人気の金融機関auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較!プロのおすすめはどっち?

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auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較!プロのおすすめはどっち?

はじめにauじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較!プロのおすすめはどっち?

auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較!プロのおすすめはどっち?・画像

借り入れ金利の低さや繰り上げ返済手数料の安さ、充実した団信、申し込みのネット完結等、ネット銀行の住宅ローンは、メガバンクや信用金庫等、店舗型の住宅ローンと比較しても、様々なメリットがあることから、近年人気を集めています。

なかでも、特に高い人気を誇っているのがauじぶん銀行と住信SBIネット銀行。どちらのネット銀行も低金利での住宅ローンの新規借り入れ・借り換えに対応しています。さらに、団信が充実している点も魅力です
これから住宅ローンの利用を検討している方の中には、auじぶん銀行または住信SBIネット銀行を有力な候補として考えている方も多いはず。

そこで今回の特集では、auじぶん銀行・住信SBIネット銀行(※)が提供する住宅ローンに注目。住宅ローン金利・団体信用生命保険(団信)・諸費用・審査期間等、様々な角度からauじぶん銀行と住信SBIネット銀行が提供する住宅ローンを比較していきます。

auじぶん銀行と住信SBIネット銀行で住宅ローンのどちらを選ぶべきか迷っている方はもちろん、住宅ローンを組む際、ネット銀行の利用を検討している方も、ぜひチェックしてみてください。

  • 本記事では、住信SBIネット銀行が提供する「WEB申込コース」の住宅ローンを紹介しています。

目次 - auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較 -

auじぶん銀行 住宅ローン

auじぶん銀行

auじぶん銀行 住宅ローンの特徴
  1. 低水準の住宅ローン金利が魅力!三菱UFJ銀行とKDDIが出資する「auじぶん銀行」の住宅ローン
  2. 満50歳までであれば、がんと診断された場合に住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信(※4疾病保障+全疾病長期入院保障含む)」が無料付帯する等、団信が充実
  3. 事前審査から契約まで、住宅ローンの手続きがすべてネットで完結

auじぶん銀行 住宅ローンのサービス情報

金利(年利) ※2024年4月
  • 変動(新規借り入れ):0.319%(全期間引下げプラン)
  • 10年固定:1.195%(当初期間引下げプラン)
  • 20年固定:1.745%(当初期間引下げプラン)
  • 30年固定:2.110%(当初期間引下げプラン)
  • 審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます
団信
  • 一般団信:無料付帯
〈住宅ローン契約者が満50歳まで〉
  • がん50%保障団信+4疾病保障:無料付帯
  • がん100%保障団信:年0.05%金利上乗せ
  • がん100%保障団信+4疾病保障:年0.15%金利上乗せ
〈住宅ローン契約者が満65歳まで〉
  • ワイド団信:年0.3%金利上乗せ
取り扱い事務手数料 借り入れ金額の2.2%(税込)
保証料 無料
  • 審査の結果、保証会社を利用する場合は保証料相当額を金利に上乗せ
一部繰り上げ返済手数料 無料
その他
  • 住宅ローン金利を最大年0.1%引き下げる「au金利優遇割」あり

auじぶん銀行 住宅ローン

住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース)

住信SBIネット銀行 住宅ローン

住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース)の特徴
  1. 数ある金融機関のなかでも、トップクラスの住宅ローン貸し出し実績を誇る「住信SBIネット銀行」の住宅ローン
  2. 業界最低水準の住宅ローン金利を実現しているほか、保証料、一部繰り上げ返済手数料が無料。さらに返済口座への資金移動も0円!
  3. 団信に全疾病保障が基本付帯。住宅ローン契約者が40歳未満の場合は、「3大疾病保障」も基本付帯する

住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース)のサービス情報

金利(年利) ※2024年4月
  • 変動(新規):0.325%(通期引下げプラン)
  • 変動(借り換え):0.32%(通期引下げプラン)
  • 10年固定:1.225%(当初引下げプラン)
  • 20年固定:1.585%(当初引下げプラン)
  • 30年固定:1.625%(当初引下げプラン)
  • 【新規借入れの場合】物件価格の80%以下で住宅ローンを借入れると、表示金利から年-0.027%優遇
  • 審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.3%上乗せとなる場合があります。
  • 借入期間を35年超でお借り入れいただく場合は、ご利用いただく住宅ローン金利に年0.15%が上乗せとなります。
団信 <融資実行時40歳未満>
  • 3大疾病50プラン:基本付帯 ※1
  • 3大疾病100プラン:年0.2%金利上乗せ ※2
<融資実行時40歳以上>
  • 基本プラン:基本付帯 ※3
  • 3大疾病プラン(3大疾病50):年0.25%金利上乗せ ※1
  • 3大疾病プラン(3大疾病100):年0.4%金利上乗せ ※2
  • 1…3大疾病保障(50%)+全疾病保障
  • 2…3大疾病保障(100%)+全疾病保障
  • 3…全疾病保障
取り扱い事務手数料 借り入れ金額の2.2%(税込)
保証料 無料
一部繰り上げ返済手数料 無料
  • 1円以上、1円単位での返済が可能
その他
  • 「定額自動入金サービス」の利用で、返済口座への資金移動が0円
  • 申し込みから借り入れまでWebで完結

住信SBIネット銀行 住宅ローン

住宅ローン金利を比較auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較!プロのおすすめはどっち?

住宅ローン金利を比較・画像

住宅ローンを選ぶ際、一番最初にチェックするのは、借り入れる(借り換える)際の住宅ローン金利でしょう。
はじめに、住宅ローン金利の面から、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較していきます。

以下は、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行が提供する住宅ローンの2024年4月の「変動金利」、「2年固定」「10年固定」「20年固定」「30年固定」の金利を比較したものです。

auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローン金利を比較(2024年4月

auじぶん銀行 住宅ローン ※1

住信SBIネット銀行 住宅ローン
(WEB申込コース)
変動金利(新規借り入れ)(全期間引下げプラン) 0.319
  • 新規:0.325
  • 借り換え:0.32
2年固定(当初期間引下げプラン) 0.780 0.675
10年固定(当初期間引下げプラン) 1.195 1.225
20年固定(当初期間引下げプラン) 1.745 1.585
30年固定(当初期間引下げプラン) 2.110 1.625

※金利は年利表記です

  • 審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。

auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の変動金利を比較

いずれも年0.5%を切る低水準の住宅ローン金利を実現

変動金利の水準は、0.5%前後が低金利の目安。この点から見ると、auじぶん銀行も住信SBIネット銀行も、平均的な水準を大きく下回る住宅ローン金利を実現しています
「新規借り入れ」か「借り換え」か、またキャンペーンの有無等によって、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行とで適用金利に若干の差はあるのもの、いずれの金融機関でも、他の金融機関と比較して、低金利で住宅ローンを組めることに間違いはありません
特に、変動金利での住宅ローンの新規借り入れ・借り換えを検討している場合、auじぶん銀国と住信SBIネット銀行は、ぜひチェックしておきましょう。

なお、変動金利は定期的に見直されます。住宅ローンを借り入れる時期によって、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行とで、適用金利のより低い金融機関が異なるので、できるだけ低い金利での借り入れを希望する場合は、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行それぞれの直近の金利推移を確認しておくと安心です。

auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の当初固定金利を比較

固定期間によって、住宅ローン金利の有利な金融機関が異なる

当初固定金利に関しては、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較すると、 固定期間によって、住宅ローン金利の有利な金融機関は異なります。
例えば、「当初2年固定」「当初30年固定」であれば、住信SBIネット銀行に優位性がありますが、「当初10年固定」「当初20年固定」に関しては、auじぶん銀行に軍配が上がります

また固定期間によっては、2つの金融機関で金利差のほとんどないケースもあれば、適用金利が大きく異なる場合も。

当初固定金利は、借り入れ期間によって、金利水準が大きく異なります。当初固定金利を利用する際は、まず当初固定で住宅ローンを組む期間を決め、その上で、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローン金利を比較すると良いでしょう。

Memoauじぶん銀行では「au金利優遇割」を提供!

auじぶん銀行では、住宅ローンと「au回線」「じぶんでんき」をセットで契約すると、住宅ローン金利を最大年0.1%優遇する「au金利優遇割」を提供。もともと低水準の住宅ローン金利を実現していますが、この「au金利優遇割」を利用すると、より有利な条件で住宅ローンを組むことができます。
auじぶん銀行の住宅ローンを検討する際は、「au金利優遇割」についても併せてチェックしておきましょう。

PICK UP!

PayPay銀行 住宅ローン

PayPay銀行【旧:ジャパンネット銀行】 住宅ローン

Zフィナンシャル株式会社と三井住友銀行が共同出資し、設立した日本初のネット銀行「PayPay銀行」が2019年7月30日から提供を開始した住宅ローン。
住宅ローンの申し込みから契約までが全てネットで完結するほか、auじぶん銀行や住信SBIネット銀行が提供する住宅ローンと比較しても、そん色ない低金利(※一部では上回る条件を提示)を実現しており、大きな注目を集めている。また、保証料、繰り上げ返済手数料、印紙代のいずれも無料。
住宅ローンを選ぶ際、金利の低さを重視するのであれば、PayPay銀行の住宅ローンはぜひ利用を検討したい、有力な選択肢の一つといえるだろう。

変動金利0.315% 当初10年固定1.085

コラム特典を考慮して住宅ローンを選ぶのもおすすめ

金利の低さを重視して、住宅ローンを選ぶのも方法ですが、特典を考慮して、住宅ローンを選ぶのもおすすめです。数ある住宅ローンのなかには、auじぶん銀行や住信SBIネット銀行ほど住宅ローン金利は低くないものの、特典が充実しており、サービス全体をトータルで見るとお得度の高い住宅ローン商品があります
金利だけではなく、その他の特典も考慮して、住宅ローンを選びたいと考えている方は、下記でご紹介する住宅ローンの情報も併せてチェックしておきましょう。

PICK UP!

PayPay銀行 住宅ローン

イオン銀行 住宅ローン

イオン銀行 住宅ローンの特徴
  1. 「イオンでの買い物が毎日5%OFF」になるサービスが受けられる「イオンセレクトクラブ」の利用等、住宅ローン契約者限定特典が充実
  2. 変動金利は最大1.85%、固定金利は最大1.6%、完済するまで(※固定金利の場合は、固定期間終了後から完済するまで)店頭表示から住宅ローン金利を割り引く優遇金利を提供
  3. Webと店舗の両方で、住宅ローンに関する相談・申し込みに対応

イオン銀行 住宅ローンのサービス情報

金利(年利) ※2024年4月
  • 変動(新規):0.38(物件価格の80%以内での借り入れの場合)
  • 変動(借り換え):0.38
  • 当初3年固定:0.90
  • 当初5年固定:1.09
  • 当初10年固定:1.49
団信
  • 一般団信:無料付帯
  • 全疾病団信:年0.1%金利上乗せ
  • がん保障付団信:年0.2%金利上乗せ
  • 8疾病保障団信:年0.3%金利上乗せ
取り扱い事務手数料
  • 定額型:11万円(税込)
  • 定率型:借り入れ金額の2.2%(税込)※最低取り扱い事務手数料:22万円(税込)
  • 「定額型」を選択した場合、「定率型」を選択した場合と比べて、住宅ローン金利が年0.2%高くなる。
保証料 無料
一部繰り上げ返済手数料 無料
その他
  • 住宅ローン契約者限定特典あり(イオンセレクトクラブ)

団体信用生命保険(団信)を比較auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較!プロのおすすめはどっち?

次に、団体信用生命保険(団信)について比較していきます。
ちなみに、住宅ローンの団信には、「一般団信」と「特約付き団信」の2種類があり、その違いは以下の通り。

  • Memo「一般団信」と「特約付き団信」の違い
  • 一般団信とは?
  • 住宅ローン返済期間中に、住宅ローン契約者が死亡または高度障害になった場合に適用される保険。
    この保険が適用されると、住宅ローン残高が0円になり、住宅は契約者の資産となる。 一般団信への加入は、多くの金融機関において住宅ローンを契約する際の必須条件。また、団信の保険料は、住宅ローン金利に含まれるのが一般的。
  • 特約付き団信とは?
  • 住宅ローン返済期間中に、住宅ローン契約者が特定の病気やけがをした場合に適用される保険。
    特約のため、保険への加入は任意。一部無料付帯するものもあるが、基本的には別途で保険料を払う必要があり、「年0.2%」「年0.3%」等、金利を上乗せする形で保険料を支払うケースが多い。特約付き団信の保障内容や保険の適用条件は、金融機関によって異なる。

本チャプターでは、団信のなかでも金融機関によって差が出る「特約付き団信」について詳しく解説します。
auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンが提供する特約付き団信を比較すると以下の通り。

auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の団信を比較

auじぶん銀行 住宅ローン

住信SBIネット銀行 住宅ローン
(WEB申込コース)
無料付帯(基本付帯) ・一般団信
〈満50歳まで〉
・がん50%保障団信+4疾病保障
〈融資実行時40歳未満〉
・3大疾病50プラン ※1
〈融資実行時40歳以上〉
・基本プラン ※3
上乗せ金利(年0.05%) 〈満50歳まで〉
・がん100%保障団信
-
上乗せ金利(年0.15%) 〈満50歳まで〉
・がん100%保障団信+4疾病保障
-
上乗せ金利(年0.2%) - 〈融資実行時40歳未満〉
・3大疾病100プラン ※2
上乗せ金利(年0.25%) - 〈融資実行時40歳以上〉
・3大疾病プラン(3大疾病50) ※1
上乗せ金利(年0.3%) 〈満65歳まで〉
・ワイド団信
-
上乗せ金利(年0.4%) - 〈融資実行時40歳以上〉
・3大疾病プラン(3大疾病100) ※2
  • 1…3大疾病保障(50%)+全疾病保障
  • 2…3大疾病保障(100%)+全疾病保障
  • 3…全疾病保障

auじぶん銀行 住宅ローンの特約付き団信

無料付帯の「がん50%保障団信」には、4疾病保障&全疾病長期入院保障も含まれる

auじぶん銀行では、満50歳までの住宅ローン契約者を対象に、「がん50%保障団信」「がん100%保障団信」「がん100%保障団信プレミアム」の3種類の特約付き団信を提供。
「がん50%保障団信」は無料付帯となっており、「がん100%保障団信」は年0.05%の金利上乗せ、「がん100%保障団信プレミアム」は年0.15%の金利上乗せで付帯できます。
各特約付き団信の特徴は以下の通り。

auじぶん銀行 住宅ローンの特約付き団信
がん50%保障団信+4疾病保障 がん100%保障団信 がん100%保障団信プレミアム
※がん100%保障団信+4疾病保障
保険料
(上乗せ金利)
なし 年0.05%金利上乗せ 年0.15%金利上乗せ
加入可能年齢 満50歳まで
がん保障
※50%を保障

※100%を保障

※100%を保障
4疾病保障
※50%保障

※100%保障
全疾病長期入院保障 あり
①すべての病気(精神障害を除く)やケガで入院が31日以上連続し、その後も入院が継続して合計180日以上となったとき→ローン残高の100%を保障 ②すべての病気(精神障害を除く)やケガで入院が31日以上連続し、その後も入院が継続して30日に達するごとに、月々のローン返済額を保障(※継続した入院に対し5回を限度/通算36回を限度)※月次返済保障対応
各種給付金 〇 あり
基本保障
  • 死亡保険金
  • 高度障害保険金
  • リビング・ニーズ特約保険金

なかでも注目したいのが、無料で付帯でき、がんと診断された場合に住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」。

ちなみに、この「がん50%保障団信」には、「がん診断保障」に加え、急性心筋梗塞・脳卒中・肝疾患・腎疾患に備える「4疾病保障(※50%保障)」、精神障害を除くすべての病気やケガを保障する「全疾病長期入院保障(※月次返済保障対応)」も含まれます
上乗せ金利なしで付帯でき、住宅ローン返済期間中の万一にしっかりと備えられる点は、auじぶん銀行の住宅ローンを利用する大きなメリットといえるでしょう。

また、年0.05%の金利上乗せで「がん100%保障団信」、年0.15%の金利上乗せで「がん100%保障団信」に4疾病保障をプラスした「がん100%保障団信プレミアム」を付帯することができます。

「がん50%保障団信」「がん100%保障団信」「がん100%保障団信プレミアム」と3種類の特約付き団信を提供しており、自分に合ったものを付帯できる点は、auじぶん銀行の住宅ローンを利用する際に押さえておきたいポイントです。

住信SBIネット銀行 住宅ローンの特約付き団信

全疾病保障が基本付帯。住宅ローン契約者が40歳未満の場合は、3大疾病保障も基本付帯に

一方、住信SBIネット銀行では、住宅ローン契約者の年齢(※融資実行時)に応じて、異なる特約付き団信を提供
住宅ローン契約者が40歳未満の場合は、上乗せ金利なしの「3大疾病50プラン」、年0.2%の金利上乗せで付帯できる「3大疾病100プラン」の2種類。住宅ローン契約者が40歳以上の場合は、上乗せ金利なしの「基本プラン」、年0.25%の金利上乗せで付帯できる「3大疾病プラン(3大疾病50)」、年0.4%の金利上乗せで付帯できる「3大疾病プラン(3大疾病100)」の3種類から特約付き団信を選ぶことができます。

住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース)の特約付き団信

融資実行時40歳未満 融資実行時40歳以上
3大疾病
50プラン
3大疾病
100プラン
基本プラン 3大疾病プラン
(3大疾病50)
3大疾病プラン
(3大疾病100)
保険料 基本付帯
※上乗せ金利なし
年0.2%
金利上乗せ
基本付帯
※上乗せ金利なし
年0.25%
金利上乗せ
年0.4%
金利上乗せ
全疾病保障
※医師の指示による自宅療養も対象
3大疾病保障
※50%を保障

※100%を保障

※50%を保障

※100%を保障
その他
  • リビングニーズ特約
  • 重度ガン保険金前払特約
  • 先進医療特約

なかでも注目したいのは、すべての病気・ケガによる就業不能常体に備える「全疾病保障」が全プランに基本付帯する点。さらに、この「全疾病保障」は、医師の指示による自宅療養も保障の対象となっています。(※ちなみに、全疾病保障は、住信SBIネット銀行が日本で初めて提供を開始した付帯保障です)

また、住信SBIネット銀行では、住宅ローン契約者が40歳未満であれば、全疾病保障に加え、がん・脳卒中・急性心筋梗塞で所定の状態になった場合、住宅ローン残高の50%を保障する「3大疾病保障(※3大疾病50プラン)」も基本付帯します
上乗せ金利なしで、住宅ローン返済期間中の病気・ケガのリスクにしっかりと備えられる点は、特に40歳未満で住宅ローンを組む人にとって、チェックしておきたいポイントといえるでしょう。

さらに、すべてのプランに「リビングニーズ特約」「重度ガン保険金前払特約」「先進医療特約」が付帯する点も魅力です。

Memo 住信SBIネット銀行 住宅ローンの団信に付帯する「リビングニーズ特約」「重度ガン保険金前払特約」「先進医療特約」とは?

リビングニーズ特約 住宅ローンの返済期間中に、余命6カ月以内と判断された場合、住宅ローン残高が0円に
重度ガン保険金前払特約 住宅ローンの返済期間中に、悪性新生物に罹患し、標準的な治療をすべて受けても効果がなかったなどと判断された場合、住宅ローン残高が0円になる。
先進医療特約 傷害または疾病の治療を目的として先進医療による療養を受けた場合、先進医療にかかる技術料と同額(通算1,000万円まで)が支払われる。

auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の特約付き団信(基本付帯)を比較

auじぶん銀行の方が優位性が高い

団体信用生命保険(団信)を比較・画像

上乗せ金利なしで基本付帯(無料付帯)できる特約付き団信として、auじぶん銀行では、満50 歳未満を対象に、がんと診断された場合に住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」を提供
なお、この「がん50%保障団信」には、「がん診断保障」に加え、急性心筋梗塞・脳卒中・肝疾患・腎疾患に備える「4疾病保障(※50%保障)」、精神障害を除くすべての病気やケガを保障する「全疾病長期入院保障(※月次返済保障対応)」が含まれています。

一方、住信SBIネット銀行では、住宅ローン契約者の年齢に応じて基本付帯できる特約付き団信が異なり、住宅ローン契約者が40歳未満の場合は、全疾病保障に加え、がん・脳卒中・急性心筋梗塞で所定の状態になった場合、住宅ローン残高の50%を保障する「3大疾病保障(※3大疾病50プラン)」が、住宅ローン契約者が40歳以上の場合は全疾病保障がそれぞれ基本付帯
また、それぞれの特約付き団信に、「リビングニーズ特約」「重度ガン保険金前払特約」「先進医療特約」が基本保障として付帯しています。

auじぶん銀行の「がん50%保障団信」と住信SBIネット銀行の「3大疾病保障(※3大疾病50プラン)」を比較すると、以下の通りです。

auじぶん銀行「がん50%保障団信」と住信SBIネット銀行「3大疾病保障」を比較

auじぶん銀行
「がん50%保障団信」
住信SBIネット銀行
「3大疾病保障(※3大疾病50プラン)」
加入可能年齢 満50歳まで 融資実行時40歳未満
保険料 (上乗せ金利) なし なし
主な保障内容
  • がん診断保障:50%
  • 4疾病保障:50%
  • 全疾病長期入院保障(※月次返済保障対応)
  • 全疾病保障
  • 3大疾病保障:50%
基本保障
  • 死亡保険金
  • 高度障害保険金
  • リビング・ニーズ特約保険金
  • リビングニーズ特約
  • 重度ガン保険金前払特約
  • 先進医療特約

基本保障に関しては、「重度ガン保険金前払特約」「先進医療特約」が付帯する住信SBIネット銀行の方が充実していますが、その他の保障内容を比較すると、auじぶん銀行の方がやや充実しています。
また、住信SBIネット銀行「3大疾病保障(※3大疾病50プラン)」の加入可能年齢が融資実行時40歳未満となっているのに対し、auじぶん銀行「がん50%保障団信」の加入可能年齢は満50歳まで
つまり、40代で住宅ローンを組むのであれば、auじぶん銀行を利用した方が、上乗せ金利なしで手厚い団信を付帯できます。

以上の内容を踏まえると、基本付帯できる特約付き団信を比較した場合、auじぶん銀行の方が優位性が高いといえるでしょう。

auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の特約付き団信(上乗せ金利あり)を比較

上乗せ金利が低いのはauじぶん銀行

auじぶん銀行では満50歳未満の住宅ローン契約者を対象に、金利上乗せで付帯できる特約付き団信として、がんと診断された場合に住宅ローン残高が0円になる「がん100%保障団信」、がん100%保障団信に4疾病保障をプラスした「がん100%保障団信プレミアム」を提供しています。ちなみに、いずれの団信にも、全疾病長期入院保障(※月次返済保障対応)が付帯。
また、「がん100%保障団信」は年0.05%の金利上乗せ、「がん100%保障団信プレミアム」は年0.15%の金利上乗せで、それぞれ付帯できます

一方、住信SBIネット銀行では、住宅ローン契約者が40歳未満の場合、住宅ローン金利を年0.2%上乗せすると、がん・脳卒中・急性心筋梗塞の3大疾病で所定の状態になった場合、住宅ローン残高の100%を保障する「3大疾病保障(※3大疾病100プラン)」を付帯可能。
住宅ローン契約者が40歳以上の場合は、3大疾病で所定の状態になった場合、住宅ローン残高の50%を保障する「3大疾病プラン(3大疾病50)」を年0.25%の金利上乗せ、住宅ローン残高の100%を保障する「3大疾病プラン(3大疾病100)」を年0.4%の金利上乗せで、それぞれ付帯できます。

auじぶん銀行と住信SBIネット銀行とで、金利上乗せで付帯できる特約付き団信を比較すると、auじぶん銀行の方がより低い上乗せ金利で、特約付き団信を付帯することが可能です

ただし、auじぶん銀行が提供する「がん100%保障団信」「がん100%保障団信プレミアム」に加入できる年齢が満50歳までとなっているのに対し、住信SBIネット銀行が提供する「3大疾病プラン(3大疾病50)」「3大疾病プラン(3大疾病100)」の加入可能年齢は、融資実行時40歳以上。
つまり、51歳以上で住宅ローンを組む場合、住信SBIネット銀行の方が、より手厚い団信を付帯できることになります

auじぶん銀行と住信SBIネット銀行とで特約付き団信を比較する際は、上乗せ金利に加え、住宅ローン契約者の年齢も考慮し、自分に合った団信を選ぶことが大切です。

諸費用を比較auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較!プロのおすすめはどっち?

次に、住宅ローンを借り入れる際に発生する諸費用についてご紹介します。
取り扱い事務手数料や保証料、収入印紙代などの諸費用を、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンで比較すると以下の通りです。

auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンの諸費用を比較

auじぶん銀行 住宅ローン

住信SBIネット銀行 住宅ローン
(WEB申込コース)
取り扱い事務手数料 借入金額の2.2%(税込) 借入金額の2.2%(税込)
保証料 無料
※審査の結果、保証会社をご利用いただく場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途お支払いいただく保証料はございません。
無料
収入印紙代 不要 不要
団信保険料 無料
※がん50%保障団信(全疾病保障、月次返済保障含む)無料付帯
無料
※全疾病保障基本付帯
※住宅ローン契約者が40歳未満の場合は、3大疾病保障も基本付帯
繰り上げ返済手数料

〈一部繰り上げ返済手数料〉

無料
※1円以上、1円単位で返済可能

〈全額繰り上げ返済手数料〉

  • 変動金利:無料
  • 固定金利:33,000円(税込)

〈一部繰り上げ返済手数料〉

無料
※1円以上、1円単位で返済可能

〈全額繰り上げ返済手数料〉

  • 変動金利:無料
  • 固定金利:33,000円(税込)

上記の表からもわかるように、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行を比較すると、諸費用はほぼ変わりません。
いずれも事務手数料が借入れ金額の2.2%(税込)となっている点には注意が必要ですが、保証料、一部繰り上げ返済手数料は無料です。(※auじぶん銀行の保証料に関しては、審査の結果、保証会社をご利用いただく場合がありますが、保証料相当額は金利に含まれているため、別途、保証料は発生しません)
さらに、Webでの申し込み・契約に対応しているので、収入印紙代がかからない点も嬉しいポイントといえるでしょう

この分野に関しては引き分けと言えそうです。

審査期間を比較auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較!プロのおすすめはどっち?

最後に、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンの、審査期間を比較していきます。

auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンの審査期間を比較

auじぶん銀行 住宅ローン

住信SBIネット銀行 住宅ローン
(WEB申込コース)
仮審査

最短即日回答

  • マイページを登録の上、Webサイトから申し込み
  • 仮審査結果は最短即日にEメールにて連絡→マイページから確認
  • ※入力途中での保存にも対応。
  • ※auじぶん銀行の口座がなくても申し込み可能

最短即日回答

  • Webサイトから申し込み
  • 仮審査結果は最短即日にEメールにて連絡
  • ※住信SBIネット銀行の口座を持っていない場合は、住宅ローンの申し込みと同時に口座開設が必要
本審査

最短2~3営業日回答

  • 仮審査結果画面から本審査申し込み
  • 本審査時に必要な書類は、パソコンまたはスマホからアップロードして提出(※郵送・FAXでの提出も可)
  • 本審査の結果はEメールにて連絡 → マイページから確認
  • ※auじぶん銀行の口座を開設

通常1週間から10日程度で回答

  • 書類に必要事項を記入し、必要書類を郵送
  • 本審査の結果はEメールにて連絡
契約手続き マイページから必要情報を入力し、契約手続きを行う。 本審査通過後、借入内容に応じてWebサイトまたは書面にて契約手続きを行う。

auじぶん銀行も住信SBIネット銀行も、Webからの申し込みに対応しており、仮審査の結果に関しては、最短即日に受け取ることができます。

ただし、auじぶん銀行は、auじぶん銀行の口座を持っていなくても仮審査の申し込みができるのに対し、住信SBIネット銀行は、仮審査の申し込みの際、住信SBIネット銀行の口座開設が必要になります
仮審査は、通過しなかった場合に備え、複数の金融機関に申し込みをするケースも多いので、口座開設不要で仮審査の申し込みができる点を考慮すると、auじぶん銀行の方が、利便性という点で優れているといえるでしょう。

また、auじぶん銀行は、本審査の回答も最短2~3営業日と、回答までに通常1週間から10日程度かかる住信SBIネット銀行と比較するとスピーディーです。

できる限り急ぎで住宅ローンを借り入れたい場合は、auじぶん銀行の住宅ローンを検討するのがおすすめ。
住信SBIネット銀行の住宅ローンに申し込む際は、申し込みから契約完了まで、日数に余裕を持っておくと安心です。

auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較 ~まとめ~auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較!プロのおすすめはどっち?

上記で解説した内容を踏まえ、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較すると、結果は以下の通りです。

auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンを比較

auじぶん銀行 住宅ローン

住信SBIネット銀行 住宅ローン
(WEB申込コース)
金利(変動金利)
低い

低い
金利(固定金利)
低い

低い
団信
がん50%団信無料付帯(4疾病保障+全疾病長期入院保障含む)
※住宅ローン契約者が満50歳までの場合

全疾病保障基本付帯
(※住宅ローン契約者が40歳未満の場合は、3大疾病保障も基本付帯)
取り扱い事務手数料
借り入れ金額の2.2%(税込)

借り入れ金額の2.2%(税込)
保証料
無料
※審査の結果、保証会社をご利用いただく場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途お支払いいただく保証料はございません。

無料
一部繰り上げ返済 手数料
無料

無料
審査期間
本審査:最短2~3営業日

本審査:1週間~10日程度

ネット銀行であることに加え、低金利を実現し、全疾病保障が無料付帯する等、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行には、多くの共通点があります。

その一方で、サービスの特徴を比較していくと、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンとでは、似ているようで異なる様々な部分が見えてきます。
住宅ローンを選ぶ際は、その特徴をしっかりと把握し、それぞれの家庭に合ったものを選ぶことが大切です。

これから住宅ローンを組もうと考えており、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行とで迷われている方や、ネット銀行が提供する住宅ローンの利用を考えている方は、本特集を参考に、自分に合った住宅ローンを見つけましょう。

auじぶん銀行 住宅ローン

auじぶん銀行

auじぶん銀行 住宅ローンの特徴
  1. 低水準の住宅ローン金利が魅力!三菱UFJ銀行とKDDIが出資する「auじぶん銀行」の住宅ローン
  2. 満50歳までであれば、がんと診断された場合に住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信(※4疾病保障+全疾病長期入院保障含む)」が無料付帯する等、団信が充実
  3. 事前審査から契約まで、住宅ローンの手続きがすべてネットで完結

auじぶん銀行 住宅ローン

住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース)

住信SBIネット銀行 住宅ローン

住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース)の特徴
  1. 数ある金融機関のなかでも、トップクラスの住宅ローン貸し出し実績を誇る「住信SBIネット銀行」の住宅ローン
  2. 業界最低水準の住宅ローン金利を実現しているほか、保証料、一部繰り上げ返済手数料が無料。さらに返済口座への資金移動も0円!
  3. 団信に全疾病保障が基本付帯。住宅ローン契約者が40歳未満の場合は、「3大疾病保障」も基本付帯する

住信SBIネット銀行 住宅ローン

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著者 溝口 麻衣

著者 溝口 麻衣

Hayakawa所属のチーフライター兼編集者。auじぶん銀行と住信SBIネット銀行の住宅ローンについての調査と記事執筆を担当。
わかりやすく、ちょっとした気付きのある記事を目指し、日々原稿を執筆している。2級FP技能士取得。