住宅ローンの借り換え住宅ローンのボーナス払いが払えない場合はどうする?おすすめの対処法と売却のコツ

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住宅ローンのボーナス払いが払えない場合はどうする?おすすめの対処法と売却のコツ

はじめに住宅ローンのボーナス払いが払えない場合はどうする?おすすめの対処法と売却のコツ

毎月の住宅ローン返済に加え、年2回のボーナス月に一定額を増額し、住宅ローン返済を行うボーナス払い(ボーナス返済)。現在、住宅ローンを組んでいる方のなかには、毎月の返済負担を減らすため、返済方法にボーナス払いを利用している方も多いのではないでしょうか?

ただ、ボーナスは安定的に支払われる給与と異なり、支給が確約されたものではありません。景気の動向や会社の業績によっては、減額になる、あるいはボーナス自体が支給されないケースも。
住宅ローンの返済にボーナス払いを利用している場合、ボーナスの支給状況によって、ボーナス払いによる返済が払えなくなる、ボーナス払いが家計を圧迫する可能性がある点には注意が必要です
それでは、住宅ローンのボーナス払いが払えない場合(あるいは払うのが難しくなりそうな場合)、どのように対処すれば良いのでしょうか。

今回の住宅ローン比較では、住宅ローンのボーナス払いに注目し、万一ボーナス払いが払えなくなった場合の対処法について、わかりやすく解説します。
住宅ローンの返済にボーナス払いを利用している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

返済条件を変更する住宅ローンのボーナス払いが払えない場合の対処法 その1

住宅ローン借り入れ当初とボーナスの支給状況が変わり、ボーナス払いが払えない(または払うのが難しくなりそうな)場合、現在住宅ローンを組んでいる金融機関に、住宅ローンの返済条件を変更できないか相談しましょう。
ボーナス払いの設定は通常、住宅ローン契約時に行いますが、実は返済完了まで、この設定を変更できないわけではありません。例えば以下のような内容で、返済条件を変更することが可能です。

  • ボーナス払いに関する主な返済条件の変更内容
  • ボーナス払いそのものをやめる 
  • ボーナス払いの金額を変更する
    (例)
    ・変更前:毎月の返済額…7万円/ボーナス月の返済額…15万円
    ・変更後:毎月の返済額…8万円/ボーナス月の返済額…10万円

ただし、上記のように、ボーナス払いの返済条件を変更した場合、ボーナス払いの分が毎月の返済額に上乗せされる点には注意が必要です。ボーナス払いの返済条件を変更する際は、返済条件の変更後も、毎月無理なく住宅ローンを返済していけるかどうかを事前に確認しておきましょう。

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また、ボーナス払いの分を毎月の返済額に上乗せした結果、毎月の返済負担が大きくなりそうな場合は、返済期間を延長することで、毎月の返済を抑えるのも選択肢の一つです。
ただ、金融機関に相談しても、返済条件の変更が難しい場合や、希望通りに返済条件を変更できないことも。さらに、金融機関によっては、返済条件の変更に手数料が発生するケースもあるため注意が必要です。

ちなみに、ボーナス払いが厳しいからといって、住宅ローンの返済を滞納するのは絶対に避けましょう
住宅ローンの返済を滞納すると、「基準金利での住宅ローン返済(※優遇金利より2%以上高い金利での住宅ローン返済)」や「遅延損害金の支払い」など、さまざまなペナルティが課せられます。住宅ローン返済が長期で滞ると、最終的には物件が差し押さえられ、マイホームを強制売却されてしまうことも

ボーナスの支給状況が変わり、住宅ローンのボーナス払いが払えない(払うのが難しくなりそう)と感じた場合は、できるだけ早めに現在住宅ローンを借り入れている金融機関に相談することが大切です。

住宅ローンを借り換える住宅ローンのボーナス払いが払えない場合の対処法 その2

住宅ローンのボーナス払いが払えない場合、他の金融機関が提供する住宅ローンに借り換え、総返済額を圧縮することで、月々の返済負担を軽減するのも一つの方法です
ただし、住宅ローンを借り換えることで、現在住宅ローンを組んでいるすべての人が総返済額を圧縮できるわけではありません。一般的に、住宅ローンを借り換え、そのメリットを受けるには、以下の条件をすべて(場合によっては2つ以上)クリアしている必要があります。

  • 住宅ローンを借り換え、メリットを受けるための条件
  • 現在組んでいる住宅ローンと借り換え後の住宅ローンとの金利差が年1.0%以上(※諸費用分を考慮する場合は、金利差が0.5%以上)
  • 住宅ローンの残債が1,000万円以上
  • 住宅ローンの残りの返済期間が10年以上

返済負担の軽減を目的に住宅ローンを借り換える際は、上記の条件を満たしているか、また、住宅ローンを借り換えることで、どのくらい返済負担を軽減できるのかを事前に確認しておくことが大切です
ちなみに、住宅ローンの借り換えには、事務手数料や保証料、印紙代などの諸費用がかかるため、住宅ローンを借り換える際は、諸費用分についても、事前に把握しておきましょう。

借り換えにおすすめの住宅ローン

住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース)

住信SBIネット銀行 住宅ローン

数あるネット銀行のなかでも、トップクラスの実績と利用者からの満足度を誇る住信SBIネット銀行の住宅ローン
住信SBIネット銀行では、業界最低水準の住宅ローン金利を実現。他の金融機関と比較しても、有利な条件で住宅ローンを借り換えることができる。
また、団信(団体信用生命保険)に加え、すべての病気やけがを補償する全疾病保障が無料付帯する点も住信SBIネット銀行の大きな魅力。さらに、住宅ローン契約者が女性の場合、がんと診断された際に30万円の保険金が受け取れるガン診断給付金特約が無料付帯する点もチェックしておきたい。
その他にも、住信SBIネット銀行では、一部繰り上げ返済手数料、保証料が無料となっているほか、Webからの申し込みにも対応。住宅ローンを借り換える際、住信SBIネット銀行は、有力な選択肢の一つだろう。

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au じぶん銀行 住宅ローン

auじぶん銀行

三菱UFJ銀行とKDDIが出資するauじぶん銀行の借り換えに対応した住宅ローン。価格.comが実施した「住宅ローン人気ランキング」(2020年5月)において第1位を獲得し、人気を集めている
auじぶん銀行の特徴は、業界最低水準の住宅ローン金利を実現していることに加え、付帯保障が充実している点。auじぶん銀行では、団信(団体信用生命保険)に加え、がんと診断された場合に住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」、すべての病気やけがを補償する「全疾病保障」が無料付帯。住宅ローン返済期間中の万一に備えることができる。
また、一部繰り上げ返済手数料、保証料が無料であることに加え、事前審査から契約までがすべてネットで完結し、来店不要で住宅ローンの契約ができる点もチェックしておきたい。

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コラム住宅ローンの借り換えにはフラット35もおすすめ

住宅ローンを借り換える際、住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携し、提供する長期固定型住宅ローン「フラット35」を利用するのもおすすめです。
フラット35は、借入れ期間中の住宅ローン金利が一定のため、返済計画が立てやすいメリットがあります。また、審査基準が明確に決まっており、条件を満たしていれば、ほぼ確実に住宅ローンを組むことが可能
住宅ローンのボーナス払いを払うのが難しく、返済負担を軽減するために、住宅ローンの借り換えを検討する際は、フラット35への借り換えも候補に入れておくと良いでしょう。

  • フラット35の審査基準
  • 申し込み時の年齢が70歳未満の方、最終返済時80歳未満の方(親子リレー返済を利用する場合は、70歳以上の方の申し込みも可)
  • 日本国籍または永住許可を有する方
  • 年収に占めるすべての借り入れの年間返済額(本件融資を含む)の割合(=総返済負担率)が下記基準を満たしている方
    ・年収400万円未満の場合年間返済額が年収に占める割合:30%以下
    ・年収400万円以上の場合年間返済額が年収に占める割合:35%以下

借り換えにおすすめのフラット35

ARUHI フラット35

ARUHI フラット35

14年連続でフラット35の取り扱い件数第1位を獲得するARUHIの長期固定金利型住宅ローン(フラット35)※1 数あるフラット35のなかでも高い人気を集めている。
ARUHIでは、業界最低水準の住宅ローン金利を実現。※2 他のフラット35と比較しても、有利な条件で住宅ローンを組むことができる。また、返済口座を全国1,000以上の金融機関から選択でき、住宅ローン返済用に別途口座開設をする必要がない点も嬉しいポイント
さらに、全国に130以上(※2023年3月末時点)の実店舗を展開し、対面にて住宅ローンに関する相談ができるのも魅力。
その他にもARUHIでは、一部繰り上げ返済手数料、保証料が無料となっているほか、事前審査は最短当日、本審査は最短3営業日に審査結果がわかるスピード審査にも対応している。
ARUHIフラット35は、フラット35への借り換えを検討する際、ぜひ候補に入れておきたい。

  • 1. 2010年度-2023年度統計、取り扱い全金融機関のうち借り換えを含む【フラット35】実行件数(2024年3月末現在、ARUHI調べ)
  • 2. 【フラット35】業界最低水準(ただしスタンダードタイプの場合)。ARUHI 調べ。

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任意売却を行う住宅ローンのボーナス払いが払えない場合の対処法 その3

ボーナスの支給状況の変化等により、住宅ローンの返済自体が厳しいという方は、マイホームの任意売却を行うのも方法です。マイホームを任意売却すると住宅ローンの総返済額を圧縮でき、返済負担を軽減することができます。
以下では、マイホームを任意売却する際のコツについて見ていきましょう。

任意売却のコツ

任意売却のコツ その1
スピード重視で進める

マイホームの任意売却は、スピード重視で進めていくことが重要です。時間が経つほど、その期間分の住宅ローンを返済する必要があり返済負担が大きくなるため、マイホームの任意売却を決意したらすみやかに行動し、手続きをすすめましょう。

任意売却のコツ その2
複数の不動産会社に査定を依頼し、査定結果(売却価格)を比較する

任意売却を行う際は、まず、マイホームがいくらくらいで売れるのか、不動産会社に査定を依頼し、おおよその売却価格を把握しましょう。その際、不動産会社1社だけに査定を依頼するのではなく複数社に査定を依頼し、査定結果(売却価格)を比較することが大切です

ちなみに、査定結果を比較する際は売却価格だけではなく、「物件の売却相場に対してどのくらいの査定価格になっているか」「担当者が信頼できるか」といった点にも注目しましょう。必ずしも、「売却価格が高い=良い不動産会社」とは限りません。査定に根拠があり、実際に周囲の不動産を仲介した実績があるか、といった点も考慮した上で、不動産会社を選ぶことが重要です。

任意売却のコツ その3
複数の不動産会社に査定を依頼する際は「不動産一括査定サイト」を利用する

複数の不動産会社に査定を依頼する際は、「不動産一括査定サイト」を利用するのがおすすめです。
不動産一括査定サイトを利用すれば、所在地や物件情報などを登録するだけで、インターネットから複数の不動産会社に無料で査定を依頼することが可能。簡単に査定結果(売却価格)を比較・検討することができます。

ただ、物件の所在地によっては、そのエリアが不動産一括査定サイトが提携している不動産会社の対象エリア外になっているケースも。不動産一括査定サイトを利用する際は、対象エリアについても確認しておくことが大切です。

おすすめの不動産一括査定サイト

HOME4u(ホームフォーユー)

HOME4u(ホームフォーユー)

NTTグループの「NTTデータスマートソーシング」が運営する国内初・日本最大級の不動産一括査定サイト。東京建物不動産販売、OPEN HOUSE GROUP、大成有楽不動産販売、住友林業ホームサービス、三井住友トラスト不動産など、全国約1,500の優良不動産会社と提携しており、累計40万件(※2020年3月時点)の売却査定数を誇っている。
HOME4uでは全国の物件を対象に、所在地や物件情報などを入力するだけで、無料で査定の申し込みが可能。1回の申し込みで最大6社まで、物件の査定を依頼することができる。
また、個人情報保護のために「プライバシーマーク」を取得しており、第三者に個人情報が公開される心配がなく、安心して利用できる点も嬉しい

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すまいValue

auじぶん銀行

業界をリードする大手不動産会社「東急リバブル」「三井のリハウス(三井不動産リアルティ)」「野村の仲介+」「住友不動産販売」「小田急不動産」「三菱地所ハウスネット」の6社が共同運営する不動産一括査定サイト
すまいValueでは、全国の物件を対象に、所在地や物件情報などを入力すると、無料で査定の申し込みが可能。査定結果は最大6社から受け取れ、簡単に査定結果を比較することができる。
また、実際にサービスを利用したユーザーを対象にしたアンケートによると、96.7%がトラブルなく「安心」「安全」に取引できたと回答しており、安心して利用できる点もチェックしておきたい。
さらに、全国870の店舗にて相談に対応している点も魅力。

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住宅ローンのボーナス払いに関するQ&A 住宅ローンのボーナス払いが払えない場合はどうする?おすすめの対処法と売却のコツ

Q1. 住宅ローンのボーナス払いを利用するメリットとデメリットは? A1. 住宅ローンのボーナス払いを利用するメリットは、毎月の返済負担を軽減できる点。ボーナス払いを利用することで、定期的にまとまったお金を返済できるため、その分、毎月の返済額を減らすことが可能です。
一方、ボーナス払いを利用するデメリットとしては、「ボーナスは支給状況が安定しないため、景気の動向や企業の業績などによっては支払うのが難しくなる可能性がある」「ボーナス払いを利用するとボーナス払いを利用しなかった場合と比較し、利息が増えるため、住宅ローンの総返済額が増える」といった点が挙げられます
住宅ローンのボーナス払いを利用する際は、事前にそのメリットとデメリットについて、しっかり把握しておきましょう。
Q2. ボーナス払いの返済額の目安はいくらくらい? A2. 契約者の勤めている会社の状況や家計の状況によって異なりますが、ボーナス払いで支払う金額は、年間返済額の40%~50%以内に設定するケースが大半を占めています。(※金融機関によって、上限が設定されているケースも)
ちなみに住宅ローンのボーナス払いは通常、住宅ローン契約時に設定し、その際に借入額に占めるボーナス払いの割合も併せて決定します。

まとめ住宅ローンのボーナス払いが払えない場合はどうする?おすすめの対処法と売却のコツ

住宅ローンのボーナス払いが払えない場合の対処法と、マイホームを任意売却する際のコツについて紹介した今回の特集はいかがでしたでしょうか?

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ボーナスは景気の動向や会社の業績によって、支給の有無や支給額が大きく変動します。
住宅ローン契約当初は問題ないと思っていても、住宅ローン返済期間中に景気の動向や会社の業績が変化した結果、ボーナス払いが難しくなる可能性がある点には注意が必要です

住宅ローンのボーナス払いが払えない場合の対処法にはいくつかの選択肢があるので、住宅ローン残高や家計の状況などを考慮し、自分に合った方法を選びましょう。
また、時間が経つほど、返済状況が厳しくなる・返済負担が大きくなるため、住宅ローンのボーナス返済が払えない場合は、いかに早く対処できるかも重要なポイントです

住宅ローンの返済にボーナス払いを利用しているものの、借入当初とボーナスの支給状況が変わりボーナス払いが払えない(払うのが難しくなりそう)と感じている方は、本特集を参考に、住宅ローンのボーナス払いが払えない場合の対処法についてチェックし、適切な対応を考えましょう。

著者 溝口 麻衣

著者 溝口 麻衣

Hayakawa所属のチーフライター兼編集者。住宅ローンのボーナス払いが払えない場合についての調査と記事執筆を担当。
わかりやすく、ちょっとした気付きのある記事を目指し、日々原稿を執筆している。2級FP技能士取得。