比較・ランキングセカンドハウスローンを金利や手数料で比較。おすすめの銀行は?

セカンドハウスローンとは?一般の住宅ローンとの違い、比較のポイントを解説セカンドハウスローン

「リゾート地に休暇用の家が欲しい」「都会と田舎の2拠点生活を考えている」など、自宅以外に別荘やセカンドハウスを購入するケースがあります。これらのセカンドハウスは通常の住宅と同じように住宅ローンを組み、購入することが可能。ただし、一般的な住宅ローンは利用できないため、「セカンドハウスローン」と呼ばれる専用の住宅ローン商品を利用する必要があります

このページの著者 長尾 尚子

フリーランスライター。得意分野は住宅ローン、保険、ライフプランニング、子育て、エンタメなど。保険・金融関連の専門ライティング、実体験を生かした子育て・ライフスタイル関連の記事を手がける。プライベートでは小学生2人、乳幼児1人の3児のママ。
【資格】消費生活アドバイザー、FP2級

おもなセカンドハウスローンを比較

住信SBIネット銀行・ロゴ
住信SBIネット銀行
フラット35
ARUHI フラット35・ロゴ
ARUHI
フラット35
イオン銀行セカンドハウスローン(別荘)・ロゴ
イオン銀行セカンド
ハウスローン(別荘)
金利2023年9月実行金利
  • 15-20年固定1.32
  • 21-35年固定1.80
  • 15-20年固定1.32
  • 21-35年固定1.80
  • 年0.72%
  • 【住信SBIネット銀行 フラット35】【ARUHI フラット35】・融資比率9割以下、買取型、団信ありの場合。団信に加入しない場合は表示金利-0.2%
  • 【イオン銀行セカンドハウスローン(別荘)】・事務手数料定率型の場合 ・店頭表示利率:年2.37%
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イオン銀行セカンド
ハウスローン(別荘)
借入可能額 100万円以上8,000万円以下(1万円単位) 100万円以上8,000万円以下(1万円単位) 200万円以上1億円以内(10万円単位)
金利タイプ 固定金利(全期間固定型) 固定金利(全期間固定型) 変動金利タイプ(変動金利型)
※固定金利特約あり(固定期間2年、3年、5年、7年、10年)
住宅ローン保証料 無料 無料 無料
融資事務手数料 買取型
  • 借入金額×1.10%(税込)
保証型
  • 借入金額×2.20%(税込)
※電子契約サービス利用時+5,500円(税込)
  • 借入金額×2.20%(税込)
※Webからの申し込みおよび契約手続きで1.1%(税込)
  • 定額型:一律110,000円(税込)
  • 定率型:借入金額×2.20%(税込)
※最低取扱手数料220,000円(税込)
繰り上げ返済 買取型
一部・全部とも手数料無料
住宅金融支援機構のインターネットサービス
「住・My Note」で手続き可。10万円以上
保証型
一部繰り上げ返済手数料無料
(全部繰り上げ返済は固定金利適用期間中の場合のみ33,000円・税込)
ログイン後にマイページ上から手続き可能。1円以上1円単位
一部・全部とも手数料無料
住宅金融支援機構のインターネットサービス
「住・My Note」で手続き可。10万円以上
一部繰り上げ返済手数料無料(全額繰上返済は55,000円・税込)
インターネット上のマイページから手続き可能。1万円以上1円単位

住宅ローン比較では皆様からの口コミを募集中。ご投稿いただいた口コミが採用されると、もれなくAmazonギフト券300円分をプレゼントしています!ペアローンへ借り入れ(借り換え)された方は、是非その際の体験をご投稿ください。

セカンドハウスローン 銀行 比較・ランキング

住信SBIネット銀行 フラット35 申し込みから契約までオンライン上で完結する「電子契約サービス」が可能。

住信SBIネット銀行・画像

出典:住信SBIネット銀行 フラット35

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信頼度(実績)
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サービス内容
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手数料
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フラット35金利
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人気
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FPコメント

ネット銀行の中でもフラット35に力を入れている金融機関の一つ。買取型・保証型のどちらもセカンドハウスローンとして利用することができます。両者の最大の違いは、金利と手数料。買取型の商品内容は住宅金融支援機構によって金利設定に制約があるため、取り扱う銀行による差が小さいのに対し、保証型は提供する銀行のオリジナル色が強くなります。住信SBIネット銀行の保証型フラット35は、2割の頭金を用意することでフラット35の通常水準よりも金利を引き下げ、団信に全疾病保障が付帯します。融資事務手数料が2.2%(税込)と高いので、買取型と迷う場合はシミュレーションで総返済額を比較してみましょう。

セカンドハウスローン サービス比較 ※各項目の説明はこちら

金利2023年9月実行金利
  • 15-20年固定1.32
  • 21-35年固定1.80
※融資比率9割以下、買取型、団信ありの場合。団信に加入しない場合は表示金利-0.2%
借入可能額 100万円以上8,000万円以下(1万円単位)
金利タイプ 固定金利(全期間固定型)
保証料 無料
融資事務手数料
  • 買取型
    借入金額×1.10%(税込)
  • 保証型
    借入金額×2.20%(税込)
    ※電子契約サービス利用時+5,500円(税込)
繰り上げ返済
  • 買取型
    一部・全部とも手数料無料
    住宅金融支援機構のインターネットサービス「住・My Note」で手続き可。10万円以上
  • 保証型
    一部繰り上げ返済手数料無料(全部繰り上げ返済は固定金利適用期間中の場合のみ33,000円・税込)
    ログイン後にマイページ上から手続き可能。1円以上1円単位

SBIホールディングスのネット銀行・住信SBIネット銀行が提供するフラット35。「買取型」と呼ばれる一般的なフラット35に加えて、まだ取り扱う銀行が少ない「保証型」のフラット35も提供している。頭金(自己資金)を2割以上用意すると買取型のフラット35よりも大幅に低い金利でセカンドハウス資金を借り入れることができる。また、保証型のフラット35は、団信の追加保障となる「全疾病保障」を無料(金利上乗せなし)で付帯可能。申し込みから契約までオンライン上で完結する「電子契約サービス」は、来店や契約書への捺印、収入印紙の貼付も不要となる。利用には5,500円(税込)がかかるが、時間や印紙代(通常2万円)の節約もでき、おすすめ。

住信SBIネット銀行 フラット35へ行く

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45才・男・金融関連|2022年3月3日
セカンドハウスローンを取り扱う金融機関は意外と少ない。フラット35はセカンドハウスOKだが、あくまで居住用出ないとダメ。投資用に関しては認められていないので注意が必要。住信SBIネット銀行やARUHIの評価が高いのは頭金を用意すると買取型より低金利で借り入れできる保証型を利用できるからでしょう。利用するなら頭金を用意できる額によって、住信SBIネット銀行とARUHIで借り入れ金利に差があるので、2つをしっかり比較して決めることをおすすめします。
45才・男・会社役員|2022年6月3日
セカンドハウスローンは取り扱っているところが少ない。SMBC信託だったり、東京スター銀行だったり、富裕層を顧客にしている銀行の中には取り扱っているところもあるが、一般的なネット銀行にはほぼない。ネット銀行のリーディングカンパニーと言って良い住信SBIネット銀行がとる扱っているのは、ユーザーとしてはとてもありがたい話だと思う。借り入れ時の金利も十分に優遇されてるし、総返済額で比較しても優位性があると思う。
46才・男・ITコンサル|2023年5月23日
明確にセカンドハウスローンを歓迎しているので、借りやすいと思う。セカンドハウスローンを利用する人はそれなりに資産を有している人が多いと思うので、フラット35の中でも保証型を取り扱っているところが良いという事なる。そうなるとARUHIか住信SBIネット銀行などに絞られてくる。住信SBIネット銀行は住宅ローンを利用することで、ATM利用料や振込手数料が無料になるスマプロのランクが上がるので、住信SBIネット銀行をメインバンクにしている人、したいと思っている人は優位性があると思う。

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ARUHI フラット35 13年連続(※2023年3月末時点)でフラット35の実行件数シェアNo.1を誇る住宅ローン。

ARUHI フラット35

出典:ARUHI フラット35

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FPコメント

ARUHIは、フラット35で高い評価を得ている金融機関の一つです。最大5割までの頭金を出すことでフラット35の金利を最安レベルまで引き下げることができ、団信も全疾病保障を割安に追加できる点がメリット。現在、2022年4月1日からは新たなフラット35の形「維持保全型」の提供を開始する等、フラット35のリーディングカンパニーとして様々なサービスを展開しています。

セカンドハウスローン サービス比較 ※各項目の説明はこちら

金利2023年9月実行金利
  • 15-20年固定1.32
  • 21-35年固定1.80
※融資比率9割以下、団信ありの場合。団信に加入しない場合は表示金利-0.2%
借入可能額 100万円以上8,000万円以下(1万円単位)
金利タイプ 固定金利(全期間固定型)
保証料 無料
融資事務手数料 借入金額×2.20%(税込)
※「ARUHI フラット35」(買取型)はWebからの申し込みおよび手続き完結で1.1%(税込)
繰り上げ返済 一部・全部とも手数料無料
住宅金融支援機構のインターネットサービス「住・My Note」で手続き可。10万円以上

住宅ローン専門の金融機関ARUHIが提供するフラット35。13年連続(※2023年3月末時点)でフラット35の実行件数シェアNo.1(27.3%)を誇る。買取型のフラット35である「ARUHI フラット35」と、買取型よりも自由度が高い保証型のフラット35「ARUHI スーパーフラット」を取り扱う。ARUHIスーパーフラットは、頭金の割合に応じて(最大5割)適用金利が下がるARUHIの独自商品で、通常のフラット35と同じくセカンドハウス購入に利用可能。融資事務手数料は融資額×2.2%(税込)だが、「ARUHI フラット35」に限り、Web申し込みで1.1%(税込)になる。団信保険料は無料。全疾病保障を付帯する場合も20~40歳は通常の30%OFFの上乗せ金利(+年0.105%)で利用できる

ARUHI フラット35へ行く

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45才・男・金融関連|2022年5月6日
そもそも論ですが、金融機関の多くはセカンドローンの貸し出しに消極的です。なぜなら2本も住宅ローンを貸すと、返済が滞る可能性が飛躍的に上がるから。メガバンクの審査はめちゃくちゃ厳しいですし、ネット銀行も甘くはありません。フラット35がセカンドローンに向いているという理由は、条件さえ満たせば、セカンドローンであったとしても借り入れることができるからです。一定の返済能力があり、自宅用であれば審査に落ちることはありません。確実に借りたい方はフラット35を保険として活用するのは正しい選択です。
44才・男・投資家|2022年8月2日
フラット35をセカンドハウス用に住宅ローンとして利用している投資家は多いです。まず35年固定で借り入れできるので、返済計画が確定するので、金利上昇リスクを考える必要がないというのが1点目。あとはやっぱり審査に通りやすいというのが大きなメリットです。金融機関は2本目のローンに対してめちゃくちゃ慎重で審査も厳しいので、条件を満たせばローンが組めるフラット35には大きなメリットがあります。用途次第ですが、困ったらフラット35を検討すべきです。逆にフラット35でダメなら民間の金融機関は厳しいでしょう。
47才・男・会社経営|2023年9月7日
セカンドハウスローンを利用するという事は、それだけ資金力がある訳だから、ARUHIのスーパーフラットを利用できるはず。そうすると通常のフラット35よりもはるかに低金利で住宅ローンを組めるのでかなり有利。最近は金利が上がるのが当たり前になりつつあるが、物価上昇率を考えると、さらに上がってもおかしくない。さらに金利が下がるのを待ちたいと思っている人も多いと思うが、実際にはそんなに甘くない。早めに固定金利で借り入れることをおすすめします。

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イオン銀行セカンドハウスローン(別荘) 変動金利をベースとした低金利に定評がある住宅ローン。

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出典:イオン銀行セカンドハウスローン(別荘)

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金利
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期間
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借りやすさ
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返済方法
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人気
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FPコメント

民間銀行の中でも特に金利が低いセカンドハウスローンです。変動金利がベースとなっていますが、固定金利期間を設けているため実質的には「固定金利期間選択型」と言えます。固定金利期間の終了後は、イオン銀行が指定する借入利率に変わるので、シミュレーションの際はそちらの金利を加味することも忘れないようにしましょう
なお、イオン銀行の住宅ローンといえば、契約者向けにイオン系列店での買い物が5年間毎日5%OFFになる「イオンセレクトクラブ」が有名ですが、セカンドハウスローンは対象外です。

セカンドハウスローン サービス比較 ※各項目の説明はこちら

金利2023年9月実行金利
  • 年0.72%
※事務手数料定率型の場合
※店頭表示利率:年2.37%
借入可能額 200万円以上1億円以内(10万円単位)
金利タイプ 変動金利タイプ(変動金利型)
※固定金利特約あり(固定期間2年、3年、5年、7年、10年)
保証料 無料
融資事務手数料 定額型:一律110,000円(税込)
定率型:借入金額×2.20%(税込)
※最低取扱手数料220,000円(税込)。定額型よりも年-0.2%金利引下げ。
繰り上げ返済 一部繰り上げ返済手数料無料(全額繰上返済は55,000円・税込)
インターネット上のマイページから手続き可能。1万円以上1円単位

イオングループが運営する銀行・イオン銀行が提供するセカンドハウスローン。変動金利をベースとした低金利に定評がある。契約時に所定の固定金利期間(2年、3年、5年、7年、10年)を設けることができ、固定金利期間終了後は、変動金利または固定金利特約の再締結が可能。融資事務手数料も、定額型と定率型を選択できる。借入額が500万円よりも多い場合は定額型のほうが割安になるが、定率型を選ぶことで金利が年0.2%マイナスされるので、総返済額でシミュレーションをするのが望ましい。団信保険料は無料だが、全疾病保障を付帯する場合は金利に0.1%上乗せとなる。その他、がん保障(+年0.2%)、8疾病(+年0.3%)など付帯保障のバリエーションが多い。

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イオン銀行セカンドハウスローン(別荘)の口コミは現在募集中です。

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セカンドハウスローンを比較するポイントポイントチェック

セカンドハウスローンは、一般的な住宅ローンと商品性が似ており、選ぶ際のポイントも変わりません。フラット35や民間の銀行が扱うセカンドハウスローンを比較する場合は、以下のポイントをチェックしてみましょう。

セカンドハウスローン サービス比較 比較項目

金利

解説
借入額に対して発生する利子率(年利)。セカンドハウスローンの金利は、一般的な住宅ローンよりも高くなるケースが多い。ただし、不動産が担保になる分、無担保型のフリーローン等よりも低く抑えられている。原則的に0.1%でも低いほうが有利な点は、一般的な住宅ローンと同様。銀行間の差がもっとも大きく出る部分であり、セカンドハウスローンを比較する際にはまず着目したい

FPコメント
セカンドハウスローンの金利は銀行や金利タイプによって大きく異なり、2021年12月時点で年1%台から年5%台となっています。セカンドハウスローンの展開に積極的なのは地方銀行やメガバンク。金利の低さに定評があるネット銀行は取り扱いが限られます。イオン銀行のセカンドハウスローンは実行金利が1%台を切っており、注目度の高いセカンドハウスローンです。

金利タイプ

解説
住宅ローンと同様、セカンドハウスローンにも「変動金利型」「固定金利期間選択型」「全期間固定金利型」の3種類の金利タイプがある。借入期間中の金利変動リスクをどの程度許容できるかによって3つの金利タイプを選ぶのがおすすめ。なお、一般的な住宅ローンでは変動金利型の金利がもっとも低くなるケースが多いが、セカンドハウスローンは銀行による金利の差が大きいため、必ずしもその傾向には当てはまらない

FPコメント
民間銀行のセカンドハウスローンで多いのは「変動金利型」と「固定金利期間選択型」、フラット35は「全期間固定型」のみです。ただし、民間銀行のセカンドハウスローンは全体に一般的な住宅ローンよりも金利が高いため、フラット35の金利水準のほうが割安になるケースも少なくありません。フラット35は返済中に金利が変動しない点も、大きなメリットの1つです。

保証料

解説
セカンドハウスローンを契約する際にかかる諸費用の一つ。あらかじめ保証会社と契約を結び、債務者がローンを返済できなくなった場合は保証会社が「代位弁済」によって返済を肩代わりする。代位弁済が実行されると債務者は銀行でなく保証会社に対して返済義務を負うようになる。銀行によっては保証会社を通さず、自らが保証会社の役割も兼ねるケースがあり、その場合は保証料が不要となる

FPコメント
セカンドハウスローンも一般的な住宅ローンと同様で、銀行によって保証料の要不要が分かれます。保証料が不要の場合は、銀行が債務不履行リスクも負っているため、ローン審査が厳しくなる傾向があります。ただし、フラット35は、提携元の「住宅金融支援機構」が保証会社の役割を担うため、審査への影響はないと言われています。

融資事務手数料

解説
セカンドハウスローン契約時に銀行に支払う手数料。「ローン取扱手数料」「事務手数料」「事務取扱手数料」などの呼び名がある。借入額によって金額が変わる「定率型」と、借入額によらず一定額が発生する「定額型」がある。定率型は借入額が大きくなるほど手数料が高くなるため、借り入れる金額によっては「定額型」より不利になるケースも

FPコメント
定率型の融資事務手数料は、借入額×2.2~1.1%(税込)が相場。2,000万円を借り入れる場合であれば44万~22万円と諸費用の中でも無視できない金額なので、シミュレーションの際は含めて計算しましょう。ARUHIのようにWeb上で申し込みや契約手続きを行うことで手数料を割り引く金融機関もあります。

繰り上げ返済

解説
毎月の返済とは別に追加の返済を行い、元本の一部(または全部)を支払うこと。繰り上げ返済した元金部分に対応する利息を支払わずにすむため、ローンの総返済額を圧縮することができる。返済方法は、当初の返済期間を短縮する「期間短縮型」と、毎月の返済額を減額する「返済額軽減型」の2種類から選択できる銀行が多い。一般には「期間短縮型」のほうが利息を圧縮できる

FPコメント
返済中、積極的に繰り上げ返済をしていく場合は、手続きのしさすさも重要です。現在、ほとんどの銀行がインターネットから手数料無料で繰り上げ返済の手続きが可能。ただし、1円以上1円単位でできるところもあれば、手続きの時間が決まっている(平日昼間など)ところもあり、細かな部分では異なります。フラット35の繰り上げ返済は、住宅金融支援機構のサイトで10万円以上から可能。一部だけでなく全額の繰り上げ返済でも手数料がかからない点がメリットです

「セカンドハウス」と「別荘」の違いは?ローンや税金は変わる?

セカンドハウスと別荘は利用の目的・頻度等によって区別されます。自宅が職場から遠い場合に職場の近くに第二の家を持つなど、主に日常生活のために使われる住居がセカンドハウス。保養目的で使われるのが別荘です。セカンドハウスと別荘のどちらもセカンドハウスローンを利用することは可能で、利用条件などの違いもありません。ただし、セカンドハウスのほうは一定条件を満たすことで居住用財産として認められ、「不動産取得税」「固定資産税」「都市計画税」の税制優遇を受けることができます。セカンドハウスの認定基準は各自治体によって異なるため、優遇措置を受けたい場合は購入を検討している地域の自治体に問い合わせてみましょう。

セカンドハウス 別荘
所有目的 日常生活のため 保養のため
利用頻度の定め 月に1日以上の利用 特になし
財産上の扱い 居住用財産 居住用財産ではない
税制優遇措置 受けられる 受けられない

セカンドハウスをローンで購入するメリットは?

画像

セカンドハウスの購入を検討する際、現金一括購入とセカンドハウスローンのどちらにするか迷うケースもあるでしょう。セカンドハウスローンは住宅ローン控除が利用できないため、ローンを組んでも税金面での優位性は(一般的な住宅購入と比較すると)高くありません。セカンドハウスをローン購入するメリットは、現金を手元に置いて別の使い道に充てられる点です。たとえば、セカンドハウスの購入に利用する現金を投資に回し、ローン金利よりも高い利回りで運用できれば資産を増やすことができます。ただし、自宅の住宅ローンなどセカンドハウスローン以外にも返済を抱えている場合は、返済負担率が家計の許容範囲をオーバーしないようにしっかりと返済計画を立てる必要があります。

セカンドハウスローンと住宅ローンの違いは?知っておきたい注意点

セカンドハウスローンは、住宅ローンと同じく物件を担保に入れて購入資金を借り入れる有担保型の住宅ローン商品です。民間の金融機関で取り扱っており、自宅の住宅ローンを返済している最中でも審査さえパスすれば借り入れ可能。諸費用や金利のしくみも、ほぼ一般的な住宅ローンと同一ですが、一部商品内容が異なるため、利用を検討している方は注意しましょう。

  • 住宅ローンとセカンドハウスローンの主な違い
  • 一般的な住宅ローンと比較すると、借り入れ金利が高い
  • ローンの借入審査が厳しくなる傾向がある
  • 住宅ローン控除を利用できない

民間の銀行が取り扱うセカンドハウスローンは、金利タイプ(変動、固定etc.)が同じでも住宅ローンより年0.5~2.0%ほど金利が高くなります。借り入れ時の審査も一般的な住宅ローンと比較すると厳しくなる傾向があり、特に年収の水準や返済負担率(年収における年間の返済額)は厳しくチェックされます。また、セカンドハウスの購入では住宅ローン控除が利用できない点も覚えておきましょう。

セカンドハウスの購入では「フラット35」が有力な選択肢に

セカンドハウスローンの多くは、一般的な住宅ローンと比較する金利が高めに設定されています。しかし、民間の銀行と政府系の金融機関である住宅金融支援機構が提携する「フラット35」は、セカンドハウスにも利用でき、基準金利や借り入れ審査の条件も変わりません。民間のセカンドハウスローンと同じく住宅ローン控除は利用できないものの、セカンドハウスを検討する際、有力な選択肢になります。

セカンドハウスローンのデメリットとは?

セカンドハウスローンにもいくつかデメリットがあります。1つ目は借り入れ金利です。ファーストハウスローンと比較すると、金融機関側のリスクが上がるため、セカンドハウスローンは借り入れ金利が高くなります。2点目は税金面です。ファーストハウスローンは、ほとんどの場合、住宅ローン減税の対象になりますが、セカンドハウスローンは無条件で対象外になります。3点目は個人の信用力に与える影響です。例えばセカンドハウスローンを組んでいると、クレジットカードやカーローンを作り難くなります。この3点にはくれぐれも注意しましょう。

  • ※セカンドハウスローン比較は住宅ローン比較.jp編集部調べです。
  • ※掲載情報の詳細は、ペアローンを提供する金融機関各社の住宅ローン情報をご確認ください。内容に変更が生じている場合もありますのでご注意ください。
  • ※各社のペアローンへの口コミは投稿者の意見です。あくまでも参考とし、個人の判断の上でご活用ください。