住宅ローン講座フラット35の選び方 -金利・事務手数料・団信を比較-

フラット35の選び方 -金利・事務手数料・団信を比較-

住宅ローンの人気の金利帯に異変あり。その理由とは?フラット35の選び方 -金利・事務手数料・団信を比較-

住宅ローン金利の中で圧倒的な人気を誇っている変動金利ですが、2018年になり徐々に人気が高まってきているのが、変動金利の対極にある長期固定金利型の住宅ローン商品です

その要因の一つは、日銀による金融政策の変更があります。日銀は、2018年7月に開催した金融政策決定会合で、これまでゼロ近辺に誘導していた長期金利が0.2%近辺まで変動することを容認。日本は、長く金利がゼロ近辺に留まる非常に特殊な状況が続いていましたが、今回の変更で、この異常な状況から脱出する第一歩を踏み出したと言えるでしょう。

この変更が住宅ローンにどのような影響を与えるのかという点ですが、答えはシンプルで、今後長期金利は間違いなく上昇していくだろうということです。また長期金利が上がっていけば、次に中期金利にも影響が表れ、最後に短期金利や変動金利も上昇していく可能性が出てきます。

将来の金利上昇のリスクに備えるのであれば、金利が低い今のうちに長期固定型の住宅ローンを選び、金利を固定してしまうのは、合理的な選択です。

今回の住宅ローン比較の特集は、長期固定型の住宅ローンの中でも、トップクラスの人気を誇るフラット35に注目。長期固定型の住宅ローンの利用を検討されている方のために、フラット35の選び方を解説します。

一言でフラット35提携ローンといっても、金利や事務手数料はもちろん、団信や付帯サービスも金融機関に追って異なります。

フラット35を比較する際のポイントはどこなのか?またおすすめのフラット35提携ローンの情報も紹介しているので、本特集を参考にしっかりチェックしてみてください。

フラット35の選び方 その1:フラット35の下限金利で借り入れるフラット35の選び方 -金利・事務手数料・団信を比較-

フラット35の選び方 -金利・事務手数料・団信を比較-

フラット35は政府系金融機関の住宅金融支援機構と、民間の金融機関が提携し、提供する住宅ローン商品です。

この住宅金融支援機構には「住宅金融市場における安定的な資金共有を支援し、我が国の住生活の向上に貢献する」という理念があり、国民一人一人が長期固定金利で無理なく、且つ公平に住宅ローンを借り入れ(借り換え)できるよう商品設計を行っています。

その一環として行われているのが、フラット35の貸し出し下限金利と上限金利の設定です。つまりフラット35提携ローンの金利は、必ずこの下限金利と上限金利の間に収まっています

もちろんフラット35を選ぶ基準は金利だけではありませんが、シンプルにお得なフラット35を選ぶ方法として、下限金利で借り入れできるフラット35を選ぶということを憶えておくと良いでしょう。

以下は代表的なフラット35の金利を比較したものです。ちなみに住宅ローン比較 編集部は10年以上フラット35の金利を記録していますが、ARUHIと楽天銀行は常に下限金利でサービスを提供しています。下限金利を知りたいという方はこの2つの金融機関をベンチマークにすると良いでしょう。

代表的なフラット35提携ローンの住宅ローン金利を比較

代表的なフラット35提携ローン 住宅ローン金利
楽天銀行 フラット35 21-35年固定1.45
ARUHI フラット35 21-35年固定1.450
住信SBIネット銀行 フラット35 21-35年固定1.45
日本住宅ローン MCJフラット35 21-35年固定1.61
旭化成モーゲージ ロングライフ住宅ローン 21-35年固定1.57

フラット35の選び方 その2:事務手数料で選ぶフラット35の選び方 -金利・事務手数料・団信を比較-

フラット35の金利に関しては、上限金利と下限金利に設定がありますが、取り扱い事務手数料は、各金融機関の裁量に任されています。つまり金融機関によって、事務手数料の設定が大きく異なるのです。

例えばフラット35の下限金利を提供している住宅ローンによっても、事務手数料には差があります。

また事務手数料には、定額と定率という二つのタイプがある点にも注意しましょう。

定額はその名の通り住宅ローンの借入金額に関わらず、金額が一定という手数料体系(ただし下限設定あり)。定率は所定の料率を住宅ローンの融資総額にかけることで、手数料が決まります。

以下は代表的なフラット35の事務手数料を比較したものです。

代表的なフラット35の事務手数料を比較

代表的なフラット35提携ローン 取り扱い事務手数料
楽天銀行 フラット35 1.08~1.404%(税込)※楽天銀行をローン返済口座に指定すると事務手数料を優遇し1.08%に
ARUHI フラット35 1.08~2.16%(税込)※Web申し込み限定で手数料を1.08%に優遇
住信SBIネット銀行 フラット35 2.16%(税込)
日本住宅ローン MCJフラット35 32,400円(税込)
旭化成モーゲージ ロングライフ住宅ローン 54,000円(税込)

どちらの手数料体系が有利なのかは、借り入れ金額によって変わってきます。事務手数料が安い場合、住宅ローン金利が高い金融機関がある点には注意しましょう

また事務手数料が安いということは、住宅ローンの借り入れ、もしくは借り換えの際にかかる初期費用を抑えることができるということです。

例えば、購入したい住宅があるものの貯金がどうしても足りないという方は、住宅ローン金利だけではなく、事務手数料をベースにフラット35を選ぶのも良いでしょう。

フラット35の選び方 その3:団体信用生命保険で選ぶフラット35の選び方 -金利・事務手数料・団信を比較-

総返済額に直結する借り入れ金利や取り扱い事務手数料ほど、重要度は高くありませんが、どのフラット35を選ぶか、判断に迷う場合は、団体信用生命保険(団信)で選ぶのも選択肢の一つです。

以前のフラット35は、団信加入を任意としていましたが、2017年10月1日以降は加入が基本プランとなり、加入しない場合は基準金利から0.2%差し引かれる仕組みに変更されました。

この制度改正に合わせ、一部のフラット35提携ローンが、団信の内容を強化しています。

以下は、機構団信に独自の保障を付帯させることができるおすすめのフラット35提携ローンです。どのフラット35を選べば良いのか、悩んでいるという方は、是非チェックしてみてください。

団信に特徴があるフラット35提携住宅ローン

住信SBIネット銀行 フラット35

住信SBIネット銀行 フラット35

特徴 機構が提供する機構団信に上乗せする形で、住信SBIネット銀行が提供する全疾病保障団信を手数料無料で付帯させることができる。通常の団信は、加入者に万が一のことがあった場合に住宅ローンの返済額が0円になるが、全疾病保障団信の場合は、病気やケガで働けなくなった場合や8疾病で12ヵ月継続して働けなくなった場合、病気やケガ以外でも24か月継続して働けなかった場合、住宅ローン残高が0円になる。

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ARUHI フラット35

ARUHI フラット35

特徴 機構が提供する機構団信に上乗せする形で、ARUHIが提供する8疾病保障特約プレミアム、失業保障特約三ツ星くんを付帯させることができる。8疾病保障特約は、加入者が8疾病により就業不能状態になった場合、住宅ローンの返済を保障。失業保障特約三ツ星くんは、リストラや倒産による返済不能を1回につき最長6ヶ月(通算最大36か月)の返済を保障してくれる。いずれも特約料を毎年支払う必要はある点には注意が必要だが、機構団信だけでは不安があるという方にとって、大きな魅力がある。

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まとめ~フラット35の選び方~フラット35の選び方 -金利・事務手数料・団信を比較-

フラット35の選び方 -金利・事務手数料・団信を比較-

今回の住宅ローン比較の特集は、2018年に入り、人気がどんどん上昇しているフラット35に注目。民間の金融機関とは異なる金利や取り扱い事務手数料、機構団信に負荷できる団信からフラット35を選ぶ方法をご紹介しました。
フラット35と一言で言っても、2018年8月時点で527種類ものフラット35提携ローンが販売されており、この中から自分にぴったり合った商品を選ぶのは、決して簡単ではありません。

フラット35の利用を検討されている方は、本特集やフラット35ランキングの情報をフラット35選びの参考資料として役立てましょう!