基礎知識住宅ローンの変動金利

住宅ローンの変動金利

住宅ローンの変動金利住宅ローンの変動金利

住宅ローンは大きく分けると変動金利と、固定金利特約型、固定金利の3種類に分かれます。今回の住宅ローン基礎知識は、住宅ローンの変動金利について解説していきたいと思います。

まずそれぞれの住宅ローンの特徴を簡単に説明すると、下記のような特徴があります。

住宅ローンの特徴

変動金利 市中金利の変動に応じて住宅ローン金利が上下する住宅ローンのこと。金利は毎月見直される訳ではなく、半年に1回(年2回)というルールがあり、一般的には4月と10月に金利の改定が行われる。金利の変動によって住宅ローンの総返済額が大きく変動する。また、金利の急変動に対応するため金利が上昇した場合も、当初5年間は返済額が固定される。※但し、未収利息は元金に組み込まれるため、元金の返済が進まず、状況によっては元金が増えてしまうこともある。
固定金利 借入期間中、金利が変わらない住宅ローンのこと。金利が変動しないため返済計画を立てやすく、金利上昇リスクを抑えることができるというメリットがあるが、金利が低下する局面で借りると金利負担が大きくなることもある。
固定金利特約型 住宅ローン借入日から特約期間中、同じ固定金利が適用される住宅ローンのこと。特約期間終了後、再度どのタイプの住宅ローン商品を選ぶかを選択することになる。特約期間は金融機関によって異なり、短いものでは2年、長いものになると30年といったものもあり幅広い。

変動金利は、固定金利特約型や固定金利型の住宅ローン商品と比較すると、金利が低い点も大きな特徴の一つです。下記は、利用者の人気が高い住宅ローン商品の変動金利と固定金利を比較した表です。

主な住宅ローンの変動金利、固定金利一覧2017年3月:住宅ローン比較.jp調べ

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行

概要 低金利と充実したサービスを武器に、トップクラスの人気を誇る住宅ローン商品。繰り上げ返済手数料は金額を問わず無料、8疾病保険も無料で付帯。3年固定で0.45%という金利プランにも注目。
金利情報
  • 変動0.447% or 0.568%
  • 当初10年固定0.56%
  • 当初30年固定1.28%

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ソニー銀行

ソニー銀行

概要 ソニー銀行が提供する住宅ローン。変動、固定共に2種類の住宅ローン商品を用意。金利は低いが手数料がかかるもの、金利は高いが手数料が低いもの等、利用者の希望で自由に選ぶことができる。また月中に翌月の金利が発表されるため、大手都銀もソニー銀行の金利をベンチマークにしていると言われている。
金利情報※いずれも新規購入で自己資金10%以上の場合
  • 変動0.499%
  • 10年固定0.965%
  • 30年固定1.607%

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新生銀行

新生銀行

概要 バランスがとれた住宅ローン。金利も大手都銀も比較すると安い。繰り上げ返済手数料も無料。さらに振込手数料優遇、定期預金の金利アップ等、付帯サービスも充実
金利情報
  • 変動0.480%※半年型
  • 当初10年固定1.050%
  • 30年固定1.900%

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東京スター銀行

東京スター銀行

概要 他の住宅ローンと比較すると基準金利は高いが、安定収入があれば、派遣社員や自営業等、通常住宅ローンを組むのが難しい人でもローンを組む事ができる
金利情報
  • 変動1.250%
  • 当初10年固定1.650%
  • 当初30年固定

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三菱東京UFJ銀行

三菱東京UFJ銀行

概要 国内最大規模の都銀。頭金が物件価格の20%以上ある場合、優遇金利を適用。特に10年固定型の金利は低めに設定されいている。
金利情報
  • 変動0.625%~
  • 当初10年固定0.85%~
  • 30年固定1.35%

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三井住友銀行

三井住友銀行

概要 大手都銀の一角。都銀の中では10年固定、30年固定型の金利を低めに設定。
金利情報
  • 変動0.625%
  • 当初10年固定0.80%~
  • 30年固定1.66%

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単純に考えると目先の住宅ローン金利が低い、変動金利型のほうが有利に見えますが、現在既に住宅ローン金利は底を打っており、これ以上低下する可能性が低いこと(※変動金利や固定期間が短い住宅ローン商品は金利低下局面での選択がセオリー)、変動金利型の住宅ローンは、返済計画を半年毎に見直す必要があることを忘れてはいけません。 住宅ローンは長期間の借り入れであり、計画的に返済していくことが最も大切です。期間が長い固定金利特約型や固定金利型の住宅ローン商品であれば、総返済額と月々の返済額を早くに確定させることができるので、家計の管理、老後の資金計画等も立てやすくなります。これが住宅ローン商品を選ぶ際は固定金利型が基本と言われる由縁です。

もちろん変動金利型の住宅ローンを選択したほうが有利なケースもあります。ポイントは金利上昇リスクをいかに抑えるかという点になります。

住宅ローンの変動金利

例えば、1,000万円借り入れた場合と3,000万円を借り入れた場合では、金利が1%上昇した場合の負担額は大きく異なります。また、3年程度で全額返済するケースと30年後に全額返済をケースでは金利上昇リスクは大きく異なります。

つまり、借入金額が少ない場合や短期間で住宅ローンを全額返済できる場合は、金利上昇リスクを抑えることができるため、金利が低い変動金利型の住宅ローン商品に優位性があるといえるでしょう。

どの住宅ローン商品を選ぶかは自由ですが、目先の金利だけにとらわれず、自分の返済計画にあった最適な住宅ローン商品を選ぶようにしましょう。

ちなみにハウスメーカー等が紹介する提携住宅ローンについても担当者の話を鵜呑みにしてはいけません。(※提携住宅ローンは紹介することで手数料を受け取れるため、彼らにとって商品の一つなのです。)住宅は人生最大の買い物であり、その選択一つで総返済額は100万円単位で大きく変わってきます。自分自身の手で住宅ローンをしっかり選ぶことが大切です。