住宅ローン講座徹底比較!住宅ローンシミュレーション

徹底比較!住宅ローンシミュレーション

住宅ローンシミュレーション徹底比較!各銀行の特長を見抜き賢く利用徹底比較!住宅ローンシミュレーション

住宅ローンのシミュレーションツールを活用すれば、毎月の返済額や初期費用を、実際に住宅ローンに申し込む前にチェックすることが可能です。住宅ローンシミュレーションは、住宅ローンを提供している多くの銀行が独自で用意しており、同じ条件を入力しても、結果は銀行によって異なります。ではなぜ、同じ借入れ金額・期間で結果に違いが出るのでしょうか?
今回の特集では、利用者からの評価が高い3つの住宅ローン「イオン銀行」「じぶん銀行」「ソニー銀行」に注目。各社の住宅ローンシミュレーションを同条件で行い、その結果を比較しました。シミュレーションからわかる各銀行の特徴とは?早速チェックしていきましょう!

※今回の結果は、すべて2016年7月時点です。

試算条件

借入れ金額 3,000万円
返済期間 35年
金利 固定金利特約型10年
当初金利適用期間終了後の金利 変更なし
ボーナス時の返済 なし

イオン銀行の住宅ローンシミュレーション結果徹底比較!住宅ローンシミュレーション

イオン銀行は2種類の返済プランを用意しています。借入れ額の数%が事務手数料としてかかる定率型と、事務手数料が固定されている定額型。どちらを選ぶかで、総費用は大きく異なります。

  • 定率型:取扱手数料は借入れ金額の2.16%(税込)。※最低取扱手数料216,000円(税込)
  • 定額型:取扱手数料は108,000円(税込)。ただし、金利が0.2%高くなる

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金利は、3つのプランから選択。一覧表を確認しつつ、選択したプランの金利を手入力します。

イオン銀行の住宅ローンシミュレーション結果

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総費用※1 定率型:3,521万円 定額型:3,583万円

イオン銀行のシミュレーションは、定率型・定額型ともに総費用が3,500万円を超える結果となりました。今回比較した他の住宅ローンは軒並み3,400万円台だったため、約100万円他を上回る計算です。単に総費用を比較すればデメリットが目に付きますが、イオン銀行はそれ以外にメリットが存在します。それでは、イオン銀行の特徴を詳しく見ていきましょう。
※1 総費用…初期費用と総返済額を足した金額

金利

イオン銀行の金利は、最低水準+0.05~0.2%で設定されており、都銀よりは有利ですが、低金利を武器にしているネット銀行と比較するとやや高めです。今回のシミュレーションを行った「10年固定金利」においては、一番低かったソニー銀行と比較すると、約0.1%上回りました。(※一方で3年固定や5年固定金利の場合、イオン銀行は他の住宅ローンと比較してもそん色のない低金利でサービスを提供しているので、結果は変わる可能性もあります。)

初期費用(ローン契約時の諸経費)

イオン銀行は初期費用を定率型と定額型から選択できます。定率型は、手数料が借入れ金額の2.16%で、3,000万円の借入れの場合約65万円。最低手数料が約21万円と定められているため、手数料定額型の住宅ローンと比較すると高額になります。
定額型は、いくら借入れても手数料は約10万円ですが、金利が0.2%アップ。借入れ期間が長いほど金利アップの影響は大きく、今回のシミュレーション結果では、定率型の総費用を60万円上回る結果となりました。
定額型が総費用においてお得になるケースは、少額・短期間での借入れに限られます。基本的に定率型を検討し、初期費用の用意が難しい場合に、定額型を選択するのが賢い選択でしょう。

独自サービス

金利や初期費用に特筆したポイントがない代わりに、イオン銀行は、様々な独自サービスを提供しています。例えば0.1%金利上乗せで加入できるがん保障付プランは他には見られないサービス。
また、住宅ローン返済中の5年間、イオングループの買い物が5%オフになったり、ネット銀行では珍しく実店舗で相談ができる点も人気を集める要因となっています。

  • イオン銀行は固定金利10年に関しては総費用が高くなる傾向あり。ただし、独自のメリットも多い。

じぶん銀行の住宅ローンシミュレーション結果徹底比較!住宅ローンシミュレーション

じぶん銀行の住宅ローンは、金利の低さが大きな魅力。さらに、返済開始時の負担を抑える「元利均等返済」と、返済年数の経過とともに返済額が減る「元金均等返済」という2つのプランが用意されています。

  • 元利均等返済:毎月同じ金額を支払う返済プラン。返済額が一定になるように、元金と利息の支払い割合を調整している。最も一般的な返済プラン。
  • 元金均等返済:年数を重ねるごとに、毎月の返済額が減っていく返済プラン。元利均等返済よりも元金の返済スピードが速いため、結果的に利息も抑えられる。

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元金均等と元利均等の、どちらかを選択します。

じぶん銀行の住宅ローンシミュレーション結果

※元利均等の場合(クリックで拡大)

※元金均等の場合(クリックで拡大)

総費用 元利均等:3,486万円 元金均等:3,469万円

じぶん銀行の場合、シミュレーション結果の総費用だけ見ると、元利均等・元金均等返済プランの違いは17万円程度とわずか。ただし、毎月の返済額が異なります。元利均等は、返済開始時から完済まで約8万円の固定額。元利均等は、当初は約9万円とやや高めでも、完済時の返済額は約7万円にまで減額されます。どちらの返済プランが良いか検討してみましょう。

金利

じぶん銀行の金利は、0.730%。他の銀行と比較してもかなりの低金利です。また、本特集の入力条件は「10年固定金利」を選択していますが、変動金利は0.497%と数ある住宅ローンの中でも最低水準。この低金利と元利均等返済プランを合わせれば、返済開始時の負担をかなり抑えることができるでしょう。

初期費用(ローン契約時の諸経費)

初期費用は、全プラン共通で約85万円。事務手数料(借入れ金額×2.16%)と司法書士代・収入印紙代などの合算です。事務手数料が定率となっているため、最初にまとまった金額が必要になります。

独自サービス

借入れの手続きをWeb上で行うことで、じぶん銀行の住宅ローン審査期間は、最短10日間にまで短縮されます。その他にも、がんと診断されると残高の半分が支払い免除される「がん50%保障団信」を、金利の上乗せなしで付帯できるというメリットもあります。

  • じぶん銀行の低金利は、大きなメリット。完全無料の「がん50%保障団信」付きも嬉しい。

ソニー銀行『住宅ローンシミュレーション』徹底比較!住宅ローンシミュレーション

ソニー銀行は自己資金の割合によって金利が異なります。自己資金が10%以上ある場合、今回の比較では最低金利。用意できる自己資金の額による金利の違いを比較しつつ検証します。

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物件購入価格に対し、自己資金が10%以上か未満かを選択します(10%以上を選択すると金利が下がります)。

ソニー銀行の住宅ローンシミュレーション結果

※自己資金10%以上の場合(クリックで拡大)

※自己資金10%未満の場合(クリックで拡大)

総費用 自己資金10%未満:約3,419万円 自己資金10%以上:約3,390万円

ソニー銀行の総費用は、本比較の中では一番低い金額になり、特に自己資金10%以上ならば3,300万円台に抑えることができました。別途登記費用が必要にはなりますが、低金利の恩恵は大きいと言えるでしょう。さらに、初期費用の安さは総費用にも影響。気になる金利と初期費用は、以下のとおりです。

金利

ソニー銀行で「10年固定金利」を利用すると、自己資金10%未満の場合は0.750%、10%以上であれば0.700%になります。この0.05%の違いは、今回の資産条件では約29万円の節約になります。

初期費用(ローン契約時の諸経費)

ソニー銀行の初期費用は、約6万円と破格の安さ。他の住宅ローンの事務手数料が約65万円かかるの対し、ソニー銀行では4万円程度です。別途、概算登記費用が必要になりますが、それでも初期費の低さは圧倒的です。

独自サービス

ソニー銀行を利用する場合、金利をさらに抑える手段として「変動セレクト住宅ローン」プランを利用する方法があります。変動セレクト住宅ローンでは、変動金利から固定金利への切り替えが可能。基準金利の動向をみながら変動から固定へと切り替えることで、上手に費用を抑えることができるでしょう。

  • ソニー銀行を利用するならば自己資金は10%以上で。事務手数料の約4万円は、かなりお得。

徹底比較!住宅ローンシミュレーション~まとめ~徹底比較!住宅ローンシミュレーション

一言で住宅ローンシミュレーションといっても、「疾病保証が充実したイオン銀行」「低金利&無料のがん団信付のじぶん銀行」「お得な事務手数料と金利が魅力のソニー銀行」というように、各金融機関によって特徴は大きく異なります。
今回のシミュレーションではソニー銀行が最安でしたが、選択する金利や自己資金の額、求める付帯サービス等によって、最適な住宅ローンも変わるはずです。住宅ローンの借り入れ(借換え)を検討している方は、ぜひ実際に試してみて、自分に合った住宅ローンを見つけましょう。