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ネット銀行の住宅ローンの金利と手数料を比較!編集部のプロのおすすめは?
- 銀行の選び方
ネットで手続きが完結する住宅ローンが人気に。比較のポイントは?
ネット銀行の住宅ローンは、オンライン手続きができることに加えて、金利の低さや、団信(団体信用生命保険)保険料が無料になる等、実店舗型の金融機関の住宅ローンと比較しても、様々なメリットがあります。
ただし、金利が低く抑えられている一方で、事務手数料が割高になるケースもあるなど、知っておきたい注意点も。
そこで今回は、オンラインで契約手続きができるネット銀行の住宅ローンにスポットを当て、金利や各種の手数料を比較しました。
ネット銀行も視野に入れて住宅ローンを検討している方は、「金利」と「手数料」という住宅ローンの2大比較ポイントをしっかり押さえ、ご自身の住宅ローン選びに役立てましょう。
住宅ローンはどこで組む?借入先の銀行の選び方 5つのポイント
住宅ローンはどの銀行で組むのがおすすめ?金利や団信、諸費用など、住宅ローンの借入先の銀行を選ぶ際に押さえておきたいポイントをわかりやすく解説しています。
ネット銀行の住宅ローンの金利と手数料を比較!編集部のプロのおすすめは?
住宅ローンの事務手数料は「定率制と「定額制」をチェック
事務手数料(融資事務手数料)は、住宅ローンを契約する際に金融機関に支払う手数料です。
金融機関によって差の大きい出費のひとつで、大きく分けると、借入額に対して一定の割合で発生する「定率制」と、1契約ごとに支払う手数料が決まっている「定額制」があります。
ネット銀行の事務手数料は「定率制」をとっていることが多く、借入額が大きくなるほど金額が大きくなります。借入時の初期費用を抑えたいときは、「定額制」をとっている住宅ローンのほうが有利です。
- 3,000万円を借り入れた場合の「定率制」と「定額制」の事務手数料を比較
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- 定率制
- 66万円(借入額×2.20%・税込) ※住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース)の場合
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- 定額制
- 一律55,000円(税込) ※SBI新生銀行 パワースマート住宅ローン(団信のみ付帯)の場合
一部繰り上げ返済手数料と全部繰り上げ返済手数料とは?
繰り上げ返済は、家計に余裕がある場合に追加の返済を行うことで、住宅ローンの返済期間(もしくは毎月の返済額)を縮小することができます。
ネット銀行の多くは、借り入れ額の一部を追加返済する「一部繰り上げ返済」であれば、手数料無料で行うことができます。
ただし、残債が少なくなり、残りを一括で返済したい場合(全額繰り上げ返済)は、手数料が発生するケースがほとんどです。
住宅ローンの返済中、繰り上げ返済を積極的に行っていきたいと考えている方は、繰り上げ返済にかかるコストもあわせてチェックしましょう。
ネット銀行の住宅ローン 金利と手数料を比較
ネット銀行の住宅ローンを比較する場合、多くの方がまずは借り入れ金利をチェックするでしょう。 実店舗を持たないネット銀行では、店舗の運営費や人件費が少なくすむ分を住宅ローンの金利に反映させています。そのため、ネット銀行では低水準の住宅ローン金利を実現しています。
そしてもう一つ、ネット銀行の住宅ローンを利用する際に注目したいのが手数料です。
特に、「取り扱い事務手数料」と「繰り上げ返済手数料」は金融機関によって差が出る部分。住宅ローンの初期費用を抑えたい場合や、一部繰り上げ返済を積極的に考えている場合は取り扱い事務手数料や繰り上げ返済手数料についても、しっかりと比較しておきましょう。
以下では、住宅ローン比較.jp編集部がおすすめするネット銀行の住宅ローン4つを、金利と手数料の面から比較しています。
それぞれの特徴をチェックし、住宅ローンを選ぶ際の参考にしてみてください。
ネット銀行の住宅ローン 金利・手数料比較一覧
住宅ローン金利(2024年10月) | ||||
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変動金利 | 10年固定 | 20年固定 | 30年固定 | |
auじぶん銀行 ※1 |
年0.479% | 年1.195% | 年1.775% | 年2.160% |
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住信SBIネット銀行 (WEB申込コース) ※2 ※3 ※4 |
年0.448% | 年1.203% | 年1.603% | 年1.653% |
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ソニー銀行 | 年0.597% | 年1.344% | 年1.886% | 年2.479% |
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イオン銀行 | 年0.53% | 年1.23% | - | - |
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- 1.審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。
- 2.【新規・当初引下げプラン】表示金利は、最下限金利となります。(物件価格の80%以下で住宅ローンをお借入れの場合)
- 3.審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.3%上乗せとなる場合があります。
- 4.借入期間を35年超でお借り入れいただく場合は、ご利用いただく住宅ローン金利に年0.15%が上乗せとなります。
取り扱い事務手数料 | |||
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auじぶん銀行 |
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住信SBIネット銀行 (WEB申込コース) |
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ソニー銀行 |
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イオン銀行 |
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- 1. 最低取り扱い事務手数料:22万円(税込)
- 2. 「定額型」を選択した場合、「定率型」を選択した場合と比べて、住宅ローン金利が年0.2%高くなる。
繰り上げ返済手数料 | |||
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auじぶん銀行 |
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住信SBIネット銀行 (WEB申込コース) |
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ソニー銀行 |
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イオン銀行 |
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ネット銀行の住宅ローン おすすめ4選
三菱UFJ銀行とKDDIが出資するネット銀行「auじぶん銀行」の住宅ローン。
住宅ローンの金利水準は数あるネット銀行のなかでもトップクラスの低水準を実現。さらに、「au回線」「じぶんでんき」「J:COM NET」「J:COM TV」をセットで契約すると金利優遇が受けられ、より優位性のある金利で住宅ローンを組める。※
取り扱い事務手数料は借り入れ金額の2.2%(税込)とやや高めだが、一部繰り上げ返済手数料は無料。全額繰り上げ返済手数料も、変動金利適用期間中は無料となっている。
住宅ローンの手続きがネットで完結するほか、団信が充実している点も魅力。
- J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始となります。(J:COM NET優遇割・J:COM TV優遇割は戸建のみ対象)
金利 ※2024年10月実行金利
変動 | 年0.479%(全期間引下げプラン)
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10年固定 | 年1.195%(当初期間引下げプラン) |
20年固定 | 年1.775%(当初期間引下げプラン) |
30年固定 | 年2.160%(当初期間引下げプラン) |
- 審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。
基本情報
取り扱い事務手数料 |
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繰上返済手数料 |
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数ある金融機関のなかでも、トップクラスの実績と、利用者からの高い満足度を誇るネット銀行「住信SBIネット銀行」の住宅ローン。
住宅ローン金利の低さに定評があり、「変動金利」「期間固定金利型」「フラット35」と取り扱っている住宅ローン商品それぞれで、業界最低水準の金利をしている。
また、すべての病気やケガを保障する「全疾病保障」も基本付帯。
取り扱い事務手数料は定率制で、借り入れ金額の2.2%(税込)とやや高め。一部繰り上げ返済手数料は無料、全額繰り上げ返済も変動金利適用期間中は無料となる。 返済口座への資金移動が0円で行えるのも嬉しい。
金利 ※2024年10月実行金利
変動新規 | 年0.448%(通期引下げプラン) |
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10年固定 | 年1.203%(当初引下げプラン) |
20年固定 | 年1.603%(当初引下げプラン) |
30年固定 | 年1.653%(当初引下げプラン) |
- 【新規・当初引下げプラン】表示金利は、最下限金利となります。(物件価格の80%以下で住宅ローンをお借入れの場合)
- 審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.3%上乗せとなる場合があります。
- 借入期間を35年超でお借り入れいただく場合は、ご利用いただく住宅ローン金利に年0.15%が上乗せとなります。
基本情報
取り扱い事務手数料 | 借入金額の2.2%(税込) |
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繰上返済手数料 |
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ソニーフィナンシャルグループの中核企業として、幅広いサービスを提供するネット銀行大手「ソニー銀行」が提供する住宅ローン。
ソニー銀行では、「変動セレクト住宅ローン」「固定セレクト住宅ローン」「住宅ローン」の3種類の住宅ローン商品を扱う。なお、変動金利から固定金利への変更は無料。
金利の優遇幅が大きい「変動セレクト住宅ローン」「固定セレクト住宅ローン」は取り扱い事務手数料が定率制となっており、借り入れ金額の2.2%(税込)。初期費用を抑えたい場合は取り扱い事務手数料が定額制の「住宅ローン」を検討すると良いだろう。
一部繰り上げ返済に加え、全額繰り上げ返済が変動・固定に関わらず手数料無料となっている点も要チェック。
金利 ※2024年10月実行金利
変動 | 年0.597%(変動セレクト住宅ローン)
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変動 | 年0.597%(変動セレクト住宅ローン)
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10年固定 | 年1.344%(固定セレクト住宅ローン) |
20年固定 | 年1.886%(固定セレクト住宅ローン) |
30年固定(20年超) | 年2.479%(住宅ローン) |
基本情報
取り扱い事務手数料 |
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繰上返済手数料 |
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イオングループのネット銀行「イオン銀行」が提供する住宅ローン。
イオン銀行では、変動金利・固定金利ともに完済するまで(※固定金利の場合は、固定期間終了後から完済するまで)店頭表示の住宅ローン金利よりも有利な条件で借り入れできる優遇金利を提供。
また、住宅ローン返済期間中ずっと「イオンでの買い物が毎日5%OFF」をはじめ、住宅ローン契約者限定特典も充実している。
取り扱い事務手数料は、定率型と定額型から選択可能。定額型の場合、住宅ローン金利が年0.2%上乗せされるものの初期費用を抑えられる。
一部繰り上げ返済手数料は無料。全額繰り上げ返済の場合は金利タイプに関わらず手数料がかかる。
金利 ※2024年10月実行金利
変動 | 年0.53%(物件価格の80%以内での借り入れの場合) |
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当初3年固定 | 年0.86% |
当初5年固定 | 年0.94% |
当初10年固定 | 年1.23% |
基本情報
取り扱い事務手数料 |
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繰上返済手数料 |
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ネット銀行の特徴は「低金利」&「手数料が割高」。返済額を比較して有利な住宅ローンを選ぼう
金利の低さが大きな魅力となっているネット銀行の住宅ローンですが、借入額に応じて手数料が発生するところが多いため、手数料が定額制の住宅ローンと比較すると、初期費用が高くなる、というデメリットもあります。
いくつかの候補のなかで、どの住宅ローンを利用すべきか迷ったら、それぞれの銀行が提供している住宅ローンシミュレーションを活用して、総返済額や月々の返済額を比較してみましょう。
オンラインで手続きが完了するネット銀行は、仮審査の結果も最短当日などスピーディーにわかることが多いので、気になった金融機関にはとりあえず仮審査を申し込んでみるのも選択肢の1つです。
今回ご紹介した、ネット銀行それぞれの住宅ローンの特徴と比較のポイントをしっかり押さえて、ご自身のライフプランに最適な住宅ローンを選びましょう!