更新日:
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較!プロのおすすめはどっち?
- 人気の金融機関
はじめに
借り入れ金利の低さや繰り上げ返済手数料の安さ、充実した団信、申し込みのネット完結等、ネット銀行の住宅ローンは、メガバンクや信用金庫等、店舗型の住宅ローンと比較しても、様々なメリットがあることから、近年人気を集めています。
なかでも、特に高い人気を誇っているのがauじぶん銀行と住信SBIネット銀行。どちらのネット銀行も低金利での住宅ローンの新規借り入れ・借り換えに対応しています。さらに、団信が充実している点も魅力です。
これから住宅ローンの利用を検討している方の中には、auじぶん銀行または住信SBIネット銀行を有力な候補として考えている方も多いはず。
そこで今回の特集では、auじぶん銀行・住信SBIネット銀行(※)が提供する住宅ローンに注目。住宅ローン金利・団体信用生命保険(団信)・諸費用・審査期間等、様々な角度からauじぶん銀行と住信SBIネット銀行が提供する住宅ローンを比較していきます。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行で住宅ローンのどちらを選ぶべきか迷っている方はもちろん、住宅ローンを組む際、ネット銀行の利用を検討している方も、ぜひチェックしてみてください。
- 本記事では、住信SBIネット銀行が提供する「WEB申込コース」の住宅ローンを紹介しています。
- この記事でわかること
-
- auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の共通点と相違点
- 複雑な団体信用生命保険(団信)を年齢ごとに比較
- 記事の【まとめ】にある比較表で、一目で確認可能
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較
- auじぶん銀行 住宅ローンの特徴
-
- 低水準の住宅ローン金利が魅力!auフィナンシャルグループ(KDDIグループ)が提供するインターネット銀行「auじぶん銀行」の住宅ローン
- 満50歳までであれば、がんと診断された場合に住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信(※4疾病保障+全疾病長期入院保障含む)」が無料付帯する等、団信が充実
- 事前審査から契約まで、住宅ローンの手続きがすべてネットで完結
金利 ※2025年1月実行金利
変動 | 年0.479%(全期間引下げプラン)
|
---|---|
10年固定 | 年1.365%(当初期間引下げプラン) |
20年固定 | 年1.945%(当初期間引下げプラン) |
30年固定 | 年2.360%(当初期間引下げプラン) |
- 審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。
基本情報
団信 |
|
||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
取り扱い事務手数料 | 借り入れ金額の2.2%(税込) | ||||||||||||||
保証料 | 無料
|
||||||||||||||
一部繰り上げ返済手数料 | 無料 | ||||||||||||||
その他 |
|
- 住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース)の特徴
-
- 数ある金融機関のなかでも、トップクラスの住宅ローン貸し出し実績を誇る「住信SBIネット銀行」の住宅ローン
- 業界最低水準の住宅ローン金利を実現しているほか、保証料、一部繰り上げ返済手数料が無料。さらに返済口座への資金移動も0円!
- 団信に全疾病保障が基本付帯。住宅ローン契約者が40歳未満の場合は、「3大疾病保障」も基本付帯する
金利 ※2025年1月実行金利
変動 | 年0.448%(通期引下げプラン)
|
---|---|
変動 | 年0.448%(通期引下げプラン)
|
10年固定 | 年1.383%(当初引下げプラン) |
20年固定 | 年1.803%(当初引下げプラン) |
30年固定 | 年1.853%(当初引下げプラン) |
- 【新規・当初引下げプラン】表示金利は、最下限金利となります。(物件価格の80%以下で住宅ローンをお借入れの場合)
- 審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.3%上乗せとなる場合があります。
- 借入期間を35年超~40年以内でお借入れいただく場合は、ご利用いただく住宅ローン金利に年0.07%、40年超でお借入れいただく場合は住宅ローン金利に年0.15%が上乗せとなります。
基本情報
団信 |
|
|||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
取り扱い事務手数料 | 借入金額の2.2%(税込) | |||||||||||||||
保証料 | 無料 | |||||||||||||||
一部繰り上げ返済手数料 | 無料
|
|||||||||||||||
その他 |
|
auじぶん銀行が提供する住宅ローンの評判は?住宅ローンの特徴や、直近1年間の金利の推移、審査の基準など、auじぶん銀行の住宅ローンを利用する際に押さえておきたいポイントをわかりやすく解説しています。
住信SBIネット銀行住宅ローンの評判(金利と審査のポイント)
住信SBIネット銀行住宅ローンの金利・審査のポイント・ユーザーの評判は?住信SBIネット銀行住宅ローンの強み・特徴について徹底解説。
住宅ローン金利を比較
住宅ローンを選ぶ際、一番最初にチェックするのは、借り入れる(借り換える)際の住宅ローン金利でしょう。
はじめに、住宅ローン金利の面から、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較していきます。
以下は、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行が提供する住宅ローンの2025年1月の「変動金利」、「2年固定」「10年固定」「20年固定」「30年固定」の金利を比較したものです。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローン金利を比較(2025年1月)
auじぶん銀行 住宅ローン ※1 |
住信SBIネット銀行 住宅ローン (WEB申込コース) |
---|---|
変動金利(新規借り入れ) | |
0.479% ※全期間引下げプラン |
0.448% ※通期引下げプラン |
2年固定(当初期間引下げプラン) | |
1.090% | 0.983% |
10年固定(当初期間引下げプラン) | |
1.365% | 1.383% |
20年固定(当初期間引下げプラン) | |
1.945% | 1.803% |
30年固定(当初期間引下げプラン) | |
2.360% | 1.853% |
- 金利は年利表記です
- 審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の変動金利を比較
いずれも年0.5%を切る低水準の住宅ローン金利を実現
変動金利の水準は、0.5%前後が低金利の目安。この点から見ると、auじぶん銀行も住信SBIネット銀行も、平均的な水準を大きく下回る住宅ローン金利を実現しています。
「新規借り入れ」か「借り換え」か、またキャンペーンの有無等によって、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行とで適用金利に若干の差はあるのもの、いずれの金融機関でも、他の金融機関と比較して、低金利で住宅ローンを組めることに間違いはありません。
特に、変動金利での住宅ローンの新規借り入れ・借り換えを検討している場合、auじぶん銀国と住信SBIネット銀行は、ぜひチェックしておきましょう。
なお、変動金利は定期的に見直されます。住宅ローンを借り入れる時期によって、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行とで、適用金利のより低い金融機関が異なるので、できるだけ低い金利での借り入れを希望する場合は、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行それぞれの直近の金利推移を確認しておくと安心です。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の当初固定金利を比較
固定期間によって、住宅ローン金利の有利な金融機関が異なる
当初固定金利に関しては、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較すると、 固定期間によって、住宅ローン金利の有利な金融機関は異なります。
例えば、「当初2年固定」「当初30年固定」であれば、住信SBIネット銀行に優位性がありますが、「当初10年固定」「当初20年固定」に関しては、auじぶん銀行に軍配が上がります。
また固定期間によっては、2つの金融機関で金利差のほとんどないケースもあれば、適用金利が大きく異なる場合も。
当初固定金利は、借り入れ期間によって、金利水準が大きく異なります。当初固定金利を利用する際は、まず当初固定で住宅ローンを組む期間を決め、その上で、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローン金利を比較すると良いでしょう。
auじぶん銀行では「au金利優遇割」を提供!
auじぶん銀行では、住宅ローンと「au回線」「じぶんでんき」をセットで契約すると、住宅ローン金利を最大年0.1%優遇する「au金利優遇割」を提供。もともと低水準の住宅ローン金利を実現していますが、この「au金利優遇割」を利用すると、より有利な条件で住宅ローンを組むことができます。
auじぶん銀行の住宅ローンを検討する際は、「au金利優遇割」についても併せてチェックしておきましょう。
特典を考慮して住宅ローンを選ぶのもおすすめ
金利の低さを重視して、住宅ローンを選ぶのも方法ですが、特典を考慮して、住宅ローンを選ぶのもおすすめです。数ある住宅ローンのなかには、auじぶん銀行や住信SBIネット銀行ほど住宅ローン金利は低くないものの、特典が充実しており、サービス全体をトータルで見るとお得度の高い住宅ローン商品があります。
金利だけではなく、その他の特典も考慮して、住宅ローンを選びたいと考えている方は、下記でご紹介する住宅ローンの情報も併せてチェックしておきましょう。
- イオン銀行 住宅ローンの特徴
-
- 「イオンでの買い物が毎日5%OFF」になるサービスが受けられる「イオンセレクトクラブ」の利用等、住宅ローン契約者限定特典が充実
- 変動金利は最大1.85%、固定金利は最大1.6%、完済するまで(※固定金利の場合は、固定期間終了後から完済するまで)店頭表示から住宅ローン金利を割り引く優遇金利を提供
- Webと店舗の両方で、住宅ローンに関する相談・申し込みに対応
金利 ※2025年1月実行金利
変動 | 年0.53%(物件価格の80%以内での借り入れの場合)
|
---|---|
変動 | 年0.53%(物件価格の80%以内での借り入れの場合)
|
当初3年固定 | 年0.88% |
当初5年固定 | 年0.95% |
当初10年固定 | 年1.21% |
基本情報
団信 |
|
||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
取り扱い事務手数料 |
|
||||||||
保証料 | 無料 | ||||||||
一部繰り上げ返済手数料 | 無料 | ||||||||
その他 |
|
団体信用生命保険(団信)を比較
次にauじぶん銀行と住信SBIネット銀行とで、団体信用生命保険(団信)について見ていきましょう。
実はauじぶん銀行も住信SBIネット銀行も、住宅ローン契約者の年齢が「50歳以下」か「51歳以上」かで、加入できる団信が異なります。 そこで、ここでは以下の4つのパターン別に、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の団信を比較していきます。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の団信を比較
150歳以下/上乗せ金利なし
まずは、住宅ローン契約者の年齢が50歳以下の場合に上乗せ金利なしで付帯できる団信を見ていきましょう。
【50歳以下/上乗せ金利なし】 auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の団信を比較
auじぶん銀行 住宅ローン |
住信SBIネット銀行 住宅ローン (WEB申込コース) |
|
---|---|---|
プラン名 | がん50%保障団信 | 3大疾病50プラン |
加入可能年齢 | 満50歳まで | 50歳以下 |
保険料 (上乗せ金利) |
なし | なし |
特定疾病保障 |
|
|
全疾病保障 |
|
|
その他の保障 |
|
|
住宅ローン契約者が50歳以下の場合、auじぶん銀行では「がん50%保証団信」を、住信SBIネット銀行では「3大疾病50プラン」を上乗せ金利なしで付帯できます。
いずれの団信も、すべての病気やケガを保障する「全疾病保障」が付帯することに加え、特定疾病保障として、所定の疾病を罹患した場合に住宅ローン残高の50%を保障してもらえるのが特徴です。
ただし、auじぶん銀行の「がん50%保障団信」と住信SBIネット銀行の「3大疾病50プラン」とでは、特定疾病保障の対象となる疾病に下記の違いがあります。
auじぶん銀行 住宅ローン |
住信SBIネット銀行 住宅ローン (WEB申込コース) |
|
---|---|---|
プラン名 | がん50%保障団信 | 3大疾病50プラン |
ガン | 〇 ※診断確定された場合 | 〇 ※診断確定された場合 |
心筋梗塞 | 〇 | 〇 |
脳卒中 | 〇 | 〇 |
肝疾患 | 〇 | ― ※全疾病保障でカバー可 |
腎疾患 | 〇 | ― ※全疾病保障でカバー可 |
auじぶん銀行の「がん50%保障団信」では、特定疾病保障の対象が「ガン+4疾病」となっており、ガン、心筋梗塞、脳卒中、肝疾患、腎疾患が保障の対象。
一方、住信SBIネット銀行「3大疾病50プラン」の特定疾病保障の対象は、ガン、心筋梗塞、脳卒中となっており、肝疾患、腎疾患に関しては、全疾病保障でカバーする形になります。
ただ、特定疾病保障の場合、住宅ローン残高が50%になるのに対し、全疾病保障の場合、病気やケガで所定の状態に該当すると、住宅ローン残高は0円になります。そのため、肝疾患、腎疾患のリスクに手厚く備えるのであれば、全疾病保障でカバーできる住信SBIネット銀行の方がおすすめといえるでしょう。
また、特定疾病保障、全疾病保障以外の保障に関しても、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行とでは以下違いがあります。
auじぶん銀行 住宅ローン |
住信SBIネット銀行 住宅ローン (WEB申込コース) |
|
---|---|---|
プラン名 | がん50%保障団信 | 3大疾病50プラン |
その他の保障 |
|
|
上記の表からもわかるように、特定疾病保障、全疾病保障以外の保障に関しては、auじぶん銀行の方が充実している印象です。
ただ、住信SBIネット銀行では、「リビングニーズ特約」以外にも、ガンを罹患し、標準的な治療をすべて受けても効果がなかったなどと判断された場合、住宅ローン残高が0円になる「重度ガン保険金前払特約」や、傷害または疾病の治療を目的として先進医療による療養を受けた場合、先進医療にかかる技術料と同額(通算1,000万円まで)が支払われる「先進医療特約」が付帯します。
そのため、住宅ローン契約者が50歳以下の場合に上乗せ金利なしで付帯できる団信に関しては、それぞれの保障内容を確認し、自分に合った方を選ぶのがおすすめです。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の団信を比較
250歳以下/上乗せ金利あり
住宅ローン契約者が50歳以下の場合に上乗せ金利ありで付帯できる団信には以下のものがあります。
住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース)の特約付き団信
auじぶん銀行 住宅ローン |
住信SBIネット銀行 住宅ローン (WEB申込コース) |
||
---|---|---|---|
プラン名 | |||
がん100%保障団信 | がん100%保障団信プレミアム | 3大疾病100プラン | |
加入可能年齢 | |||
満50歳まで | 満50歳まで | 40歳未満 (※~39歳) |
40歳以上 (※40~50歳) |
保険料(上乗せ金利) | |||
+年0.05% | +年0.15% | +年0.2% | +年0.4% |
特定疾病保障 | |||
|
|
|
|
全疾病保障 | |||
|
|
||
その他の保障 | |||
|
|
||
|
auじぶん銀行は、保障内容に応じて、年0.05%の上乗せ金利で付帯できる「がん100%保障団信」と年0.15%の上乗せ金利で付帯できる「がん100%保障団信プレミアム」の2種類の団信を提供しています。そして注目したいのは、上乗せ金利の低さ。年0.05%、年0.15%の上乗せ金利で保障を手厚くできる点は大きな魅力といえるでしょう。
一方、住信SBIネット銀行に関しては、「3大疾病100プラン」を提供しており、住宅ローン契約者の年齢が40歳未満(※~39歳)の場合は年0.2%の上乗せ金利、40歳以上(※40~50歳)の場合は年0.4%の上乗せ金利で付帯できるようになっています。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行を比較すると、住宅ローン契約者が50歳以下の場合に上乗せ金利ありで付帯できる団信に関しては、「上乗せ金利の低さ」「50歳以下であれば年齢に制限がない」といった点から、auじぶん銀行の方が優位性が高いといえそうです。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の団信を比較
351歳以上/上乗せ金利なし
【51歳以上/上乗せ金利なし】 auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の団信を比較
auじぶん銀行 住宅ローン |
住信SBIネット銀行 住宅ローン (WEB申込コース) |
|
---|---|---|
プラン名 | 一般団信 | 基本プラン |
加入可能年齢 | 満51歳以上 ※満65歳まで | 51歳以上 |
保険料 (上乗せ金利) |
なし | なし |
特定疾病保障 | ― | ― |
全疾病保障 | ― |
|
その他の保障 |
|
|
住宅ローン契約者が51歳以上の場合、auじぶん銀行は「一般団信」を、住信SBIネット銀行は「基本プラン」をそれぞれ上乗せ金利なしで付帯できます。
auじぶん銀行の「一般団信」と住信SBIネット銀行の「基本プラン」を比較すると、住信SBIネット銀行には全疾病保障が付帯しているのに対し、auじぶん銀行の方には全疾病保障が付帯していません。
また、「その他の保障」に関しても、住信SBIネット銀行は「リビングニーズ特約」に加え、「重度ガン保険金前払特約」や「先進医療特約」が付帯し、auじぶん銀行と比較して、保障が充実している印象です。
住宅ローン契約者が51歳以上、上乗せ金利なしで付帯できる団信に関しては、住信SBIネット銀行の方が優位性が高いといえるでしょう。
ワイド団信には加入できる?
auじぶん銀行も住信SBIネット銀行もワイド団信を提供しており、どちらも年0.3%の上乗せ金利でワイド団信を付帯できます。
健康上の問題で一般団信への加入が難しい場合、ワイド団信を検討すると良いでしょう。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の団信を比較
451歳以上/上乗せ金利あり
最後に、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行とで、住宅ローン契約者が51歳以上の場合に上乗せ金利ありで付帯できる団信を見ていきましょう。
【51歳以上/上乗せ金利なし】 auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の団信を比較
auじぶん銀行 住宅ローン |
住信SBIネット銀行 住宅ローン (WEB申込コース) |
||
---|---|---|---|
プラン名 | ― | 3大疾病50 | 3大疾病100 |
加入可能年齢 | ― | 51歳以上 | 51歳以上 |
保険料 (上乗せ金利) |
― | +年0.25% | +年0.4% |
特定疾病保障 | ― |
|
|
特定疾病保障 | ― |
|
|
その他の保障 | ― |
|
|
上記の表からもわかるように、住宅ローン契約者が51歳以上の場合、auじぶん銀行では、上乗せ金利ありで付帯できる団信はありません。そのため、51歳以上でauじぶん銀行の住宅ローンを組む場合、付帯できる団信は一般団信となります。
一方、住信SBIネット銀行に関しては、年0.25%の上乗せ金利で「3大疾病50」を、年0.4%の上乗せ金利で「3大疾病100」を付帯できます。
51歳以上で住宅ローンを組む場合、手厚い保障を希望するのであれば、住信SBIネット銀行がおすすめといえるでしょう。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の団信を比較 まとめ
以上の内容を踏まえ、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行とで団信を比較した結果をまとめると以下の通りです。
auじぶん銀行 住宅ローン |
住信SBIネット銀行 住宅ローン (WEB申込コース) |
|
---|---|---|
団信 | 50歳以下/上乗せ金利なし | |
50歳以下/上乗せ金利あり | ||
51歳以上/上乗せ金利なし | ||
51歳以上/上乗せ金利あり | ||
- |
住宅ローン契約者が50歳以下の場合、上乗せ金利なしで付帯できる団信に関しては、auじぶん銀行も住信SBIネット銀行も保障内容が充実しており、どちらもおすすめです。
一方、住宅ローン契約者が50歳以下で、上乗せ金利ありで付帯できる団信に関しては、上乗せ金利の低さ等を考慮すると、auじぶん銀行の方がおすすめといえるでしょう。
また、住宅ローン契約者が51歳以上の場合、auじぶん銀行に関しては上乗せ金利の有無に関わらず、基本的には一般団信に加入する形になります。そのため、51歳以上で住宅ローンを組み、団信の保障を手厚くしたい場合は、住信SBIネット銀行を検討するのがおすすめです。
諸費用を比較
次に、住宅ローンを借り入れる際に発生する諸費用についてご紹介します。
取り扱い事務手数料や保証料、収入印紙代などの諸費用を、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンで比較すると以下の通りです。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンの諸費用を比較
auじぶん銀行 住宅ローン |
住信SBIネット銀行 住宅ローン (WEB申込コース) |
---|---|
取り扱い事務手数料 | |
借入金額の2.2%(税込) | 借入金額の2.2%(税込) |
保証料 | |
無料
|
無料 |
収入印紙代 | |
不要 | 不要 |
団信保険料 | |
無料
|
無料
|
繰り上げ返済手数料 | |
〈一部繰り上げ返済手数料〉 無料
|
〈一部繰り上げ返済手数料〉 無料
|
上記の表からもわかるように、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行を比較すると、諸費用はほぼ変わりません。
いずれも事務手数料が借入れ金額の2.2%(税込)となっている点には注意が必要ですが、保証料、一部繰り上げ返済手数料は無料です。(※auじぶん銀行の保証料に関しては、審査の結果、保証会社をご利用いただく場合がありますが、保証料相当額は金利に含まれているため、別途、保証料は発生しません)
さらに、Webでの申し込み・契約に対応しているので、収入印紙代がかからない点も嬉しいポイントといえるでしょう。
この分野に関しては引き分けと言えそうです。
審査期間を比較
最後に、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンの、審査期間を比較していきます。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンの審査期間を比較
auじぶん銀行 住宅ローン |
住信SBIネット銀行 住宅ローン (WEB申込コース) |
---|---|
仮審査 | |
最短即日回答
|
最短即日回答
|
本審査 | |
最短2~3営業日回答
|
通常1週間から10日程度で回答
|
契約手続き | |
マイページから必要情報を入力し、契約手続きを行う。 | 本審査通過後、借入内容に応じてWebサイトまたは書面にて契約手続きを行う。 |
auじぶん銀行も住信SBIネット銀行も、Webからの申し込みに対応しており、仮審査の結果に関しては、最短即日に受け取ることができます。
ただし、auじぶん銀行は、auじぶん銀行の口座を持っていなくても仮審査の申し込みができるのに対し、住信SBIネット銀行は、仮審査の申し込みの際、住信SBIネット銀行の口座開設が必要になります。
仮審査は、通過しなかった場合に備え、複数の金融機関に申し込みをするケースも多いので、口座開設不要で仮審査の申し込みができる点を考慮すると、auじぶん銀行の方が、利便性という点で優れているといえるでしょう。
また、auじぶん銀行は、本審査の回答も最短2~3営業日と、回答までに通常1週間から10日程度かかる住信SBIネット銀行と比較するとスピーディーです。
できる限り急ぎで住宅ローンを借り入れたい場合は、auじぶん銀行の住宅ローンを検討するのがおすすめ。
住信SBIネット銀行の住宅ローンに申し込む際は、申し込みから契約完了まで、日数に余裕を持っておくと安心です。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較 ~まとめ~
上記で解説した内容を踏まえ、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較すると、結果は以下の通りです。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較
auじぶん銀行 住宅ローン |
住信SBIネット銀行 住宅ローン (WEB申込コース) |
|
---|---|---|
金利(変動金利) | 低い |
低い |
金利(固定金利) | 低い |
低い |
取り扱い事務手数料 | 借り入れ金額の2.2%(税込) |
借り入れ金額の2.2%(税込) |
保証料 | 無料
|
無料 |
団信 | 50歳以下/上乗せ金利なし | |
50歳以下/上乗せ金利あり | ||
51歳以上/上乗せ金利なし | ||
51歳以上/上乗せ金利あり | ||
- | ||
一部繰り上げ返済 手数料 | 無料 |
無料 |
審査期間 | 本審査:最短2~3営業日 |
本審査:1週間~10日程度 |
ネット銀行であることに加え、低金利を実現し、全疾病保障が無料付帯する等、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行には、多くの共通点があります。
その一方で、サービスの特徴を比較していくと、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンとでは、似ているようで異なる様々な部分が見えてきます。
住宅ローンを選ぶ際は、その特徴をしっかりと把握し、それぞれの家庭に合ったものを選ぶことが大切です。
これから住宅ローンを組もうと考えており、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行とで迷われている方や、ネット銀行が提供する住宅ローンの利用を考えている方は、本特集を参考に、自分に合った住宅ローンを見つけましょう。
- auじぶん銀行 住宅ローンの特徴
-
- 低水準の住宅ローン金利が魅力!auフィナンシャルグループ(KDDIグループ)が提供するインターネット銀行「auじぶん銀行」の住宅ローン
- 満50歳までであれば、がんと診断された場合に住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信(※4疾病保障+全疾病長期入院保障含む)」が無料付帯する等、団信が充実
- 事前審査から契約まで、住宅ローンの手続きがすべてネットで完結
金利 ※2025年1月実行金利
変動 | 年0.479%(全期間引下げプラン)
|
---|---|
10年固定 | 年1.365%(当初期間引下げプラン) |
20年固定 | 年1.945%(当初期間引下げプラン) |
30年固定 | 年2.360%(当初期間引下げプラン) |
- 審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。
基本情報
団信 |
|
||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
取り扱い事務手数料 | 借り入れ金額の2.2%(税込) | ||||||||||||||
保証料 | 無料
|
||||||||||||||
一部繰り上げ返済手数料 | 無料 | ||||||||||||||
その他 |
|
- 住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース)の特徴
-
- 数ある金融機関のなかでも、トップクラスの住宅ローン貸し出し実績を誇る「住信SBIネット銀行」の住宅ローン
- 業界最低水準の住宅ローン金利を実現しているほか、保証料、一部繰り上げ返済手数料が無料。さらに返済口座への資金移動も0円!
- 団信に全疾病保障が基本付帯。住宅ローン契約者が40歳未満の場合は、「3大疾病保障」も基本付帯する
金利 ※2025年1月実行金利
変動 | 年0.448%(通期引下げプラン)
|
---|---|
変動 | 年0.448%(通期引下げプラン)
|
10年固定 | 年1.383%(当初引下げプラン) |
20年固定 | 年1.803%(当初引下げプラン) |
30年固定 | 年1.853%(当初引下げプラン) |
- 【新規・当初引下げプラン】表示金利は、最下限金利となります。(物件価格の80%以下で住宅ローンをお借入れの場合)
- 審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.3%上乗せとなる場合があります。
- 借入期間を35年超~40年以内でお借入れいただく場合は、ご利用いただく住宅ローン金利に年0.07%、40年超でお借入れいただく場合は住宅ローン金利に年0.15%が上乗せとなります。
基本情報
団信 |
|
|||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
取り扱い事務手数料 | 借入金額の2.2%(税込) | |||||||||||||||
保証料 | 無料 | |||||||||||||||
一部繰り上げ返済手数料 | 無料
|
|||||||||||||||
その他 |
|
auじぶん銀行の住宅ローンを利用する5つのメリットと3つのデメリット
auじぶん銀行の住宅ローンを利用する5つのメリットと3つのデメリットとは?低水準の住宅ローン金利を実現し、団信も充実。auじぶん銀行の住宅ローンの特徴をわかりやすく解説しています。
住信SBIネット銀行の住宅ローンを利用する5つのメリットと3つのデメリットとは?業界最低水準の住宅ローン金利を実現し、全疾病保障が無料付帯。住信SBIネット銀行のメリットとデメリットをわかりやすく解説しています。