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イオン銀行の住宅ローン審査は厳しい?主要ネットバンク3行の審査基準を比較
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オリコンランキングでイオン銀行ほかネットバンクが1~3位に。住宅ローンの満足度と審査基準の関係は?
住宅購入を検討中の方にとって「どの住宅ローンを選ぶか」は非常に大きな問題です。 様々な商品・サービスの満足度調査を実施する「オリコン」が発表した最新ランキングによると、住宅ローンの顧客満足度(総合)ランキングでは、1位がイオン銀行、2位がソニー銀行、3位がSBI新生銀行と、上位をネット銀行が獲得しました。
- オリコン 住宅ローン 総合ランキング
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- イオン銀行
- ソニー銀行
- SBI新生銀行
オリコンのランキングには過去5年以内に実際に住宅ローンを借り入れたユーザー(12,580名)の声が反映されています。
例えば、1位のイオン銀行は、契約者向けの割引特典や実店舗で土日祝日も住宅ローンの相談や手続きができるといったユーザー側の利便性が高く評価されました。
ただし、評判の良い住宅ローンでも「住宅ローン審査に通過できるか」は、また問題が異なります。満足度の高いサービスを提供する銀行は魅力的ですが、多くの人にとっては審査の厳しさも気になるもの。
そこで今回は、オリコンランキングで上位のイオン銀行・ソニー銀行・SBI新生銀行の住宅ローンを審査基準で比較し、それぞれの住宅ローンに向いている人、自分に合った住宅ローンを選ぶ方法について解説します。
イオン銀行の住宅ローン審査は厳しい?主要ネットバンク3行の審査基準を比較
住宅ローンの審査基準を調べるには「申込条件」「商品概要」をチェック
住宅ローン審査には「仮審査(事前審査)」と「本審査」があります。借入を申し込む際は、まず仮審査によって申込者の返済能力や信用情報を簡易的に確認し、問題がなければ、より詳細な審査を行う本審査への申し込みが可能となります。
提出書類の数や審査の細かさといった違いはありますが、仮審査と本審査におけるチェックポイントは概ね共通しており、申込者の「年齢」「性別」「年収」「雇用形態」「勤続年数」「他の借入の有無」等。また、「借入希望額」や「購入予定の物件の概要」も、仮審査と本審査の両方で審査対象となるケースがほとんどです。
住宅ローン審査の厳しさに影響する主な項目
| 申込者の属性情報 | |
|---|---|
| 年齢 | 若年層や高齢者は、収入の安定性や健康面で不利になる場合がある |
| 勤務先 | 公務員や大企業社員は、安定した収入が見込まれるため有利になる傾向 |
| 年収 | 安定した収入があり、かつ高収入なほど有利になる |
| 勤続年数 | 長いほど、収入の安定性が評価される |
| 家族構成 | 扶養家族が多い場合、返済能力が低いと判断される可能性がある |
| 申込者の返済能力 | |
|---|---|
| 返済負担率 | 年収に占める返済額の割合(=収入と借入額の割合)が高いと審査上不利になる |
| 他の借入の有無 | 他のローンや借入が多い場合、返済能力が低いと判断される可能性がある |
| 申込者の信用情報 | |
|---|---|
| クレジットカードの利用履歴 | カード利用履歴があり、返済の遅延や滞納がない場合は信用能力が上がり、審査上有利になるが、延滞や滞納がある場合は不利になる |
| 他のローンの返済履歴 | 奨学金や車のローン等、他のローン返済で遅延や滞納があると審査に不利になる |
| 債務整理歴 | 自己破産や任意整理を過去におこなっている場合は、審査上きわめて不利になる |
これらの項目に細かい条件が設定されているほど、住宅ローンの審査は厳しくなる傾向があります。
審査に通るかが不安な場合は、申し込みを検討している住宅ローンの「審査基準」をチェックしてみましょう。多くの住宅ローンは、公式サイトに掲載されている「申込条件」や「商品概要」を確認することで、基本的な審査基準がわかります。
イオン銀行・ソニー銀行・SBI新生銀行の住宅ローン審査条件は?
それでは、顧客満足度の高い「イオン銀行」「ソニー銀行」「SBI新生銀行」の住宅ローンの審査条件を、各銀行の「商品概要(商品説明)」を元に見てみましょう。
| イオン銀行 | ソニー銀行 | SBI新生銀行 | |
|---|---|---|---|
| 年齢 |
|
|
|
| 年収 | 前年度年収(個人事業主は前年度所得)が100万円以上 | 前年度年収(自営業者は申告所得)が400万円以上 |
|
| 勤続年数もしくは事業年数 |
|
給与所得者・会社経営者・個人事業主とも条件なし |
|
| 健康状態 | イオン銀行所定の団体信用生命保険に加入できる | ソニー銀行が指定する保険会社の団体信用生命保険に加入が認められる | 選択した団体信用生命保険への加入資格を有する |
| 国籍 | 日本国籍を有する、または永住許可を受けていること | 日本国籍、または永住権があること | 日本国籍または永住許可を有すること |
イオン銀行の住宅ローンは、借入時の年齢条件が満71歳まで、年収条件が100万円以上と比較的緩やかな申込条件を設定しています。ただし、勤続年数(事業年数)は、会社員でも最低半年、経営者や自営業者は3年以上と一定の長さが必要です。
ソニー銀行の住宅ローンは、完済時の年齢条件が満85歳までと長い点が特徴。勤続年数(事業年数)が不問となっている点も嬉しいポイントです。その一方で、年収条件は400万円以上と高めに設定されているため注意しましょう。
SBI新生銀行は、年齢条件・年収条件ともに一定の基準が設けられています。ただし、給与所得者であれば勤続年数は問われないため、転職したばかりの会社員や契約社員の方は利用しやすいと言えます。
なお、ほとんどの銀行は、公式サイト上で公開している申込条件以外にも非公開の審査基準を設けています。例えば、年収と借入額のバランス(適切な返済負担率)や、高齢者・非正規雇用者が審査でどの程度不利になるかは公開されません。銀行間の審査条件の厳しさを厳密に比較することは不可能であることを理解しておきましょう。
イオン銀行・ソニー銀行・SBI新生銀行の住宅ローンの特徴と向いている人
それでは、オリコンの住宅ローンランキングで上位の「イオン銀行」「ソニー銀行」「SBI新生銀行」の住宅ローンの特徴と向いている人のタイプを見てみましょう。
ネットでのサービス提供のほか、イオンモール内に実店舗を持つイオン銀行の住宅ローン。金利タイプは、変動金利と当初固定金利を取り扱う。物件価格の2割以上の頭金を用意することで優遇金利を適用。
住宅ローン保証料、一部繰上返済手数料、団信保険料は無料。さらに団信には、病気・ケガで所定の就業不能状態となった場合にローン返済額を保障する「全疾病保障」を金利上乗せなしで付帯できる。
さらに、イオン銀行の住宅ローンを契約すると、完済までイオングループでの買い物が毎日5%OFFになる「イオンセレクトクラブ」に加入できる点も大きな魅力。
イオン内にあるイオン銀行店舗は土日祝日も営業しており、住宅ローンの手続きに対応している。お得と利便性を両立したい場合に候補に加えたい住宅ローン。
イオン銀行の住宅ローンが向いている人
- イオンの系列店舗(イオン、マックスバリュ、まいばすけっとetc.)が近所にある
- 対面で住宅ローンの相談したいが、平日に休みを取りにくい
- 変動金利か期間固定金利で有利な金利の住宅ローンを探している
ソニーグループのネット銀行・ソニー銀行が提供する住宅ローン。金利タイプは、変動金利、当初固定金利、長期固定金利を取り扱う。環境配慮型住宅(ZEH)の場合は優遇金利を適用。変動金利の引き下げ幅が大きい「変動セレクト住宅ローン」と、固定金利の引き下げ幅が大きい「固定セレクト住宅ローン」、変動金利と固定金利を問わず引き下げ幅が一定の「住宅ローン」の三種類があり、返済計画に合わせて選択できる。
住宅ローン保証料、一部繰り上げ返済手数料、団信保険料、変動から固定への金利変更手数料は無料。団信には、万一がんと診断された場合に住宅ローンの返済額が半額になる「がん団信50」を無料で上乗せできる。さらに年0.1%の上乗せ金利で「がん団信100」に切り替えられる点も嬉しい。契約手続きはWebで完結するほか、担当のローンアドバイザーが土日祝日もサポートする。
ソニー銀行の住宅ローンが向いている人
- 転職して間もない会社員や独立直後の個人事業主
- 完済時年齢が高い住宅ローンを探している
- 金利動向に合わせて変動金利と固定金利を切り替えたい
実店舗とネットの両方でサービスを提供するSBI新生銀行の住宅ローン。金利タイプは変動金利・当初固定金利・長期固定金利(全期間固定金利)を扱う。特に変動金利と長期固定金利の低さが強み。
住宅ローン保証料、一部繰上返済手数料、全額繰上返済手数料、団信保険料はすべて無料。団信には、所定の要介護状態になった場合に住宅ローン残高が0円になる「安心保障付団信(団体信用介護保障保険)」を上乗せ金利なしで付帯できる。
借入額には住宅購入費用のほか、引越し費用やインテリア・家具・家電の購入費用も含められるため、住宅購入後の初期費用を抑えたい場合におすすめ。
仮審査の申し込みから書類提出・契約手続きまでがオンラインで完結する点も便利。1割以上の頭金を用意すると優遇金利が適用されるので、自己資金に余裕がある場合はチェックしたい。
SBI新生銀行の住宅ローンが向いている人
- 住宅購入後にかかる新生活費用もローンに含めたい
- 転職から間もない会社員
- 長期固定金利で金利の有利な住宅ローンを探している
自分に合った住宅ローンを選ぶには
住宅ローンを選ぶにあたって、オリコンの満足度ランキングに代表される「ユーザーの人気や評判」は大変参考になります。
ただし、すべての人にとって満足度の高い住宅ローンは存在しません。
気になる住宅ローンからどれを選ぶかは、申し込む人の属性や借入希望額・返済期間・金利タイプ等によってベストな選択が異なります。
自分に合った住宅ローンを選ぶには、候補の銀行を2~3行程度までしぼり、仮審査に申し込んで手応えを確かめる方法が確実です。仮審査の段階であれば、複数の銀行に申し込みをしても問題ありません。
仮審査の申し込み前に「金利タイプ」や「返済期間」をある程度決めておくとスムーズでしょう。「頭金をどの程度用意できるか」「金利が上昇した場合にどうするか」等の対策も決めておくと安心です。
今回参考にしたオリコン満足度調査や、住宅ローンの比較サイトも参考に、まずは人気の高い住宅ローンをチェックした上で、仮審査からトライしてみましょう。



