住宅ローン 選び方フラット35利用者の平均の借入額はいくら?職業別で借入額をランキング

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フラット35利用者の平均の借入額はいくら?職業別で借入額をランキング住宅ローンの基礎知識

6年連続でフラット35の取り扱いシェアNo.1を誇るモーゲージバンク「ARUHI」が、フラット35の借り入れを行った約5万人を対象に、年収、借入額、頭金の額を調査・公表しました。そこで今回は、ARUHIが公表しているデータから最新の借入動向を分析します。

まずARUHIのフラット35の利用者を職業別でランキングすると、1位から5位までは以下のようになります。

ARUHIフラット35利用者 職業別ランキング

  1. 会社員(一般企業) 72.1%
  2. 自営業 16.9%
  3. 公務員 4.9%
  4. 派遣社員 2.1%
  5. パートなど 2.0%

1位は順当な結果と言えますが、自営業が公務員を大幅に上回っている点や4位と5位に派遣社員・パートがランクインしている点は、フラット35ならではの結果と言えるでしょう。一般の金融機関では自営業及び派遣社員・パートに対する住宅ローン審査が非常に厳しく、借り入れできないケースの方が多いですが、フラット35は所定の条件を満たせば、自営業や派遣社員・パートなどの区別なく住宅ローンを借り入れることができます。この結果は、実際に職業を問わず、借り入れできる証拠という事もできるでしょう。

次に職業別の住宅ローンの借入額トップ5をランキング化すると、以下のような結果になります。

ARUHIフラット35 職業別借入額ランキング

  1. 自営業 借入額(平均)2,633万円 頭金(平均)420万円
  2. 会社員 借入額(平均)2,388万円 頭金(平均)425万円
  3. 派遣社員 借入額(平均)2,279万円 頭金(平均)350万円
  4. 公務員 借入額(平均)2,215万円 頭金(平均)602万円
  5. パートなど 借入額(平均)2,096万円 頭金(平均)472万円

このデータも非常に興味深い結果となっています。一般の住宅ローン審査に通りにくい自営業ですが、住宅ローンの借入額と頭金を合算した数値が最も大きいことを考えると、金額が高い住宅を購入していることがわかります。

次に合算した数値が大きいのは4位の公務員となっており、自営業者の次は公務員が金額が高い住宅を購入しているといえるでしょう。

3位以降は会社員、派遣社員、パートと続いていることを考えると、合算した数値によるランキングはそれぞれの職種の収入に比例していると言えそうです。

ちなみにフラット35は、収入に関する返済額に対して、以下の条件が設定されています。

フラット35利用条件

  • 年収400万円未満 総返済負担率30%以下
  • 年収400万円以上 総返済負担率35%以下

フラット35の利用を検討されている方は、今回ご紹介したARUHIのフラット35の利用者データと、利用条件を参考に、無理のない範囲で住宅ローンの借り入れ計画を立てましょう。

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