頭金なしで借りる人の割合は?住宅ローンを頭金なしで借りるデメリットとその対処法

住宅ローンを頭金なしで借りるデメリットとその対処法

住宅ローンを頭金なしで借りる方は実際どの程度の割合なのか、みなさんはご存知でしょうか?住宅ローンを頭金なしで借りるデメリットとその対処法を解説する前に、まずはその割合についてご紹介したいと思います。

少しデータが古くなりますが、2011年に住宅情報サイトSUUMOが家を買った1,700人に対して実施した調査結果が参考になります。

年収400万円未満 26%
年収400万円以上~600万円未満 17.3%
年収600万円以上~800万円未満 14%
年収800万円以上 10.1%

家を買った1700人の価格・ローン・頭金レポート 2011※SUUMO調べ

この調査を見ると年収400万円未満の場合、26%が頭金なしで住宅ローンを組んでおり、頭金なしの割合が最も多いという結果に。年収400万円以上年収600万円未満の場合、17.3%が頭金なしという結果になりました。これは頭金200万円未満21.4%、頭金200万円以上500万円未満21.2%に次いで3番目に多い数値です。

年収が高くなればなるほど頭金の額は多くなる傾向がありますが、全体を通してみると、非常に多くの方が頭金なしで住宅を購入し、住宅ローンを組んでいることがわかります。

つまり住宅ローンの頭金がないということは、決して少数派ではないのです。

住宅ローンを頭金なしで借りるデメリットと対処法住宅ローンを頭金なしで借りるデメリットとその対処法

それでは具体的に住宅ローンを頭金なしで借りるデメリットとその対処法、そして頭金なしで借りる際におすすめできる住宅ローンをご紹介していきます。

頭金の用意が難しい方は是非チェックしてみてください。

住宅ローンを頭金なしで借りるデメリット その1 住宅ローン審査が厳しくなる

住宅ローンを頭金なしで借りるデメリットとその対処法

金融機関にとって住宅ローンは、その人の信用に対する貸付であり、融資金額が大きければ大きいほど住宅ローン審査が厳しくなります。頭金なしということは、それだけ金融機関が提供する融資金額が大きくなるということです。

また頭金を用意できるということは、それだけ家計に余裕があり、返済余力があるという心証につながることも否定できません。

住宅ローンを頭金なしで融資を受ける場合、多くの金融機関の住宅ローン審査が厳しくなるということを憶えておきましょう。

対処法融資基準が明確で頭金なしでの借り入れに対応した住宅ローンを活用する

どうしても住宅ローン審査を突破できない場合は、融資基準を公開している住宅ローン商品を利用すると良いでしょう。国が支援する住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携し、提供する住宅ローン商品「フラット35」は、融資基準が明確で、頭金なしでの借り入れに対応しています。以下条件のもとで借り入れできる場合は、申し込みを検討しましょう。

年収 400万円未満 400万円以上
基準(※1) 30%以下 35%以下

フラット35利用基準

  • 全ての借り入れに関して、年収に占める年間合計返済額が基準を満たすこと

ちなみにフラット35は頭金なしでの融資に対応していますが、頭金が1割に満たない場合、金利が上昇する点には注意しましょう。

おすすめの住宅ローン

楽天銀行 フラット35

楽天銀行 フラット35

数あるフラット35提携住宅ローンの中でも、最も借り入れ金利が低い。また住宅ローンの返済口座に楽天銀行を指定することで、融資手数料に関してもフラット35最低水準になる。フラット35の利用を検討するのであれば、まず利用を検討すべき商品と言えるだろう。

住宅ローンを頭金なしで借りるデメリット その2 金利優遇が受けられない場合がある

住宅ローンの中には頭金を一定以上用意することで、適用される金利が変わるケースがあります。例えばソニー銀行は、新規購入で自己資金が10%以上あるユーザーの住宅ローン金利を全ての期間で0.05%優遇。先ほどご紹介したフラット35に至っては、頭金を1割以上用意できるかどうかで、金利が0.4%以上変わるのです。

利用する住宅ローンによっても違いがありますが、頭金を1割以上用意できたほうが金利面で優位性があるということは憶えておきましょう。

対処法親への借り入れもしくは住宅ローン向け融資を活用する

この問題への対処法は頭金を何とか1割用意する他ありません。一番良いのは両親からの贈与もしくは借り入れですが、親を頼れないという方も少なくないはず。そういう方は、頭金だけ融資してくれる金融機関のサービスを利用すると良いでしょう。

おすすめの住宅ローン

ARUHI(旧SBIモーゲージ)フラット35

ARUHI(旧SBIモーゲージ)フラット35

全国に店舗を構え、7年連続でフラット35シェアNo.1を獲得している最大手のフラット35提携事業者。ARUHIは9割をフラット35、残り1割をARUHIから融資する形で、有利な条件で契約できるARUHIフラットαを提供している。またオンラインで申し込みが完結する場合、楽天フラット35と変わらない融資手数料で利用できる点も嬉しい。

住宅ローンを頭金なしで借りるデメリット その3 毎月の返済額及び総返済額が大きくなる

住宅ローンを頭金なしで借りるということは、その分毎月の返済額が大きくなります。また住宅ローンで借り入れた金額には金利が発生します。借入金額が大きければ大きいほど、支払わなければいけない金利負担が増えるため、総返済額も必然的に増えていくことに。

住宅ローンは借りて終わりではありません。無理なく返済できなければ、例え住宅ローンを頭金なしで組めたとしても意味がないということを憶えておきましょう。

対処法繰上げ返済にしっかり取り組む

この問題に対処するためには、繰上げ返済にしっかり取り組んで行く他ありません。住宅ローンの中には、1円から手数料無料で一部繰り上げ返済ができるケースも。ちなみに繰上げ返済はタイミングが早ければ早いほど効果が大きくなります。頭金なしで住宅ローンを組んだ方は、しっかり節約し、できるだけ早い段階で繰上げ返済に取り組みましょう。

おすすめの住宅ローン

じぶん銀行

じぶん銀行 住宅ローン

三菱UFJ銀行とKDDIが出資し、設立したネット銀行。住宅ローン商品の提供に特に力を入れており、変動金利及び短期固定、中期固定金利の低さに定評がある。また繰上げ返済は1円単位で対応。スマホ一つで場所を問わず繰上げ返済することができる。頭金なしでも住宅ローン金利が変わらない点も嬉しい。

頭金なしでも住宅ローンは組める!ただし最低限必要になるお金は用意しておこう住宅ローンを頭金なしで借りるデメリットとその対処法

住宅ローンを頭金なしで借りるデメリットとその対処法

今回の特集は、住宅ローンを頭金なしで借りるデメリットとその対処法をご紹介しました。

実際には住宅購入者の多くが頭金なしで住宅を購入していることを考ると、頭金がないからといって、住宅購入を諦める必要はありません

ただしデメリットやその対処法についてはしっかり把握しておくこと。また頭金なしだからといって、全くお金を用意しなくても良い訳ではなく、中古物件の場合は不動産屋に支払う手数料、新築・中古関わらず不動産登記費用、火災保険への加入費用など50~100万円前後のお金はどうしても必要になります。

住宅購入を本気で目指すのであれば、頭金は用意できないまでも、諸経費についてはきちんと支払うことができるよう準備しておきましょう